予約が取れない子の枠がひとつ空いた
木曜の午前に仕事が一件飛んだ。半日まるごと空いたのでどう潰すか考えていたら、埼玉のやまとなでしこ桜組から枠の通知が来た。二か月ほど埋まりっぱなしで、眺めるだけになっていた子の枠だった。
やばい、と声が出た。
茨城から西川口までは片道二時間近い。それでも平日の昼に空きが落ちてくること自体が珍しいので、押さえるまでにかけた時間は十秒くらいだったと思う。指名した相手はここさん、19歳、T153のCカップ。パネルは黒髪にセーラー服という、いかにも作りにいった一枚だ。こういう演出は普段なら二段階くらい割り引いて見る癖がついている。
電車を降りると、今年いちばん暑い日ではないにせよホームの熱気が足元から上がってきた。駅前のコンビニで冷たいお茶を買い足す。そういえば前に西川口へ来たときは、駅の北側でラーメンを食べてから店へ向かった。今回は食事を帰りに回した。汗だくのまま階段を上がるのは避けたかったからだ。
西川口の待合室で待った15分
店までは駅から徒歩で七分ほど。受付は番号制で、名前を呼ばれることはない。待合室は椅子が六つとテレビだけで、正直に書くと少し狭い。分煙もされていないので、吸わない側には空気がつらかった。
待っている間、テレビでは高校野球の再放送が流れていた。前の客が出ていく物音、階段を降りる足音、スタッフが受話器を取る声。ソープの待合室というのは情報量が少ないようでいて、耳だけは異様に忙しい場所だと思う。
14時ちょうどに番号を呼ばれた。待ち時間は実測15分。
案内は階段だった。上がりきる手前で相手の顔が先に見える構造になっていて、期待値が最大化される瞬間を店側が設計しているように思える。毎回これで感心する。
階段で見た実物と、パネルの差
結論を先に書くと、割り引く必要はなかった。黒髪は撮影用の設定ではなく本物で、毛先まで揃っている。肌は白いというより明るい。腕にも背中にもタトゥーはなく、煙草の匂いもしない。プロフィールの153cmより少し大きく見えたが、これは靴の差だと考えられる。写真より輪郭が細く、動くと印象が変わるタイプだった。
「今日、暑かったですよね」と、汗を拭いているのを見て先に声をかけられた。ゆっくりした話し方で、語尾が丸い。おっとりという説明が誇張になっていない例を、久しぶりに見た。
「緊張してます?」と聞かれ、「してます」と正直に答えた。19歳に見抜かれるのは情けない話だが、そこで一気に力が抜けたのも事実だ。体感的には、この最初の三分で残り57分の質がだいたい決まる。
部屋へ入るまでの短い会話で、こちらが茨城から来たと言うと「遠いのに来てくれてありがとうございます」と返ってきた。営業の定型に聞こえない間の取り方で、返す言葉に少し詰まった。
6項目、いつもの採点
ルックス ★★★★★ パネルより実物が強い、珍しい方向のズレ
スタイル ★★★★☆ 細いが骨っぽくはない
おっぱい ★★★★☆ Cカップ、大きさより形の勝ち
アソコ ★★★★☆ 手入れが行き届いていて匂いもゼロ
感度 ★★★★★ 触れると必ず反応が返る、演技には見えなかった
性格 ★★★★★ おっとり、こちらの話を最後まで聞く
五段階で★4以上が六項目すべてに並んだのは、記録を付け始めてから四人目だった。
湯船から先は限定側に置く
部屋は想像していたより広かった。荷物を置いてシャワーを浴び、そのまま洗いに入る。ボディソープを泡立てる手つきは丁寧で、背中から腰へ滑らせる動きがぬるっと切れ目なく続いた。作業として速く済ませる子と時間を使う子がいるが、後者だ。
洗いのあいだ、相手の手が止まる回数を数える癖がある。今回はゼロだった。
湯船はかなり熱い。温度を下げてもらってから、ようやく二人で浸かった。
無料側で書けるのはそこまでにしておく。続きの流れと、この子の枠を取るためのコツは限定エリアに置いた。
今回のサンプルから言えること
事前の想定は「人気が出た子は接客が流れ作業になる」というよくあるパターンで、仮説としては外れた。時間の使い方に手抜きの箇所が見当たらず、こちらが話し出すと必ず最後まで聞く。サンプル数が少ないけど、同じ条件でもう一度取れたなら再現性は高いほうに賭ける。
もう一点、この店の運用は安定している。予約の確認電話も当日の案内も、告げられた時間からのずれが出なかった。人気の子に当たるかどうかは運だが、店側でぶれる要素が少ないぶん遠征のコストを計算しやすい。
帰りの電車で、次は60分では足りないという結論だけがはっきりしていた。