川崎駅前で待ち合わせ、という段取り
日曜の昼過ぎ、京急に乗って川崎まで出た。梅雨明け前の妙に蒸す日で、駅を出た時点でシャツが背中に張りついていた。
川崎の駅前は再開発のたびに小綺麗になっていくのに、あの立ち食いそば屋だけは十年前と同じ場所にある。時間が余ったので冷やしをかき込んでから向かった。これから会いに行くという日に汁物というのも、我ながら色気がない。
去年この街に来たときは台風の当日で、京急が止まらないかとそればかり気にしていた。それに比べれば、蒸すだけの日曜はまだましだ。雨の心配がないだけで足取りは軽い。
今回は川崎人妻城。待ち合わせ形式の店で、指定した場所に女の子のほうから来てくれる。三十代から上しか指名しないと決めている身としては、この作りが嫌いじゃない。ホテルまで並んで歩く数分で、その人の会話の間合いがだいたい分かるからだ。大人の色気ってのは、脱ぐ前の数分に一番よく出る。
川崎はソープの街という印象で語られがちだが、人妻系のデリヘルもちゃんと層が厚い。この店は前から気になっていて、ようやく順番が回ってきた形だった。
待ち合わせは駅前の目立つ角にした。日曜の昼の川崎駅前は人が多くて、正直に言うと最初は見つけられていない。向こうから「けんじさんですか」と声をかけられて、ようやく合流できた。
指名は菅田えりかさん。顔出しのないパネルで、雰囲気だけで選んだ。
想像と、実物のズレ
顔まわりのこと
正直に書くと、想像とはかなり違った。
パネルの立ち姿から勝手に綺麗系を思い描いていたのだが、合流して顔を見た瞬間に「あ、こっちか」と口の中でつぶやいた。綺麗系というより可愛い系。決して悪くない、悪くはないんだが、こちらが勝手に組み上げた像とのズレが最初の十分ほど尾を引いた。
服装もカジュアル寄りで、それも像のズレに拍車をかけたと思う。落ち着いたワンピースあたりを想定していたので。ここは完全に、こちらの勝手な期待の問題だ。
ただ、こちらの勝手な落胆を察したような素振りは一切なかった。そういう間の取り方をされると、こっちが子どもみたいに見えてくる。
髪は明るめの茶で、毛先まで手が入っている。声は少し低くて、そのぶん落ち着いて聞こえる。笑ったときの目尻の下がり方は良かった。年齢を重ねた女性ならではの、力の抜けた笑い方をする人だった。
体つきと、締まりの話
すらっとした人を思い描いていたが、実際は少しがっしりしている。肩から腕にかけて、細いというより健康的という言葉が合う。
脚は短くはないものの、モデル体型という感じでもない。日常をきちんと過ごしている人の体、という言い方が近い。個人的にはこの手のほうが落ち着く。
そのぶんお尻には丸みがあって、これは触っていて良かった。手のひらに収まりきらない、大人の体だ。
肌は年相応に落ち着いているものの、手入れはされている。二の腕から背中にかけて、乾いた感じがまったくない。
胸は正直、もみしろが物足りなかった。乳輪は薄めの茶色で、大きさは控えめ。ここは期待していただけに少し残念だった。
で、下は逆だった。パイパンなので隠れるものが何もない。指を入れた瞬間にぎゅうぎゅう締めつけてきて、思わず「まじか」と声が出た。
六項目で点をつけるとこうなる。
ルックス ★★★☆☆
スタイル ★★★☆☆
おっぱい ★★☆☆☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★☆☆
性格 ★★★★☆
入室してからシャワーまで
合流してからホテルまでの道は、向こうから話しかけてくる。天気のこと、この辺の飲み屋のこと、そこから昔パチンコ屋で働いていた話まで。会話に困る場面がひとつもない。若い子にはない魅力ってのは、結局こういうところなんだよな。
部屋は駅から数分の、可もなく不可もないビジネスホテル型。窓の外は隣のビルの壁で、開けたところで何も見えない。まあ、こういう日に景色は要らない。
入ってまず店に電話。事務的なやりとりが終わってからキスをした。これが濃厚だった。舌の使い方に急ぎがなくて、じわじわ深くなっていく。
なのに、だ。こちらの気分がなぜか上がりきらない。
理由は後で考えることにして、シャワーへ。ここは特筆するようなことはなかった。洗ってもらって、こちらも洗って、それだけ。もう少し何か仕掛けがあれば流れが変わったと思う。
ただ、脱衣所で服を畳む手つきに妙な生活感があって、そこは悪くなかった。
ベッドに移ってから、空気が変わった。
そこから先で何があったかと、枠の押さえ方については限定エリアに全部書いた。