岡山から新幹線で三十数分、そこから在来線に乗り継いで三宮に着いたのは土曜の夕方でした。
三宮の中山手通、ビルの七階まで上がる
事前情報では、この店の受付は中山手通の雑居ビルの七階にあるとのことでした。駅から北へ歩いて七分ほど、坂をゆるく上がっていくあたりです。八月末なのにまだ暑い日で、着いたころにはシャツが背中に張り付いていました。
エレベーターを降りてすぐの扉を開けると、待合はソファが二つ置いてあるだけの小さな空間でした。正直かなり狭いのですが、扉から中が見えない造りになっていて、他の客と顔を突き合わせずに済むようになっています。エレベーターホールで待たされる店もあるなかで、そこは私にはありがたかったです。
お金は受付で先に払う仕組みになっています。女の子と現金をやりとりしなくていいので、部屋に入ってから財布を出すあの気まずい間がありません。表町あたりだと店によってまちまちですが、私はこの方式のほうが好みですかね。
システム自体は単純で、写真を見て指名するか、フリーで任せるかの二択でした。指名料は別で千円ほど乗ります。私が選んだ百分のコースは二二〇〇〇円(室料別)。壁に貼ってあった表では、八十分なら指名料込みで二〇〇〇〇円という枠もありました。新人割で全コース千円引きになる枠もあるようです。
受付を済ませたら、待合で女の子と対面し、そのまま近くのホテルへ二人で移動する流れになります。ホテル代は別払いでした。
葉月りあという人を三つの軸で測る
事前情報では「モデル級のスタイル」という一言で紹介されていた人です。私はこういう売り文句を基本的に鵜呑みにしないのですが、今回に限っては大げさではなかったですかね。
以下、私なりの採点です。
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★★
おっぱい ★★★★☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
見た目の点数は九・五
待合の扉が開いた瞬間、何頭身なんだろうと数えたくなる立ち姿でした。一六九センチという数字以上に脚が長く見えます。口角の上がったぽってりした唇に真っ赤なルージュが乗っていて、それが顔の印象を全部さらっていく。胸は盛って大きく見せるタイプではなく、形で見せるほうだと思いました。
心の中で「これはやばい」とつぶやいたのを覚えています。
見慣れました、とは言えなかったです。
立ち居振る舞いの点数は九
ホテルまでの数分、私はけっこう緊張していました。背が高くて人目を引くので、隣を歩いているこちらが気後れしてしまう。十八時前の三宮は人通りも多くて、余計に落ち着かなかったです。
その緊張がほどけたのは、部屋に入って荷物を置いた直後のキスでした。
不意打ちでした。
入り方が上手い、というのが一番近い言い方だと思います。こちらが何か言う前に距離を詰めてきて、気づいたら緊張していたこと自体を忘れていました。写真から想像していたクールで少し近寄りがたい人物像とは違って、話してみると気さくでよく笑う人でした。「岡山から?そんな遠くから?」と目を丸くされて、そこで完全に肩の力が抜けたのを覚えています。
会話の間の取り方も自然で、無理に盛り上げようとしないところが私には合っていました。
納得度の点数は八
百分で二二〇〇〇円、そこに室料とホテル代が乗ります。表町の同じくらいの時間の相場と比べると、決して安いほうではありません。
それと出勤日がとにかく少ない人で、私が予定を組めるまでに三週間かかりました。土日に入っていても夕方からだったり、そもそも週に二日しか名前が出ていない週もあって、会えること自体がタイミング勝負になっているところは正直あります。遠征でこの店に入るなら、日程のほうを女の子に寄せるしかないですかね。
それでも払った額に対して物足りないとは一度も思わなかったので、この点数にしました。二二〇〇〇円という数字だけを見て高いと判断していたら、この人には一生会えないままだったと思います。私は遠征の交通費まで含めて元が取れたかで判断する癖があるのですが、その物差しでも今回は十分に釣りが来ました。
合計二六・五という数字と、ここから先のこと
三つの軸を足すと二六・五。私がこれまで書いてきた中では上位に入る数字でした。見た目だけで点が伸びた人ではないというのが、書き終えてみての実感です。
ただ、この点数を押し上げているのは見た目ではなくて、部屋に入ってからの流れのほうです。基本的に攻めるのが好きな人で、こちらは身を委ねておけばまず間違いない。そういう組み立てをしてくれる人でした。
帰りは元町のほうまでぶらぶら歩いてみることに。そういえば昼から何も食べていないと気づいて、駅前でラーメンを一杯すすって、コンビニで水を買って、新幹線に乗るころにはもう次にいつ会えるかを計算していました。
どこまでの流れになったのか、指名を取るときのコツ、それとここには書けなかった部分は限定エリアのほうに置いておきます。