加納町までの15分
土曜の夕方、三宮で買い物を済ませてから徒歩で向かった。今年いちばん暑い日みたいな空で、フラワーロードの日陰を選んで歩いてもシャツが背中に貼りついてくる。加納町までは15分くらい。途中のコンビニで冷たいお茶を買って一息入れたのが正解だったな。
予約は前日にネットで入れて、確認の電話が10分で折り返してきた。
この店を選んだのは、載っていた部屋の写真がきれいだったから。回春系はどうしても雑居ビルの一室みたいな絵になりがちだけど、ここはホテルに来てもらう形なので当たり外れが小さい。おしゃれな店を探していたわけじゃなくて、清潔感ある空間で受けたいというだけの理由。
待ち合わせはホテルの前。スタッフの説明が事務的すぎず、馴れ馴れしくもない。声のトーンが落ち着いていて、この時点でもう雰囲気が良いと思った。部屋は店側が押さえてくれるから、フロントで財布を出して手間取ることがない。そういえば以前、別の店で自分でチェックインさせられて、部屋番号を聞き逃して焦ったことがある。あれと比べると段取りが全然ちがう。
通されたのは加納町にいくらでもあるホテルの一室で、内装がきれいなぶん洗い場だけが少し狭い。そこだけは最後まで気になった。ベッドの寝心地は普通。ただ照明をきちんと落としてくれるので、部屋の粗は目に入らなくなる。
るうが部屋に入ってきてから
黒髪ロングで、入ってきた瞬間に清潔感ある子だと分かる。写真より実物のほうが顔立ちが整っていた。24歳と聞いていたのに、笑うと目元だけもう少し幼く見えるって感じ。私服はゆったりしたトップスで、この時点では体つきがまったく読めない。
「先にシャワー、一緒に入りましょ」
そこで脱いだところで一回止まった。T162でFカップと聞いてはいたけど、着やせするタイプで、下着姿になった瞬間の落差がまじで読みちがいだった。肌が白くて、胸のかたちが崩れていない。本人は「よく言われます」と笑っていたけど、こっちは気の利いたことを何も返せなかったな。
胸は横になっても形が丸いままで、流れていかない。ウエストが締まっているぶん余計に目立つ。写真で見ていたときより、実物のほうが線がきれいだったな。
シャワーは結局一緒に入った。背中を流してもらっているあいだ、首筋のあたりにずっと体温が近い。会話の温度もそのままで、こっちの緊張をほどくのがうまい。ここで一気に距離が縮むのが、この店の設計なんだと思う。
会話も詰まらない。地元の話から旅行に流れて、犬を飼っている話でひとしきり盛り上がった。人懐っこいというより、間の取り方がうまい子。24歳でこれは、たぶん素の性格だと思う。
六項目に点をつけるなら
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★★
アソコ ★★★☆☆
感度 ★★★☆☆
性格 ★★★★★
アソコは今回のジャンル上そこまで見ていないので、目に入った印象だけの点数。感度は反応が薄いわけじゃなくて、自分が感じるより相手を見ているタイプだったな。スタイルを満点にしなかったのは、腰から下がわりと素直な作りだから。胸に全部持っていかれるので、そこは好みが割れると思う。
この先は限定エリアに置いておく
うつ伏せになって背中に手が置かれた瞬間から、ただのマッサージじゃないなと思った。指の腹で押すというより、手のひら全体で体重を乗せてくる。オイルが温めてあって、腰から肩へ上がってくるまでのあいだ、目を閉じたまま何も考えられなくなっていた。エステの資格を持っているという話は本当なんだろう。ほぐれる感覚と、別のスイッチが入りかける感覚が同時に来る。この二つが混ざる時間が、この店のいちばん危ないところだったな。
施術がどこから切り替わって、最後にどうなったか。ここから先は限定エリアに書いた。料金の内訳と、指名するときのコツも一緒に置いてある。読めるのは登録している人だけになるけど、そのぶん出し惜しみはしていない。
扉が閉まったあとに残ったもの
部屋を出たのが20時前で、来たときより身体が軽くなっていた。肩の詰まりが取れると足の運びまで変わる。帰りに三宮まで戻ってラーメンを食べたんだけど、湯気で汗をかいているのに不快じゃない、あの感じ。電車を1本見送って、店の名前をもう一度メモした。
いい時間だったかどうかは、帰るときに次の予定を考えている自分がいるかで分かる。財布の中身を数えながら、次は長いコースにするかと考えていた。
おしゃれな内装で売る店ではない。それでもまた来ると思うって感じ。