金曜23時、梅田に残った1時間半
会社を出たのが金曜の23時前だった。終電まで1時間半。この余りをどう使うかで、土曜の機嫌が決まる。
まっすぐ帰る手もある。ただ、蒸し暑い夜で、そのまま電車に押し込まれる気にならなかった。
結論を先に書くと、この日は正解だった。
行き先に選んだのは大阪市北区のデリヘル、MERVIS&ATELIANAメルビス&アトリアーナ。大阪の梅田から北新地寄りに少し歩いたあたりが受付の中心で、ホテル街まで徒歩圏に収まっている。時間対効果が全ての人間には、この立地がまず効く。指名したのは吉田かれん、26歳。
金曜深夜の梅田は、終電前の人波と客待ちのタクシーで歩道が詰まる。その流れから一本外れて北へ入ると急に静かになって、看板の色だけが変わる。土地勘がなくても迷う造りではない。
吉田かれんという26歳の話
合流までの段取りが短い
デリヘルなので店舗に出向くことはない。先にビジネスホテルを押さえて、そこへ来てもらう形にした。受付の対応は淡々としていて速い。無駄な世間話がないのがありがたかった。
写真から選ぶ指名制で、特別指名料が3,000円だけ上乗せになる。コースは60分で20,900円。ふだんは30分で十分だと思っている人間だが、この日は仕事が一段落していたので一段上を取った。
受付は深夜帯も動いていて、部屋を伝えてから合流まで30分かからなかった。派遣先が梅田周辺に寄っているぶん、移動待ちで持ち時間を溶かさずに済む。ここが一番ありがたい部分で、同じ料金でも実質の可処分時間がまるで違ってくる。
ホテルの入口で待っていたらフロントの人と目が合って一瞬焦ったが、何も言われずにそのまま部屋まで通れた。ここでもたつくと持ち時間が削れるので、正直これは助かった。
部屋は駅前の安いビジネスホテルで、ベッドの脇が人ひとりぶんしかないくらい狭い。そこは自分の選択ミスだった。
ドアが閉まった直後
荷物を置く前に正面から抱きつかれて、そのままキスされた。挨拶より先にこれが来る。
「先にこれ、していいですか」
聞かれた時点でもう距離はゼロだった。段取りとしては順序が逆だが、疲れて帰ってきた人間には効き方が違う。仕事の顔が抜けるまでの時間が、これで丸ごと省略された。
写真より小柄で、実際に立つと154cmは目線が低い。肩の線は細いのに胸だけ主張が強くて、上着を脱いだところで一度手が止まった。指先は水色のネイルで、爪までちゃんと手入れされている。話し方は落ち着いていて、キス魔を名乗るわりに押し付けがましさがない。ホテルの薄い照明でも粗が出ないタイプの肌だった。
香水はきつくない。
この手の気遣いは完全に想定外だった。ホテルに呼ぶ形の店で、そこまで気を回してくる人に当たった記憶がほとんどない。備え付けのアメニティで済ませてきたのが伝わってきて、こちらが逆に申し訳なくなった。荷物も入口にまとめて置いて、部屋を散らかさない。細かい話だが、狭い部屋ではこれが効く。
笑うと目が細くなるところだけ歳相応で、そこで一気に距離が縮まる。写真だと大人びて写っているが、実物はもう少し幼い。
採点は6項目で置いておく。
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★★
アソコ ★★★☆☆
感度 ★★★★★
性格 ★★★★★
アソコだけ★3なのは、そこをじっくり確かめる時間を自分が確保しなかったからで、彼女の側の問題ではない。
時間対効果で見ると、この60分は強い
入口の10分でほぼ勝負がついていた。ここから先、どこでどう転んだかは限定エリアに置く。無料側で書けるのは、シャワーを浴びる前にもう一度捕まった、というところまでだ。
帰りは終電に間に合って、駅前のコンビニでアイスコーヒーだけ買って乗った。ぬるくなる前に飲み切れる距離なのがこの街の良さだと思う。そういえば大阪の夜は、飲み屋の呼び込みより先にタクシーの列が目に入る。翌朝に残るのは疲労ではなく、妙に機嫌のいい寝起きだった。
不満を先に書いておくと、こちらの部屋選びが雑だったせいで動ける範囲が狭かった。あと自分の残業のせいで開始が遅く、終わりの時計ばかり見ていた。彼女は最後まで急かしてこなかったので、これは完全に自分の負けだ。60分という枠を選んだこと自体は間違っていない。むしろこの人相手に長い枠を取ると、こちらの体力が先に尽きる。
60分で終了。
後悔はゼロだ。
次はもう少し早い時間に上がって、同じ人をもう一度取る。それだけ決めて改札を通った。
名前は出したので、あとは指名するときのコツと、あの部屋で何が起きたかを限定エリアに書いておく。