谷九まで足を延ばした理由
その週は接待が三日続きましてね。火曜が心斎橋の割烹、水曜が北新地、木曜は取引先の部長のリクエストで焼肉。金曜の夜には胃が完全に降参していて、まっすぐ帰るつもりでいました。
ところが地下鉄の谷町線に揺られながら、別のことを考えていたんですわ。接待の二次会で使える店を、そろそろ真面目に開拓しておかないとまずい。梅田から歩いて行ける範囲はだいたい見尽くしていて、手札が足りていないんです。
谷九・上本町のあたりは、接待の動線としては悪くない。ホテルの選択肢が多いし、深夜でもタクシーが拾える。それで前から名前だけ知っていた「未熟な人妻」に電話を入れました。人妻系は接待向きか?と聞かれると難しいところですが、相手を選べば刺さります。上の世代を相手にするときは、若い子より落ち着いた年齢層のほうが喜ばれるんですわ。
指名したのは大澤ことねさん。在籍写真の中で、一人だけ余計な装飾のないカットを載せていたのが引っかかりました。
九十分をどう過ごしたか
部屋のドアが開くまで
金曜の二十二時過ぎ。ビジネスホテルを押さえて、電話で場所を伝えました。ここでまずスタッフの対応が良かった。ホテル名を出した瞬間に「そちらでしたら裏の入口のほうが目立ちませんので」と、こちらが聞いていない情報を先に出してくる。
雰囲気は大事だと常々思っていますが、接待で使う店はこの先回りがあるかどうかで決まります。
待っている十分ほどが一番落ち着かない時間ですわ。テレビをつけたら阪神が負けていて、余計に落ち着かない。
ノックの音は控えめでした。開けたら、小柄な人がひとり。写真より顔が小さい。
「こんばんは、ことねです。すみません、雨きつかったですよね」
第一声がこちらへの気遣いから入る人は、経験上ハズレが少ない。傘の水滴を気にして玄関の内側で止まったまま入ってこようとしないので、こちらから「どうぞ」と声をかけました。この間合いの取り方は、教えて身につくものではないでしょうね。
髪はゆるく巻いていて、格好はチェックのワンピース。人妻というより、長く接客をやってきた人の所作でした。
シャワーからベッドまで
浴室が狭かったのは店の責任ではなくビジネスホテルの責任です。二人で入るには無理があって、ずっと肘が壁に当たっていました。それでも背中を流しながらの会話が途切れないのがこの人の強みで、聞けば野球が好きだと。阪神の話で十分ほど盛り上がってしまって、こちらが本題を忘れかけました。
肌はまじできれいでしたね。触った感触が均一で、ざらつきがない。
ベッドに移ってからは、主導権を渡したほうが早いと途中で気づきました。乳首を責めるのが得意だという自己申告どおりで、しかも力加減の調整が細かい。強くしてから弱く戻すまでの間が絶妙で、こちらがビクビクしているのを見て少し笑うんですわ。責め方に余裕がある。
途中で「そんなに肩に力入れんといてください」と言われて、確かに固まっていました。接待帰りの癖です。
ぬるぬると密着してくる感触が続いて、こちらが何かを主導する余地はほとんどありませんでした。ゾクゾクする時間が長くて、体感では三十分もなかった気がします。
ひとつだけ言っておくと、前半の口を使ったところは優しすぎたかもしれません。丁寧なのは間違いないのですが、こちらの反応を見て強さを変えるまでに少し時間がかかる。もっとも、そのぶん後半の伸びが大きいので、差し引きすればプラスですわ。
身支度の時間の会話
終わってからのタオルの扱いが丁寧でした。こちらの分まで畳んで、洗面台の隅にきちんと置いていく。
話題は結局また野球に戻って、今度は甲子園の行き方の話になりました。ナイター終わりの阪神電車が地獄だという、どうでもいい情報を交換して終わりです。
帰り際に「また野球の話しましょうね」と言われて、社交辞令だとわかっていても悪い気はしない。
外に出たら雨は止んでいて、上本町の交差点でタクシーがすぐ捕まりました。深夜料金が痛いのはいつものことです。
接待の物差しで測るとどうか
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★☆☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
接待向きか?と聞かれたら、条件付きでイエスですわ。相手が「若い子より落ち着いた人がいい」と言うタイプなら、これ以上の当たりはなかなか無い。逆に、場を盛り上げてもらうことを期待する人には向きません。この人は場を作るのではなく、こちらのペースに合わせるほうだからです。
スタッフの対応が最後まで崩れなかったのも大きい。終了の電話も一本だけで、しつこくない。接待で使うなら、この静かさは加点対象です。
料金の内訳と予約で押さえておくべきこと、それから部屋で実際にどういう流れになったのかは、限定エリアのほうに残さず書いておきます。