冬のあいだ、俺はずっと山にいた。雪の上で遊びすぎて脚を痛め、腰までやって、二月の頭にシーズンが強制終了。リハビリをゲレンデでやるわけにもいかず、宿でごろごろしていたら煩悩のほうが先に回復した。気づいたら吉原の在籍表を延々スクロールしていた。
吉原の上のラインは、正直どこも一定以上の水準にある。だからこそ選び方が難しい。値段でも人数でもなく、店ごとの引きの安定感で選ぶべきだ。俺が言うんだから間違いない。
この日は平日の夜、しかも中途半端な時間に入った。到着したときは待合に俺ひとり。ところが数分おきに同志が入ってきて、次々と連れられていく。この時間帯は回転が早い。狙って空き枠を拾うにはいい時間だ。
ちなみに温泉宿から車をそのまま走らせて向かった。腰にはよくない。行く前の身支度だけは念入りにやった。歯を磨いて、フロスを通して、洗口液で仕上げる。これは礼儀の話だ。
エグゼという店の立ち位置
システムと使い勝手
ここは在籍の公開度が高い。写真も情報もある程度そろっていて、行く前に組み立てられる。ソープで下調べができるかどうかは満足度に直結する。次に誰を指名するかの材料まで持ち帰れるのがこの店の強みだ。
受付から待合、案内までの導線が短いのもいい。長く座らせない。夜の中途半端な時間でも詰まらずに回っていた。
吉原の他店と比べてどうか
同じ価格帯の店と比べると、ここは在籍の平均点が高い。跳ね上がった一人だけが看板になっている店とは構造が違う。誰を引いても外れが少ないという意味では、初めて吉原で上のラインを試す奴にも勧められる。
逆に言えば、突き抜けた指名困難嬢を狙う遊び方には向かない。俺は前者の使い方をしている。
もうひとつ挙げるなら、この店は在籍の入れ替わりが緩やかだ。半年前に見た顔が今も並んでいる。回転の速い店は毎回新鮮だが、当たりを見つけても次に会えるとは限らない。同じ子に通いたいなら、こういう店を軸に据えたほうがいい。常連なら知ってることだが、初めての奴は意外と見落とす。
さやのスペックと、部屋に入るまで
今回のさやは、顔出しをかなり絞っている子だった。プロフの数字と体のラインだけで判断するしかない。要するに博打だ。
で、結論から言う。読みを外した。想定していた顔より上だった。
すらっとした立ち姿で、目鼻立ちがはっきりしている。可愛いとも綺麗とも言える、どっちにも振れる顔だ。肌が透き通るように白くて、しかもすべすべしている。この二つが揃っている子はエリア全体で見てもそう多くない。ギャル寄りの分類に入っているが、実物の空気はもっと素直で妹っぽい。
「今日はよろしくお願いします〜」と、やたら軽やかな挨拶で部屋に入った。緊張感がまるでない。こっちの構えを勝手にほどいてくるタイプだ。
階段を上がりながら少し喋ったが、声のトーンが見た目より柔らかい。ギャル系の分類でこの喋り方をする子は、だいたい当たりだ。これはエリアを回ってきた俺の経験則で、外したことがほとんどない。
部屋に入ってベッドの端に座らされ、世間話をしながら服を脱がされていく。手際がいい。こっちが動く前に終わっている。その流れの途中で、彼女の手が急に止まった。
「えっ、待って……ちょっ……」
何が起きたのかは限定公開のほうに書いた。この日いちばんの想定外はここから始まった。