千束四丁目まで歩く二十分
日曜の夕方、三ノ輪で降りて土手通りをだらだら歩くのが俺の吉原の入り方だ。駅を出た時点ではまだ空が明るくて、コンビニでコーヒーを買って、大門の交差点で信号待ちをしているうちに日が落ちる。この二十分が助走みたいなもので、これをやらないと調子が出ない。
このエリアを知り尽くした俺が言うけど、吉原は看板の派手さと中身が一致しない街だ。通りに面した店ほど回転が速くて、一本入った奥のほうに落ち着いた店が残っている。千束四丁目のこの一角がまさにそれで、地図で見ると外れっぽいのに、実際は当たりが多い。
今回入ったのはコートダジュール。前から一度行っておきたかった店だ。
120分で財布から出ていく額
価格帯は高級寄りの枠だ。120分で総額五万円台の後半、そこに上位扱いの子だと一万円が上乗せになる。俺が指名した子はその上乗せありのほうだった。正直、財布は痛い。ただ吉原には同じ額を取る店が他にもあって、そっちと並べたときにここが安く感じる瞬間がちゃんとある。
予約は電話が確実だ。ウェブからも取れるが、埋まるのが早い子は声で押さえたほうがいい。これは常連なら知ってる。
同じ吉原の高級枠と並べると
この価格帯だと、大門通り沿いの老舗が真っ先に候補に上がる。あっちは建物と設備で殴ってくるタイプで、風呂もベッドも広い。ここはそこまで豪華じゃない。部屋の広さで言えば普通に負けている。
ただ在籍している子の平均点が高い。俺は吉原だけで五百回以上入っているが、外れを引いた記憶がほとんど無い店というのは、実はそんなに多くないんだ。
ワインレッドと、ハーブティーの話
指名したのは27歳。写真だと大人しそうに写っているが、実物はもっと明るい。身長は160くらいで、脱ぐと胸がGカップ、腰から下にきっちり肉が乗っているむちむち体型だ。細い子が好きな人には向かない。俺は完全に向いている。
この日はワインレッドのドレスだった。色が肌に合っていて、部屋で向かい合った瞬間に「これは当たりだな」と口に出しそうになった。顔は整っているほうだが、それより強いのは笑い方だ。目が細くなる笑い方をする子で、これをやられると年下相手でも妙に落ち着く。
会話が上手い。趣味の話になって、ハーブティーとホットヨガとサウナの話を延々された。俺はサウナに一ミリも興味が無いのに、聞いているうちに今度行ってみるかという気になっていた。そういう引っ張り方をしてくる子だ。
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★★
おっぱい ★★★★★
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
時計を見なかった二時間
まず風呂場で全身を洗われた。手つきは丁寧だが作業感がない。洗いながらずっと喋っていて、泡だらけの手でこっちの肩を叩いて笑ってくる。「そこ、力入りすぎ」と言われて、自分が緊張していたことに気づいた。
この店はマットを使わない構成で、風呂からそのままベッドに移る。ここは好みが割れるところだな。マット目当ての人は素直に別の店に行ったほうがいい。俺はベッドの時間が長いほうが好きだから、この構成は合っている。
ベッドに上がってから、しばらく密着したまま何もしない時間があった。胸の間に顔を埋めさせられて、上から頭を撫でられる。Gカップの肉で完全に視界が塞がれて、耳のあたりでぷちゅ、と柔らかい音がする。この時点でもう半分やられていた。
そこからキス。舌の入れ方が急がない。こっちが動くのを待って、合わせてくる。首筋から鎖骨、脇の下まで丁寧に舐められて、そのあと乳首を長い時間いじられた。男の乳首をここまでしつこく攻めてくる子は久しぶりだ。
攻守が入れ替わって、こっちが胸を触る番。手のひらに収まらない。持ち上げると重さがそのまま返ってきて、先端に触れた瞬間に腰がびくっと跳ねた。感度は良いほうだと思う。ただ声はそこまで出さない子で、息を止めて我慢するタイプの反応だった。この我慢のほうが俺は好きだ。
下は綺麗に処理されている。触ると思ったより早く反応があって、指を入れると内側がぬるっと締まってきた。ここで一度「まって」と止められて、少し休んでから再開している。
その後のフェラが長かった。根元から先まで舐め上げてから深くくわえて、上目遣いで見てくる。喉の奥で止まっている時間が長くて、正直こっちが先に音を上げた。
後半、こっちが黙る番だった
後半は完全に持っていかれた。上に乗られて、動きながらずっと目を合わせてくる。会話していたときの明るさがそのまま持ち込まれていて、途中で二人して笑ってしまった。笑いながらできる相手というのは、実はかなり貴重だ。
軽い文句も書いておく。序盤の風呂が少し駆け足だった。喋りながらだったせいか背中を流す時間が短くて、そこはもう一段ゆっくりでもよかったと思う。ベッドに入ってからの配分に全振りしている構成なんだろうな。
終わってからも十分近く喋っていた。シャワーを浴びて服を着る間もずっと喋っていて、部屋を出る直前に「次いつ来るの」と聞かれた。この一言で財布の紐は緩む。実際、俺は緩んだ。
店を出たのは21時過ぎ。まじで一度も時計を見なかった。
吉原で外したくないなら
この店は吉原デビューには向かない。単純に価格帯が上だからだ。まず土手通り沿いの中堅で場慣れしてから来たほうが、金の使い方として正しい。初めてなら安い枠から行け。
逆に、吉原を何周かして飽きてきた人間にはちょうどいい。設備で殴る店に飽きたなら、人で殴る店に来ればいいだけの話だ。ここは完全にそっち側だな。
帰りは三ノ輪まで戻らず、日本堤の交差点からタクシーに乗った。腹が減って、上野で牛丼を食って帰った。二時間で六万近く落とした直後に三百八十円の牛丼を食っている自分が、ちょっと面白かった。
この子の名前と、どうやったら指名が取れるかは限定エリアに書いてある。このエリアで遊ぶなら見ておいたほうがいいぜ。