九月の終わりの木曜、夕方から冷たい雨になった。仕事帰りに取引先と池袋の西口で打ち合わせを兼ねた食事をし、店を出たのは19時を回った頃である。
傘を叩く音を聞きながら、このまま電車で帰るのも味気ないと思った。四十を過ぎると、疲れた夜ほど誰かと他愛もない話がしたくなる。困ったものだ。
雨の西口で、E+アイドルスクール池袋店に電話をかけた理由
E+アイドルスクール池袋店を選んだのは、単純に「話の合う女性に会いたかった」からである。
この店の在籍表を眺めていると、アニメや推し活の話題をプロフィールに書く女性が多い。私は若い頃から声優のライブに通っていた口で、今も年に数回は配信を買って観ている。同年代の友人には到底話せない趣味だ。
池袋という街は、その手の趣味に寛容である。東口の乙女ロードから西口の飲み屋街まで、好きなものを好きと言って許される空気が漂っている。二十年近くこの界隈で飲んできた私には、ほかのどの街より肩の力が抜ける場所と言えよう。
指名したのは、写真の笑顔に惹かれた十九歳の女性。プロフィールに「ホラー映画とアニメが好き」とあり、私の好きなシリーズの名も見えた。本指名の順位でも常に上位にいるらしく、指名料が三千円上乗せになると告げられた。人気者に会うための通行料と思えば安い。
予約の電話は驚くほど手短で、受付の男性の声も落ち着いていた。
そういえば、ホテルに向かう途中でコンビニに寄り、ビニール傘を買い直したのだった。朝から差していた折り畳み傘の骨が、西口の交差点の風で一本折れていたのである。北口寄りのホテルまでは徒歩で数分、濡れた上着をハンガーに掛けて待つこと二十分ほど。その間にお茶を買おうとしたら今度は小銭が足りず、フロントまで両替に降りる羽目になった。部屋に戻る廊下で「今ノックが来たらどうしよう」と早足になったのは、我ながら滑稽であった。
雨の日は、どうも段取りが狂う。
ドアの向こうにいた、小柄なまひるという女性
ノックの後の三十秒
控えめなノックに扉を開けると、傘を畳みながら小さく会釈する女性が立っていた。
「雨、すごかったですね。お待たせしましたー!」
第一声から声が明るい。背は私の肩にも届かないほど小柄で、顔がとても小さい。写真で見たとおりの黒髪が雨の湿気で少しだけ跳ねていて、それを気にして手で押さえる仕草が妙に可愛らしかった。
小柄な身体に不釣り合いなほど豊かな胸元が、ニット越しにも分かる。けれど視線がそこに吸い寄せられる前に、あの笑顔に持っていかれる。笑うと目尻がくしゃっと下がり、十九歳という年相応のあどけなさが顔を出すのだ。
ふとした瞬間、窓の外を見やる横顔だけが大人びて見えた。その落差に、私は少し戸惑った。
推しの話で、距離が縮まる
ソファに並んで座り、しばらくは雑談である。私がスマートフォンの待ち受けを見せると、彼女は身を乗り出した。
「え、マジで行ったんですか?私、配信で三回観ました!」
そこから十分ほど、私たちは同じ曲のどの場面で泣いたかを語り合った。四十代の男と十九歳の女性が、真剣な顔で推しの話をしている。はたから見れば奇妙な光景だろう。だが彼女は、こちらが話しやすいように相槌の間合いまで測ってくれている。そう感じる瞬間が何度もあった。
気づけば手が触れていて、指先がもちもちと柔らかい。距離の詰め方に押しつけがましさがなく、実に自然であった。
陽気な女性に灯った、もうひとつの顔
シャワーを浴びて戻ると、部屋の照明を少し落とした彼女が待っていた。
ここで、さっきまでの賑やかな彼女とは別の人物が現れる。声が半音ほど低くなり、甘えるように身体を預けてくる。明るい笑顔の奥に、こういう一面を隠していたのかと思うと堪らない。
その先で何が起きたか、彼女がどれほど丁寧に、こちらの反応を確かめながら時間を運んでくれたか。そこは限定公開の側に、正直に書き残しておく。
雨上がりの帰り道
ホテルを出る頃には雨が上がっていた。濡れたアスファルトにネオンが滲む西口を、少し遠回りして駅まで歩いた。
残念だったのは、ホテルの空調がやけに乾いていたこと。喉が渇いて、話の途中で何度もお茶に手を伸ばした。次は加湿器のある部屋を選ぶつもりである。
もうひとつは、時間が足りなかったこと。
話が楽しすぎたのは私の責任で、彼女のせいではない。
派手な言葉で飾る必要のない、温かな時間であった。改札をくぐる頃には、もう次の予約の曜日を考えていた。
ルックス:★★★★★(写真より実物の笑顔が良い)
スタイル:★★★★★ 小柄でくびれがはっきり
おっぱい:★★★★★ 柔らかさは限定側で
アソコ:★★★☆☆(多くは語らずにおく)
感度:★★★★☆ 素直に反応する
性格:★★★★★ 聞き上手で気遣いの人
本稿の続き、つまりベッドの上で彼女がどう変わったかは、限定エリアで。指名するときに頼むとよいオプションも、そちらに記しておく。