土曜の朝いちを取った日
土曜の朝9時。吉原のソープで自分が一番好きな時間帯がここだった。人が少なくて、湯も新しくて、こっちの頭もまだ余計なことを考えていない。ソープはやっぱり朝いちに限ると思っている。夜の枠は取り合いになるし、こっちも一日働いたあとで集中力が残っていない。
今回は前から気になっていた子を、初めて指名で取った。写真の目つきが妙に頭に残っていて、半年くらい引っかかったままだったって感じ。土曜の枠はすぐ埋まるので、木曜の夜にネットから押さえておいた。
千束の路地で足が止まった話
頭の中でぐるぐるしていたこと
正直に書くと、店の前まで来て一度足が止まった。
指名で入るのは半年ぶりで、「写真と違ったらどうしよう」みたいな、われながらしょうもないことを考えていた。あと、朝いちの一人目に自分みたいなのが来たら向こうは気が重くないだろうか、とか。こういうのを毎回考えるくせに、部屋に入ると三分で消えてしまう。たぶん自分にとっては儀式みたいなものだった。
実際にやったこと
やったことは大したことじゃない。20分早く着いてしまったので、自販機で水を買って土手通りを一周した。8月の終わりなのに朝からもう蒸していて、Tシャツの背中が湿っていた。これから風呂に入るのに何をやっているんだという感じ。
三ノ輪から歩くと10分ちょっと。日比谷線の階段を上がったところのコンビニでガムを買うのが、いつのまにか自分の手順になっている。時間ぴったりに入って、そこから先は流れに乗るだけだった。
泡と手のひらだけで組み立てられた90分
部屋で最初に言われたのが「朝から来てくれてありがとうございます」で、声が思っていたより高かった。身長は157cmだそうだけど、横に立つともう少し小さく見える。顔が小さいせいだと思う。
写真が盛れているというより、実物のほうが目が強い。近くで見ると黒目の面積が大きくて、こっちが先に目をそらした。
出身が九州だという流れになって、自分も福岡に二年いたことがあるので、そこで一気に距離が縮まった。もつ鍋屋の名前を三分くらい言い合った。何をしに来たんだという気もするけれど、この三分があるかないかで後半が全然違ってくる。
浴槽の前に立たされて、そこからは向こうのペースだった。頭を洗われながら「目、閉じててくださいね」と言われて、素直に閉じた。泡の感触が首から背中に降りてきて、そこで一回、肩の力が抜けた。
体を洗うのが丁寧というより、正確だった。どこを触られているか分かるくらいゆっくり手が動く。手のひら全体を使っていて、指先でちょこちょこ撫でるようなことはしない。ソープに通っていると、ここが上手い子と雑な子ではっきり分かれるのが分かる。
意外だったのはここからだった。
洗い終わって湯に浸かったあたりで、急に主導権を渡してくれなくなった。「まだ動かないでくださいね」と、笑いながら言うのに目は笑っていない。第一印象がやわらかかったぶん、完全に油断していた。まじで焦った。
こっちの反応を見て、面白がっている顔をする。声が出そうになるのを我慢していたら、それに気づいてわざとそこを続けてくる。ぞわっとした。ふだんのやわらかい喋り方とのギャップが効きすぎる。
ベッドに移ってからも調子は変わらなくて、こっちが先に音を上げた。息が上がるのを見られているのが分かって、それが余計に効いてくる。途中で一度だけ目が合って、二人とも吹き出した。真面目にやっている最中に笑ったのは久しぶりだ。
泡の感触が残っている肌に、そのまま体温が乗ってくる。細いのに骨が当たらないタイプで、ぺたっと張り付いてから離れる瞬間の名残りみたいなものが、いちいち上手い。密着の質はかなり高いほうだと思う。
終わったあとにマッサージまでしてくれて、これは完全に予想外だった。肩と首を五分くらい。「デスクワークですよね」と当てられて、苦笑いするしかなかった。
ひとつ引っかかったのは、部屋の空調が効きすぎていて上がったあとに少し寒かったこと。あとは会話が弾みすぎて、時間の使い方が後半に寄った。これは半分こっちの責任でもある。
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
湯冷めしないうちに書いておく
外に出たら10時半で、まだ午前中だった。そのまま浅草まで歩いて、開いたばかりの喫茶店でモーニングを食べた。この時間の使い方ができるのが朝いちの一番いいところだと思っている。
技術がうまいか下手かという話より、こっちの反応を見て次の手を変えてくる子だった、というのが一番残った。手つきは練習で伸びるけれど、この観察力はもともと持っているものに近い気がする。入浴料込みで考えても、この90分は安いほうに入るって感じ。
初めてここを取る人に一つだけ
出勤が週に二、三日しかない。出勤表が出たらその日のうちに押さえたほうがいい。自分は一度それで逃している。
指名した子の名前と、押さえるときのコツは限定エリアに書いた。