吉原で天然Iカップを拝みに行った日
木曜の午後、電車を三ノ輪で降りて土手沿いを徒歩で向かった。8月の終わりだというのに今年いちばんの暑い日で、店に着く頃にはシャツが背中に貼りついていた。緊張で昼飯も喉を通らなかったので、腹は空のままである。
ここまでして肉を確かめに行く価値があるのか。自問しながら歩くのは、もう何年も変わらない習慣なのだ。
今回の狙いはLUPINUS PARFAITのみしろ。写真の段階でこちらの警報が鳴っていた。159cmに対して上が95のIカップ、それでいて腰は締まっている。肉が上半身に極端に集中している型で、ぽちゃ専の中でも巨乳寄りを追う人間には見逃せない配置なのだ。
正直に言う。この手の細身グラマーは写真だけ盛れていることがある。パッド、寄せ、角度。三種の神器で作られた偽物を何度も掴まされてきた。実物を触るまで判定は出さない、というのが自分のやり方である。
そういえば道すがら、店の前まで来ておいて場所が分からず一度通り過ぎた。看板が控えめすぎるのだ。受付は雑居ビルの上階のラウンジで、エレベーターがやたら遅く、扉が開くのを待っている間に汗がまったく引かなかったのは文句を言っておきたい。ただ、通されてからは早かった。冷たい飲み物が出てきて、腰を落ち着けて数分で案内。待合で他の客と気まずく目を合わせる時間がほぼ無いのは、この手の店では地味にありがたい。指名は写真を見て決める形で、こちらが名前を告げてからの動きに迷いがなかった。
キティが並ぶ部屋で肉質を確かめた
部屋に入って最初に目に入ったのは、女の子ではなく棚に並んだハローキティのオブジェだった。大小取り混ぜて何体もいる。明らかに本人の私物である。「それ、全部わたしが持ち込んだんです」と笑われて、こちらの肩の力が一段抜けた。乙女な世界観が部屋ごと出来上がっていた。
声が高くて明るい。こちらが何を話しても半テンポ早く笑ってくれるので、間が持たない心配をしなくていい。主導権を握りに来るのではなく、こちらのペースに静かに寄せてくる接し方である。この時点で好感度は高かった。
胸から腹にかけての手触り
服は向こうから脱がせに来た。キスをしながら、こちらのボタンを一つずつ外していく。焦らない。この順番、地味に効く。
で、本題である。
結論から言えば、当たりだ。
Iカップは本物だった。やばい…これは…と思わず口から漏れた。手のひらに乗せると重さが先に来て、そのあとから柔らかさが遅れて届く。ぷるぷると横に揺れるタイプではなく、押すとゆっくり沈んで、ゆっくり戻る。もちもち指数がとにかく高い肉質なのだ。この戻り方は天然にしか出せない。
肌も申し上げておかねばならない。白い。それも血色を失った白さではなく、内側から光を返してくる方の白さで、指を滑らせると引っかかりが一切ない。夏場に汗をかいた自分の腕と並べたときの落差がひどく、こちらが申し訳なくなった。
ただし、万能ではない。
一方で腹まわりは薄い。ここは正直に書いておくが、ぽちゃ専として腹の柔らかさにも期待していた分、そこは完全に肩透かしだった。上半身の肉は胸に全振りされている。
太ももとお尻の沈み込み
下半身のむちむち度でいえば中の上といったところ。脚は細めだが骨っぽさは無く、内ももに指を沈めるとちゃんと押し返してくる弾力がある。冷たくならない体温の高さも加点だ。
膝の裏あたりを軽く撫でると、そこだけ反応がわずかに跳ねる。本人は何も言わなかったが、息の間隔が変わったのは分かった。ここは覚えておく価値がある。
尻は身長比で見れば十分に張っている。座らせて後ろから抱えると、腰から尻にかけての線がきれいに残った。掌で下から支えると、指がわずかに埋まってから止まる。柔らかいだけでも硬いだけでもない、ちょうど中間の詰まり方で、この密度は写真からは絶対に読めない部分である。全身を肉で固めた子ではなく、上と後ろに肉を寄せて配置した子だと結論づけた。この判定は動かない。
採点はこうなった。
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★★
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★☆☆
性格 ★★★★★
ぽちゃ好きにこの子は刺さるのか
入口だけ書いておく。ベッドの前に洗い場がある。ここが真面目だった。真面目すぎて時間配分が少し押したくらいで、耳の裏から指の間まで丁寧に洗われる。泡ごしにぬるぬると背中を這わされている間、こちらは完全に無言になっていた。細部で手を抜かない子である。
そこから先、どういう流れで何がどこまで進んだのかは限定エリアに置いた。指名を通すときのコツと、当日いくら払ったかの話も向こうに書いてある。
判定を出す。全身むちむちを最優先する同志諸君には、下半身の物足りなさで減点が入るだろう。そこは隠さない。ただ、胸の肉質一点で殴ってくるタイプとしては相当に上位である。触り心地の記憶が三日経っても消えなかった子は久しぶりだった。
帰りに寄ったのは土手沿いのかき氷屋。結局この日はまともな食事を一度も取らなかった。
「氷、溶けちゃうので急いでくださいね」と店員に言われながら崩していたのだが、頭の中では手のひらの感触を反芻していて味はほとんど覚えていない。たぶん、また行く。