木曜の19時すぎ、日暮里の駅を出たら雨が本降りになっていた。
横浜から京浜東北線で四十分あまり。電車の中では仕事のメールを片付けるつもりだったが、結局ずっと窓に流れる雨粒を眺めていた。私が荒川区まで足を延ばす理由は一つしかない。脚である。
雨の西日暮里、ホテルの扉が開くまで
サンキュー日暮里総本店を選んだのは、在籍表でゆきみさんの宣材を見たからだ。20歳、身長158センチ。膝をついた一枚で、太ももから膝、そこから足首までの線が一度も途切れずに描かれていた。写真の脚は信用しすぎてはいけない、というのが私の持論だが、それでも確かめずにはいられない線であった。
店に電話を入れ、駅から徒歩数分のビジネスホテルに入る。部屋は正直狭い。ベッドと壁の間が人ひとり通るのがやっとで、脚を鑑賞する距離を取れるかどうかが心配になった。
そういえば、ホテルの隣のコンビニで缶コーヒーを買ったのに、飲むのを忘れて冷めてしまった。緊張していたのだろう。駅前で見かけたラーメン屋の湯気にも心が動いたが、腹を満たしてから脚を眺めるのは私の流儀に反する。空腹のほうが目は冴えるのだ。傘の水滴がカーペットに落ちるのを眺めながら、ベッドの位置を少しずらし、座ってもらう場所と自分が膝をつく場所を先に決めておいた。こういう準備をしている時間が、実はいちばん落ち着かない。
ノックは約束の時刻ちょうど。扉を開けると、黒髪を下ろした色白の女性が傘を畳みながら「雨、すごかったですね」と笑った。声は小さめで、少しおっとりした話し方。第一声でこちらの肩の力が抜けた。
正直、マジで写真のままだった。
色白の脚を三つの軸で測る
私の見方は決まっている。太もも、ふくらはぎ、足首。この三つの釣り合いで脚線美は決まる。
太もも、白さと弾力の同居
服を脱いで最初に目を奪われたのは肌の白さだった。部屋の蛍光灯が青白いせいもあるが、それを差し引いても白い。細身なのに太ももには薄く肉が乗っていて、手のひらを当てるとむちむち、とまではいかない、もちもちとした弾力が返ってくる。
細いだけの脚は鑑賞には向いても触れて楽しくはない。彼女の太ももはその手前で止まっている。この太ももからふくらはぎのラインが、腰のくびれとお尻の丸みから一本につながって落ちていく。宣材の印象は、実物のほうが少し柔らかかった。
指で押すと、ゆっくり戻る。
ふくらはぎから足首へ
ふくらはぎは張りすぎず、横から見ると膝下がすっと長い。そして足首の細さがポイントだ。私の親指と人差し指でつくった輪に、あと少しで収まりそうな細さであった。
ただ、足の爪に何も塗っていなかったのはちょっと惜しい。淡い色がひとつ乗っていれば、この足首はもっと映えたはずだ。本人に言うと「え、そこ見ます?」と照れていた。
…素晴らしい。三軸とも崩れがない脚は、年に何度も出会えるものではない。
最初に触れたのは膝の裏だった
シャワーのあと、ベッドの端に腰かけてもらい、私は床に膝をついた。脚を鑑賞する者の正しい位置である。膝の裏に指先を置くと、彼女の脚がビクンと小さく跳ねた。感度が高い。触れる前から分かる人もいるが、彼女は触れた瞬間に分かる人だった。
話し方と同じで、反応も大きな声ではなく、息に近い。こちらが主導して責め、向こうが受け止める形が合う人だと思う。自分から攻め立てるテクニックで勝負するタイプではない。そこを期待する人には物足りないかもしれないが、私のように脚を愛でたい人間にとっては、むしろありがたい相手と言えるだろう。
この先、脚をどう使ってもらったか、どこまで許してもらえたか。それは同好の士にだけ、限定エリアで明かしたい。
ひとまずの見立て
ルックス:★★★★★
スタイル:★★★★★
おっぱい:★★★☆☆
アソコ:★★★★☆
感度:★★★★☆(膝の裏だけで分かる)
性格:★★★★☆
おっぱいは控えめだが形は整っている。私の関心は下半身に偏っているので、ここは割り引いて読んでほしい。話しやすく、帰りぎわに「また脚、見に来てください」と言われたときは不覚にも頬がゆるんだ。
出勤は多くないようで、この日も予約が取れたのは運がよかった。帰りは雨が小降りになっていて、駅までの道で水たまりをよけながら、さっきまで目の前にあった足首の形を何度も思い出していた。
電車に乗ってから、冷めた缶コーヒーをようやく開けた。