気になっていた一軒に足を運んだ経緯
茨城から都内に出るとき、目的はだいたい二つに分かれる。秋葉原でパーツを買い足すか、そうでなければ吉原まで足を伸ばすか。今回は完全に後者だった。
八月の第二週、金曜の午後。日比谷線の三ノ輪で降りて土手通りを歩いたら、アスファルトの照り返しで前髪が額に貼りついた。夏に選ぶ移動手段を間違えている。
暑い。
台東区千束のコスパラという店を選んだ理由は単純で、在籍表の中に一人だけ、載っている情報量が明らかに他と違う子がいたからだ。制服のカットとナースのカットが並んでいて、同一人物だと納得するのに数秒かかった。
仮説としては「写真が良すぎる子は、実物との差で必ず評価が落ちる」。これを検証しに行った、ということにしておく。
千束の建物と、案内されるまでの手順
玄関から待合まで
最寄りは三ノ輪か南千住。上野からタクシーを使っても大した額にはならない。周辺は同業の建物が連続していて、看板の照度だけがやたら高い。ただ昼間に歩くと、想像していたよりずっと生活感のある町だった。
入口を抜けると受付が正面にある。スタッフが先にコースの内訳を口頭で説明してくれて、こちらが確認してから会計という順番だった。待合は椅子が数脚とドリンク、それと音量を絞ったテレビ。先客が一人いたが、互いに目を合わせない暗黙のルールがきちんと機能していた。
指名の仕組みと支払いまわり
写真指名が基本で、ネットに出ている在籍の並びと店内のパネルはほぼ一致していた。総額は21,900円から始まり、コースを積み上げると55,900円まで伸びる。時間を延ばすほど一分あたりの単価は下がる設計になっている。
この業種で怖い思いをしたことがある人には、たぶん向いている店だと考えられる。応対が事務的すぎず、かといって過剰に馴れ馴れしくもない。ソープ自体が初めてという層でも、受付で固まって立ち尽くすような場面にはならないはずだ。段取りを全部向こうが持ってくれるので、こちらは財布を出すタイミングだけ気にしていればよかった。
さりという20歳を観察した記録
事前の想定と実物の照合
部屋の前で待っていると、階段を上がってくる足音がやたら軽い。ドアが開いて顔が出た瞬間、さっきの仮説はあっさり棄却された。
うわ、と声が出た。
まじで、写真のほうが実物に負けている。
まず顔が小さい。147cmという数字から逆算した頭身より、体感的にはもう一段小さく見える。目が大きくて、瞬きのたびに睫毛が動くのが分かる距離だった。ハーフだと聞いていたが、言われなければ気づかない程度の混ざり方だ。そして肌がツルツルで、腕に触れたときの手ざわりがもちもちしていて指が止まった。制服のカットで見たときは加工をかなり盛っているだろうと踏んでいたのだが、実物のほうが情報量が多い。写真で判断すると取りこぼす側のタイプだった。
「はじめまして! さりです、よろしくねっ」と、廊下まで届く音量で挨拶された。元気の総量が多い。当たりを引いたな、と会ってから五秒で確信した。この五秒という数字に再現性があるかどうかは、正直まだ分からない。
部屋に入ってからも黙る時間がない。初対面なのに向こうが場を盛り上げる側に回ってくれるので、こちらは相槌を打っているだけで成立してしまう。趣味の話から始まって、なぜか少年漫画の話に脱線し、最近読んだおすすめを三本ほど教わった。引き出しが多い。しかも作品名を出すだけで終わらせず、どのあたりが好きかまで説明してくるので、こちらも読んでいる巻数を思い出しながら喋る羽目になる。二十歳の子と少年漫画の話で三十分近く使うとは思っていなかった。
うち一本は、帰りの常磐線で一巻を買って読んだ。完全に術中だ。
ちなみにこちらが振ったカステラの話にやけに食いついてきたので、甘いものが好きというプロフィールの記述は本当らしい。
6項目の採点
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★☆
アソコ ★★★☆☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
スタイルは、数字だけ並べると盛って見えるが実物は華奢寄り。胸は大きさより形のほうで点を取っている。
部屋に入ってからの導入
浴室は思っていたより広かった。
並んで立つと身長差がちょうど頭一つぶんあって、鏡越しに目が合うたびに笑われる。シャワーの温度を勝手に上げられて、こちらが「熱い」と言ったら「えー、ちょうどいいのに」と返された。この手のやり取りが一往復あるだけで、初対面の緊張はほぼ消える。
「背、高いねぇ。見上げちゃう」
笑うとえくぼが出る。
湯船の縁に座らされたあたりから空気が変わった。ここから先は書く場所を分ける。プレイの中身と、こちらが把握できた範囲の情報は、投稿者限定エリアのほうにまとめて置いた。
今回の検証結果
仮説は、この日のサンプルでは成立しなかった。むしろ逆方向に外れた形になる。
サンプル数が少ないけど、90分という枠でここまで時間の密度が高い子は久しぶりだった。会話で削られる時間がゼロなのが効いている。
惜しかったのは、話が面白すぎて浴室に移動するまでに十分近く使ってしまったこと。配分を間違えたのは自分の側なので、これは店にも本人にも責任がない。
不満を挙げるなら、部屋のエアコンの効きが弱くて途中から二人とも汗だくだったこと。夏場のこの造りはやや厳しい。
あと帰りに土手通りでタクシーがつかまらず、結局また三ノ輪まで歩く羽目になった。駅前の自販機で買った炭酸を立ったまま飲み干して、ホームのベンチで十分ほど動けなかった。往路と復路で同じ失敗を繰り返しているあたり、学習能力の面では自分のほうがサンプルとして問題がある。
次に行くなら狙う時間帯は決めてある。
その理由も限定エリアのほうに書いた。