黒崎まで出た夜のこと
木曜の夜。仕事で八幡西区まで来ていた。打ち合わせが押して、終わったのが20時過ぎ。熊本まで戻るには遅すぎる。泊まる判断。
そういえば、この日は朝から雨だった。高速を降りたあたりでようやく上がって、路面だけがまだ濡れていた。傘は結局一度も開かず、車の後部座席に転がしたまま。
ホテルに荷物を置いて、コンビニで缶コーヒーを買った。駐車場の隅で半分だけ飲んで、そこで電話。WET ウェット。名前だけは前から知っていた店。北九州に来るたび候補には入れていて、そのたびに時間が合わずに流していた。
七十分、指名でもえな。二十二歳。写真は小柄でギャル寄りの子。特別指名料が千円上乗せになる、と受付に言われた。まあいい、と返した。ここで渋る額でもない。
受付の対応は早い。要件を聞いて、空きを確認して、折り返しまで五分かからなかった。この手の店で待たされるとそれだけで気が削がれるので、ここは加点。到着予定も分単位で伝えてきて、実際その時刻ちょうどに部屋のチャイムが鳴った。
部屋は自分で取ったビジネスホテル。狭い。ベッドと机の隙間が人ひとりぶん。この時点で少し焦った。気まずくならないか、という意味で。ぶっちゃけ部屋選びはこっちの失敗。結果から言えば杞憂だったが、次の課題として残った。
玄関で迎えた小柄なギャル
来た子は、たしかに小さかった。百五十を切るくらい。ヒールを脱ぐと余計に小さく見える。並ぶと肩の位置がだいぶ下。
顔はギャル寄り。ただし化粧が濃いというより、目元だけしっかり作ってある感じ。清楚に見えると言う人もいるだろうな、というのが第一印象。写真より本人のほうが柔らかい。
声が高い。「部屋、涼しくて助かります」と言いながら上着を椅子の背にかけた。こっちは気の利いたことを何も返せず、「どうぞ」だけ。愛想の悪い客だったと思う。
それでも会話が途切れない。向こうが勝手に拾って勝手に転がしていく。こっちが黙っていても間が持つタイプ。人見知りには相当ありがたい。
熊本から来たと言ったら、去年友達と阿蘇まで行ったという話が返ってきた。話の運びが早い。三分で距離が縮まる。
体つきはスリム。腹に余計なものがない。胸はCで、盛っている感じはしない。触るとやわらかいほう。脚は細くて、太ももに肉が乗っていない。
六項目、点けた星は以下。
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★☆☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★☆
おっぱいだけ三つにしたのは、単純にサイズの話。形そのものに文句はない。反応の速さは全項目のなかで一番良かった。
終始、主導権は向こう
見た目で判断していた。小柄で受け身な子だろう、と。外れ。
シャワーを浴びて戻ったら、もう先にベッドの端に座って待っていた。座れと言われた。座った。そこから最後まで、こっちが動く場面がほとんどなかった。
言葉が先に来る。耳元で声を落としてくる。内容はここに書かない。ただ、あれで一度呼吸が止まった。ゾクゾクした、という言い方で伝わるかどうか。
手も口も止まらない。ぬるぬるした感触がずっと続いて、こっちがビクビクしているのを見て笑う。「まだ早いですよ」。まじでそう言われた。主導権を返す気がまるでない。
途中で一度こっちが起き上がろうとしたら、肩を押し戻された。力そのものは強くない。ただ流れの作り方がうまくて、押し返す理由が見つからなかった。
不満を挙げるなら、序盤の力加減が少し強い。いきなり本気で来るので、こっちの立ち上がりが追いつかない。二回目以降なら伝えれば直る範囲。
攻められるのが好きな人には合う。自分から主導したいタイプには、たぶん合わない。そこははっきり分かれる子。
事務的なところは一切なかった。時計を見る素振りもない。七十分のあいだ、終わり際まで密度が落ちなかったのは素直に良かった点。
次に電話するときは
七十分は短い。次は九十分。それだけ。
帰りに駅前のラーメン屋がまだ開いていて、一杯食べてからホテルに戻った。夜中の二時。翌朝の会議のことは、その時点でもう考えないことにしていた。案の定、翌日はずっと眠かった。
この日の後半にどう転がったか、金額をどう動かしたかは限定エリアに置いた。無料側に書ける話ではない。