あれからひと月、まだ思い出してる
七月の終わりに川崎で遊んだ話を、八月に入ってからも週に一度は思い出してる。ソープはやっぱり手順が決まってて楽だから、月に二、三回は入浴料込みで払ってる。そういう遊び方しかしてこなかった人間が、今は待ち合わせの店の出勤表をカレンダーアプリに写してる。自分でも笑うしかない。
順番に書いていく。
湯船のない店を選んだ、あの日の判断
きっかけは写メ日記だった。深夜二時、寝る前になんとなく川崎の店を眺めてて、東横人妻城のページで指が止まった。あおいという人の日記に、歯の治療で麻酔が効きすぎて喋れなくなった話が上がってて、その書き方がやたら面白かった。顔にはぼかしが入ってるんだけど、輪郭と髪の落ち方だけで「これは自分が好きなやつだ」とわかることがある。あれだった。
ただ、予約ボタンを押すまでに三日かかった。マットの上でしか女を知らないタイプなので、自分でホテルに入るとか駅前で待ち合わせるとか、手順が全然わからない。ソープなら店に入ればあとは流れが運んでくれる。デリヘルは自分で組み立てないといけない。面倒というより、単純に怖かったって感じ。
結局100分で入れた。38歳という年齢も後押しになった。二十代前半が相手だと、こっちが緊張で潰れる自覚があるので。
駅前で待っていた15分
七月二十五日、金曜の昼。川崎駅の東口を出た瞬間に空気が壁だった。予報で37度と言われてた日で、アスファルトの照り返しが足の裏から上がってくる。指定された場所に立ってた十五分で、シャツの背中が完全に貼りついた。
この十五分がいちばんきつかった。通行人が全員こっちを見てる気がする。スマホをいじるふりをして、実際は同じ画面を三回見てただけだった。「来なかったらどうしよう」と「来たらどうしよう」が交互に来る。
で、来た。
遠くから歩いてくる人がいて、170cmあるから人混みで頭ひとつ抜けてる。ロングヘアが揺れて、こっちに向かって小さく手を挙げた。「お待たせしましたー、やばい暑いですね今日」。第一声がそれで、三日悩んでた自分がバカみたいだった。
部屋が冷えるまでと、冷えてから
ホテルまでは歩いて数分。並んで歩いてる間もずっと喋ってた。前は介護の仕事を長くやってたこと、酒が好きすぎて休みは昼から飲んでること、漫画の話。こっちが固まってるのを見抜いてたんだと思う。会話の球をひたすら投げてくれてた。
部屋に入って、まずエアコンを最低温度にした。二人とも汗だくで、この状態で密着は無理だろうという顔をお互いしてたはず。「先にシャワー行ってきてください、私あとで入るんで」と言われて、そこは甘えた。
出てきたら、部屋がまだ冷えてなかった。
これは完全にホテル側の問題で、古い建物のエアコンは効きが遅い。仕方ないのでベッドに座って麦茶を飲みながら二十分くらい喋ってた。今思うと、この待ち時間が効いた。緊張がゆっくりほどけていく。ソープの流れ作業では絶対に生まれない時間だった。
部屋が冷えてきたあたりで、向こうから距離を詰めてきた。キスが長い。首から鎖骨に落ちていく間も手はずっと動いてて、触り方が探るような感じだった。「ここ好き?」って何回か聞かれる。答えると、そこだけを丁寧にやってくれる。この確認の入れ方がうまい。
一箇所だけ言っておくと、最初の力加減は強すぎた。普通に声が出た。ただ伝えたら即座に落としてきて、そこから先は文句なし。
こっちが攻める番になったとき、乳首に触れた瞬間に体がビクビクっと跳ねた。プロフィールに自分で書いてるとおりで、ここが弱点らしい。反応が大きいと、こっちも単純に楽しくなる。下も、触ったらもうぬるぬるだった。嘘のつけない体をしてる。
口を使うところは丁寧というより執拗だった。時間をかけて、こっちの反応を見ながら速度を変えてくる。途中で目が合って、そのまま笑われた。「顔がすごいことになってますよ」と言われて、こっちも笑った。この空気の作り方は年齢というより、単純に人として余裕があるからだと思う。
そこから先は向こうのスイッチが入ってた。さっきまで会話で笑ってた人と同じとは思えない。呼吸が変わって、こっちの名前を呼びながら動くようになる。170cmぶんの脚が絡んでくると、正直逃げ場がない。
一度落ち着いたあと、冷蔵庫の缶ビールで乾杯した。汗が引くまで裸のまま喋って、それからもう一回。二回目のほうが良かった。緊張が完全に抜けてたのと、お互いどこが効くか分かってたので。
100分はあっという間だった。帰りに川崎駅の地下でつけ麺を食べたんだけど、味をほとんど覚えてない。
ひと月経って言えるのは、待ち合わせが怖いという理由だけで避けてたのは損だったということ。手順は現地で教えてくれるし、迷ったら向こうがリードしてくれる。それだけの話だった。
評価はこんな感じ。
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★★
おっぱい ★★★☆☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
おっぱいだけは数字どおりで、そこは盛れない。ただ170cmの体に対して破綻がまったくなくて、脚とくびれのほうで完全に持っていかれた。
この日の中身の具体的なところと、料金・予約のコツ・狙うべき時間帯は限定エリアに書いた。