池袋西口の改札を出たのは、十月の終わりの木曜、午後二時を少し回った頃であった。朝から降っていた雨が上がったばかりで、ロータリーの路面がまだ濡れて光っている。風が思ったより冷たく、薄手のジャケットで出てきたことを早々に後悔した。
雨上がりの池袋西口で、デリス池袋に電話をかけた経緯
デリス池袋に電話を入れたのは前の晩である。決め手は単純で、羽澄ひなのの紹介欄に「美脚」「美尻」の二語が並んでいたこと。脚線美とは、写真一枚で判断できるものではない。だからこそ、こういう一語に私は弱いのである。
もう一つ、合流時間の信頼度が100%と出ていたのも大きかった。待たされるのがどうにも苦手で、脚を見る前に苛立っていては見立ての目が曇る。
電話口のスタッフは淡々としていて、持ち込みのコスチュームを頼みたいと伝えると「パンストですね、大丈夫ですよ」と一言。話が早い。
北口寄りのホテルに入り、部屋が想像よりずっと狭いことに少し落胆しつつ、駅前のコンビニで買ったコーヒーを窓際で開けた。鞄の中には、黒の三十デニールが一足。
ノックが鳴ったのは、約束の三分前であった。
羽澄ひなのの脚を、付け根から足首まで眺めた十分間
扉の向こうに立っていたのは、ベージュのニットに膝丈のスカートを合わせた、明るい目元の女性であった。身長は161センチと聞いていたが、ヒールのせいかもう少し高く見える。
挨拶もそこそこに、私の目は膝から下へ降りていった。失礼は承知である。
太もも、張りと柔らかさの釣り合い
ソファに腰掛けてもらい、スカートの裾が少し上がったところで、まず太ももを観察した。付け根から膝にかけて急に細くならず、なだらかに落ちていく。指先で触れると、表面はもちっと柔らかいのに、その奥にしっかりした張りがある。
細いだけの脚は世の中にいくらでもあるが、この「押し返してくる柔らかさ」を持つ太ももはそう多くない。美尻の評判にも頷ける。腰から太ももへの曲線が一本の線で繋がっているのだ。
ふくらはぎから足首へ
この太ももからふくらはぎのラインが、また良い。ふくらはぎの膨らみが高い位置にあり、そこから足首へ向かって一気に締まっていく。足首の細さがポイントで、指で輪を作ると親指と中指が軽く重なる程度であった。
くるぶしの骨がくっきり浮いているのも好ましい。こういう細部は写真では絶対に分からない。立ってもらったとき、膝頭がきれいに正面を向き、左右の膝の内側がわずかに触れるか触れないかの距離で並んだ。O脚でもX脚でもない、まっすぐな脚である。ヒールを脱いで素足で立つと、ふくらはぎの膨らみがかえって際立ち、足の甲から足首への立ち上がりも滑らかであった。長年いろいろな脚を見てきたが、ここまで癖のない脚に出会うことは年に一度あるかどうかだろう。…素晴らしい。
鞄から例の黒いパンストを出すと、彼女は「え、まじで持ってきたんですか」と吹き出した。笑いながらも嫌な顔はせず、浴室で履き替えてくると言ってくれた。この屈託のなさに、少し救われた気がする。
シーツの上、くるぶしから始めた最初の数分
シャワーのあと、彼女はパンストだけを履いた姿でベッドに腰を下ろした。照明を一段落としてもらい、私はまず床に膝をつき、彼女の足首を手のひらで包んだ。
パンスト越しの足首は、ひんやりとして少しざらつく。そこから親指をふくらはぎへ滑らせていくと、彼女が小さく「くすぐったい」と笑った。膝の裏まで来たところで、笑い声がふっと息に変わる。私はそれを聞き逃さなかった。
そこからは、ねっとりとした長いキスへ。唇の合わせ方が不思議なほど合う。脚の鑑定に来たはずが、しばらく脚のことを忘れていたのは我ながら意外であった。
この先、彼女の脚がどう使われ、どこまで許されたのか。それは同好の士にだけ、限定エリアで明かそうと思う。
六つの物差しで付けた点数
ルックス:★★★★☆
スタイル:★★★★★
おっぱい:★★★★☆
性格:★★★★★
アソコ:★★★★☆
感度:★★★★☆
脚だけで言えば、太もも・ふくらはぎ・足首の三点の釣り合いが近年見た中でも上位と言えるだろう。特に足首から膝裏までの締まりは、パンストを履かせたときにこそ真価を発揮する種類のものであった。
気になった点も書いておく。シャワー後のタオルの渡し方がちょっと雑で、床が少し濡れたまま始まったこと。それと、部屋が狭くて脚を伸ばしてもらう角度が限られたのは、完全に私のホテル選びの失敗である。
帰りは西口のラーメン屋に寄ったが、雨上がりの冷えた体に濃い味噌が染みた。脚の残像を反芻しながら替え玉を頼むか迷い、結局やめた。