仮説を立てて鶯谷に出た
ヨガを週3から4、旅行は年に1回で南の島。プロフィールの趣味欄にそう書いてある32歳の人妻がいて、その一行がずっと引っかかっていた。運動を続けている人は体幹の効き方が違うので、この業種だと動きの質そのものが変わるのではないか。仮説としては、そこを確かめに行く土曜だった。
サンプル数が少ないけど、台東区で会った相手のうち「運動してます」と自己申告した人は過去に3人いて、そのうち2人は姿勢が明らかに違った。今回で4人目になる。母数としては話にならないが、傾向を疑うきっかけくらいにはなる。
もうひとつ、この店をこの日に選んだ理由がある。鶯谷は駅からホテルまでの距離が短いぶん、移動でのロスがほぼゼロになる。80分という枠を実質80分として使えるかどうかは、街の構造にかなり依存するというのが持論だった。
仕事が押して、家を出たのは21時過ぎだった。
この時点での期待値は、正直まだ普通。
根岸1丁目までの導線
電車で鶯谷まで来ると、ホームから階段を下りた時点でもう用途のはっきりした街だと分かる。看板が視界の半分を占めていて、初見だと少し面食らうと思う。北口を出て根岸1丁目のあたりまでは徒歩で数分、坂も階段もほとんどない。雨の日に荷物を濡らさずに済むのは、この街のわりと大きな利点だと考えられる。
そういえば駅前のラーメン屋が22時前なのに並んでいて、帰りに寄ろうと決めていた。この判断が後で効いてくる。
部屋は値段なりで、ベッドの脇が狭い。荷物の置き場を探して一度うろうろしてから、ようやく落ち着いた。
華恋人~カレント~ 鶯谷 人妻の受付と案内で分かったこと
この店は女性がホテルに来る出張型なので、店舗に出向いて待合で順番を待つ、という手順が存在しない。客が先に部屋へ入って番号を伝え、そこから待機に入る形になる。今回は入室してから10分ほどでドアがノックされた。この短さは出勤時間をこちらの都合に寄せてもらった結果で、運用としてはかなり柔軟なほうだと考えられる。
指名は出勤表と写真から選ぶ形式で、フリーで入る選択肢もある。ただ目的が観察である以上、今回は指名一択だった。到着後にやることは事務手続きだけで、5分もかからずに終わる。料金の内訳と実務的な話は最後にまとめて置いておく。
三好さんの観察記録
ドアを開けて最初に更新された情報は、写真より実物のほうが線が細い、という点だった。159cmで、腕にも脚にも余計なものがついていない。ヨガの申告は事実だったと考えられる。笑顔が先に出るタイプで、こちらが身構える隙がなかった。
声が思ったより低い。写真から受ける印象だともう少し高い声を予想していたので、ここは事前の推定を外した。ただ低い声のほうが会話が落ち着くので、外して良かった側の誤差だ。所作も静かで、上着を受け取ってハンガーにかけるまでの動きに無駄がなかった。
6項目の採点表
ルックス:★★★★☆
スタイル:★★★★☆
おっぱい:★★★☆☆
アソコ:★★★☆☆
感度:★★★★☆
性格:★★★★★
感度を4に置いたのは、反応が返ってくるまでの時間が短かったからだ。5にしなかったのは、比較対象を増やしてからのほうが公平だと考えたため。ここは次回の課題として残した。
性格だけ満点にしたのは、こちらの話を拾って返す精度が高かったからだ。体感的には、会話の往復回数がふだんの倍あった。天然でマイペースという自己紹介からもう少しふわっとした人を想像していたが、実際は間の取り方が上手い。
ソファーで話していた15分
事務手続きを終えてソファーに並んで座り、そこから15分ほどはただの雑談だった。仕事の話、ヨガの話、南の島の話。「日焼け止めを塗っても結局焼けるんですよ」と笑うので、腕の内側と外側を見比べさせてもらった。内側だけ明らかに白い。
途中で一度、こちらが仕事の愚痴に寄りすぎたことがあった。相手はそれを遮らずに聞いたうえで、最後に自分の話へ折り返してくる。会話の主導権を取り返すやり方が上手くて、そこで初めて接客として設計されている可能性を考えた。もっとも、こういう推測は当たっていても外れていても検証しようがないので、記録としては「そう感じた」までにとどめておく。ここを断定してしまうと、ただの願望が観察記録に混ざる。
雑談の内容そのものは他愛のないものだったが、こちらが話を振ったときの返しが早い。相手の話を待つ時間が短いと、それだけで体感の密度が上がる。会話を接客の一部として設計している人なのか、単に地でそうなのかは判別できなかった。
話しているうちに距離が詰まって、どちらが先に動いたのか判定できないままキスになった。無料で書けるのはここまで。
現時点の結論
仮説はおおむね支持された。運動習慣は体の使い方に出るし、それ以上に相手を見てから動くタイプの人だった。1回の観察で言い切るのは危ないので、再現性があるかどうかは次に会ったときに確かめる。
帰りに寄ったラーメン屋は、23時を回っていたのに席が半分埋まっていた。深夜に稼働している街だと改めて思う。
部屋で実際に何が起きたか、それと料金・予約まわりの実務メモは限定エリアに置いた。