四日市から名古屋まで、電車で1時間かけた理由
木曜の昼過ぎ、近鉄の急行に揺られて1時間ちょい。四日市から名古屋の錦まで、わざわざ出てきた。車内はガラガラで、四日市を出てからずっと窓の外の田んぼを見とった。
正直に言うと、四日市にもあるやに、と道中で何回も思った。それでも予約を入れたのは、令和失楽園のみおさんという人の枠が、いつスケジュールを開いても埋まっとったからだ。空いとる日を見つけるのに三週間かかった。三週間かけてやっと取れる人がどんな接客をするのか、そこが単純に気になった。
店のサイトを開いて、在籍の一覧を上から下まで三回見た。若い子のほうが分かりやすくてええんやろうけど、初めての店で若い子を指名して、こっちが緊張で固まる図しか浮かばんかった。三十四歳と書いてある人なら、たぶん受け止めてくれる。そういう他力本願な理由で決めた。
この手の店は数えるほどしか行ったことがない。受付でどう名乗るのか、金はいつ払うのか、部屋に入ってから何を喋ればええのか、そのレベルから分かっとらん。ぶっちゃけ、前の日はあんまり眠れんかった。
それでも行くと決めたのは、四日市で似た値段を出して外したときの後悔より、往復二時間かけて外したときの後悔のほうが、まだ納得できる気がしたからだ。理屈になっとらんのは自分でも分かっとる。
ドアの向こうにいた人
入る前に頭ん中で考えとったこと
地下へ降りる階段が、思ったより急だった。八月の名古屋は暑い。錦の交差点から五分歩いただけで、シャツの背中がべったり張り付いた。コンビニで買った水を、階段の途中で立ち止まって一気に飲んだ。汗が引くまで待ちたかったが、予約の十分前やったから諦めた。
待合室は狭い。地下に構えとる店やから仕方ないんやろうけど、隣に座った人と膝がぶつかりそうな距離だった。それでもお茶とおしぼりはちゃんと出てきたし、受付の人の言葉遣いは最後まで丁寧だった。会計とトイレを先に済ませておけば、あとは呼ばれるのを待つだけになる。
(パネルと実物が違ったら、どんな顔をすればええんや)
(そもそも三十四歳の人に、何を話しかけたらええんや)
頭の中はそればっかりで、心臓がドキドキしとった。案内までは十分もかからんかったのに、やたら長く感じた。
実際に口から出た言葉
部屋の扉が開いて、最初に聞こえたのが「こんにちは、待たせちゃってごめんね」だった。こっちは「あ、はい」しか言えんかった。まじで語彙が消えた。
写真の印象はもう少しクールで、正直とっつきにくい人を想像しとった。実物はおっとりしとって、声が思ったより低い。伊藤沙莉に似とる、と言うたら伝わるやろか。笑うと目が細くなって、緊張が一段階だけ落ちた。
黒髪が本当にまっすぐで、毛先まで揃っとった。T160という数字より、姿勢がええぶん大きく見える。ウエストが締まっとるぶん、後ろから見たときの尻の丸さが余計に目立つ。ここは写真より実物のほうが上だった。
部屋自体は広くない。ベッドとシャワーがあって、それで終わりという作りだ。ただ掃除は行き届いとって、タオルの匂いが気にならんかった。この辺は四日市で入った何軒かより上やと思う。
点数を付けるならこう
東海の人間らしく、辛口寄りに付けとく。
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★☆
アソコ ★★★★★
感度 ★★★★★
性格 ★★★★★
胸はDで、盛られとる感じはない。手のひらに収まるサイズで、そのぶん乳首の反応が分かりやすかった。スタイルに星を一つ落としたのは、細さで勝負するタイプではないからで、減点というより好みの問題だ。おっぱいの星も同じ理由で、大きさを求める人にはたぶん物足りない。
四日市から出てくる価値があったか
シャワーに向かうまでの十五分
部屋に入って、荷物を置く間もなく距離を詰められた。服を脱がされるまでが長い。というより、脱がせながらずっとキスされとる。
首筋に息がかかってゾクゾクした。ベルトに手が伸びてきた時点で、まだシャワーにも行っとらん。気付いたら十五分経っとって、こっちの息のほうが先に上がっとった。これはやばい、と思った。
「シャワー、行こっか」と言われて、正直まだ動きたくなかった。
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終わってから、栄のほうまで歩いて味噌ラーメンを食った。汗をかいた後だったから、塩気がやたら沁みた。そういえば、店を出るときに受付の人が提携駐車場の割引の話をしてくれて、電車で来たと言うたら「次はお車のほうが楽かもですよ」と笑われた。四日市から車で来る発想が、そもそもなかった。
一つだけ言うと、最初の力加減はちょっと強かった。指の当て方がいきなりで、思わず声が出た。すぐ緩めてくれたし、そのあとは一切気にならんかったから不満というほどではない。ただ、そこだけは完璧やなかった。
帰りの近鉄で、写メ日記を遡って読んどった。文章の勢いが本人そのままで、部屋で聞いた声で再生される感じがある。行く前に読んでおけばよかった、というのが唯一の反省だ。
名古屋まで出んでも、と思っとった自分に言いたい。これは出てこんと会えん人だった。往復で二時間、それを差し引いても釣りが来る九十分やった。予約が三週間取れんかった理由は、部屋に入って五分で分かった。
九十分の中身と、いくら飛んだか、それから予約でつまずかんためのコツは限定エリアに書いた。