兎我野町のビルに上がるまで
梅田で飲んだあとに寄れる店を探していて、兎我野町の梅田アバンチュールに行き着いた。キタは品がある、というのが持論やけど、この界隈はそのなかでも落ち着いていて、看板の主張が強すぎない。東通商店街を抜けて徒歩で七、八分、新太陽ビルの三階まで上がるだけやった。エレベーターが一基しかないので、混む時間は少し待つ。
ふわりさんを選んだのは、白いワンピースで座っている一枚が妙に記憶に残ったからやった。三十代半ばという年齢の割に線が細くて、顔まわりの雰囲気だけ見ると年齢が読めへん。ただ、この人は枠が取りにくい。前日のうちに受付が終わってしまうことが多くて、夕方から夜にかけての時間帯を狙うと、まず入られへんかった。今回は日曜、まだ暑い日が続いていた時期に、たまたま残っていた一枠を押さえられた。
受付はビルの一室で、待合というほど広い場所やない。ソファが二つ置いてあるだけで、正直ちょっと狭い。
まあ、長居する場所やないので気にはならん。
ただスタッフの案内は淡々としていて無駄がなく、名前を告げてから紙に希望を書き込むまで数分で終わる。そのときに割引の有無とオプションの希望も一緒に伝える形やった。こちらが毎回付けているものを受付の人が紙を見て思い出してくれたのは、地味やけど印象が良かった。
システム自体はシンプルで、六十分か百二十分かを先に決めるだけ。写真を見て指名を入れる人が多いらしい。ホテル代は別にかかる。案内は店側がまとめてやってくれるわけやなくて、受付を済ませたあと、女の子と二人で店を出て歩いて向かう。この一緒に歩く時間が、この店のいちばん面白いところやと思う。
ふわりさんの見立て
対面したときの第一声が「はじめまして、ふわりです」で、笑顔の作り方が営業のそれと違った。目が細くなる笑い方をする人で、そこで一気に緊張が緩んだ。何度も指名している人でも対面の瞬間は構えるものやけど、この日はその時間が短かった。
肩から胸元まで
肩幅が狭くて、鎖骨がはっきり出るタイプ。上半身は全体的に薄い。胸は大きいほうやないけど形が崩れていなくて、支えなくても自然に上を向いている。腕も細くて、二の腕をつかんでも余りが出えへん。ワンピースの上からだと、そこまで細いとは思わへんかった。
腰から脚のライン
ウエストから腰にかけての曲線が、この人のいちばんの見どころやったな。腹に余分な肉がなくて、そのぶん腰骨の位置がよくわかる。太ももは細いけど筋張ってはおらず、触ると案外やわらかい。ふくらはぎから足首にかけての絞まり方が綺麗で、ヒールを履いたときのラインが計算されている感じやった。本人は「最近ちょっと太ってきて」と気にしていたけど、どこがや、と言いたくなる。三十代半ばでこの体型を保っているのは、単に痩せているというより、日々の積み重ねのほうやと思う。腰を抱えたときの手のおさまりが良くて、そこで一度、写真で見ていた印象を上書きされた。
六項目で点をつけるとこうなる。
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★☆☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
小さい水着を選んだ日のこと
この日はコスプレのオプションが無料になる日で、受付の紙にそれを書き足した。用意されている衣装のなかから、いちばん布の少ない水着を選んだのは完全にこちらの趣味やった。「これ、着たままするんですか」と本人はちょっと恥ずかしがっていたけど、結局そのまま部屋まで持っていくことになった。
ちなみに、この店で同じ人を何度も指名している層は、オプションを毎回なにかしら足して遊んでいる。本人もそういうのは嫌いやないみたいで、こちらが遠慮すると逆に物足りなさそうな顔をする。オプション好き、という言い方が本当にしっくりくる人やった。
ホテルまでの道中では、そういえば近所のラーメン屋にえらい行列ができていた、という話から盆休みの過ごし方に流れていった。十八時前の兎我野町はまだ人通りが多くて、二人で歩いていても目立たへん。この会話の時間があるおかげで、部屋に入る頃には初対面の距離感がほぼ消えている。ここを面倒がる人には向かへん店やと思う。
シャワーを浴びてベッドに上がってからは、こちらから攻めるつもりが、途中でほぼ主導権を渡していた。水着を半分だけずらしたままの状態が、脱がせきるよりずっと効く。かわいい顔でやることをやってくる、そのギャップがこの人の本体やと思う。
キスが長い。ぺろっと唇を舐めてから戻ってくるような、間の取り方がうまい人やった。ただ、手の力加減はまだ探り探りのところがあって、途中で一度リズムが飛んだ。そこは次に期待したい。
それでも時間が足りん。
帰りに東通で考えたこと
終わってホテルを出て、東通のあたりを一人で歩いて帰った。コーヒーを一杯だけ飲んで、次はどの枠を狙うかを考えていた。北新地帰りの一発、くらいの軽い気持ちで入ったのに、思ったより頭に残る人やった。
この日どこまでの流れになったのか、枠を取るための段取り、料金の実際のところは投稿者限定エリアに書いた。まじで、ここから先が本題やと思ってもらってええ。