小岩行きの各駅停車に乗った金曜
金曜、仕事を早めに切り上げて総武線の各駅停車に乗った。錦糸町を過ぎたあたりで車内が一気に空いて、俺はスマホの画面を何度も見返していたんだよ。降りるのは小岩。この街で遊ぶのは初めてで、駅の南口と北口がどっちがどっちかも分かっていなかった。
きっかけは一枚の写真だった。白いレースのドレスで斜めを向いた立ち姿、腰から下のラインだけがやけに丁寧に写っている。俺は顔より先にそこを見る人間で、尻は嘘つかないというのを二十代の頃からずっと言い続けている。布越しでも分かる丸みがあって、その時点で指名は決まったな。
ただ、店を使うこと自体が半年ぶりで、手順をきれいに忘れていた。
One More 奥様 小岩店はデリヘルだから、店舗に出向くことはない。小岩駅から歩けるところにホテルがまとまったブロックがあって、土地勘のない人間でも迷わない距離だった。地理に疎いと正直に伝えたら、手頃な一軒を教えてもらえたのは助かった。部屋に入ってから案内の連絡が来て、部屋番号を返す。あとは待つだけなんだよ。指名は写真を見て選ぶ形で、先にスタイルを確かめたい俺には合っている。動き出してから到着まで、体感で三十分かかっていない。21時前には準備が終わっていた。料金の体系はコースの長さで決まる分かりやすい形で、割引の組み合わせがいくつかあるらしいのだが、初回の俺は説明を半分も理解しないまま返事をしていたと思う。それでも話が滞らなかったのは、電話口の人が慣れていたからだろう。この手のやり取りで詰まると一気に冷めるので、ここが雑な店は俺の中では最初から候補に入らない。
とりあえず、準備は済んだ。
入室直後の空気の変わり方
部屋は思ったより狭い。ベッドと窓の間が人ひとり分しかなくて、荷物を置く場所を探しているうちにノックの音がした。エアコンの効きが悪くて、八月の湿気が壁に貼りついたままだったのを覚えている。暑い日の夜は、この十分がいちばん落ち着かない。
頭の中で鳴っていた警報
可愛い子が来たときほど、俺は身構える。写真が良すぎる場合はだいたい何かが削られているし、期待しすぎた分だけ帰り道が長くなる。エレベーターの音が止まった瞬間、財布の中身と今日の話題を同時に考えていた。
あと、初対面の会話が壊滅的に下手だという自覚がある。
正味、この五分がいちばん長い。
ドアを開けたら、白いドレスの子が立っていた。161センチと書いてあったのに、数字よりずっと華奢に見える。まじで写真以上だった。肌が明るいところで見ても均一で、二十四歳という年齢が嘘に思えないくらい素直な質感をしていた。
実際に俺が言えたこと
結局、口から出たのは「今日、めちゃくちゃ暑かったですね」みたいな中身のない一言だった。情けない。彼女のほうが先に距離を詰めてきて、勝手に緊張が抜けていく感じだったな。
話題は向こうから転がしてくれた。今ハマっているアニメの話から、推しの子の話、それから欲しいドレスがあるという話へ。「これ、貯めてるんですよ」と言いながらスマホの画像を見せてくれたときの表情がやけに素で、俺みたいなおじさんの忘れていた部分をくすぐられた気がした。腰のあたりに小さなタトゥーが入っていて、それも自分から先に言ってくれる。隠さないタイプの子だ。
そういえば、乾杯程度なら飲めるけど弱い、という話もしていた。煙草は吸わないらしい。こういう細かいところを自分から喋ってくれる子は、こっちが何を聞いていいのか分からない時間を作らせない。人見知り側の人間としては、これがいちばんありがたいんだよ。地元の話まで転がっていって、気づいたら十分どころか二十分近く座ったまま喋っていた。
湯気が引くまでの助走
俺は先にシャワーと歯磨きを済ませておいた。彼女が浴室に入っている間、コンビニで買った水を飲みながらベッドの端に座って待つ。この待ち時間が地味に長く感じる。
戻ってきてバスタオル一枚になったところで、ようやく尻を確認できた。この丸みよ。細い体つきなのに後ろだけしっかり肉が乗っていて、手を置くと指がわずかに沈む。パネルで見えていたラインは盛られていなかった。尻は嘘つかない。
そこからはキスが多い。ちゅっと軽く触れるやつを何度も挟んでくるタイプで、間にぺろっと唇をなぞられる。首筋に落ちてくる頃には、こっちの段取りは完全に崩れていた。ねっとりした空気になるまでが早い。
脱がせる前に一度だけ、背中側から腰のくびれに手を滑らせてみた。反応が正直で、こっちが触った場所をちゃんと拾って返してくる。作った声を出さない子だと分かった時点で、この日は当たりだと確信したな。
ここから先の流れは、限定エリアのほうに全部書いた。
六項目、俺なりの採点
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★☆☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
胸は控えめだから、そこを最優先にする人には物足りないかもしれない。ただ俺の採点基準は後ろにあるので、この配点になる。
帰りの各停で思い返したこと
終電まで余裕があったので、駅前のラーメン屋に寄ってから電車に乗った。汁を飲み干しながら、さっきの部屋の狭さも湿気もどうでもよくなっていた。
小岩、悪くない街だった。
店の対応も引っかかるところがなかったし、初めての街で初めての店にしては上出来だったな。次に小岩へ行く理由ができてしまった。指名するときのコツと、あの部屋で実際に何があったかは、限定エリアで書く。