小倉の夜は中洲と別モンやけん
俺は週の半分は中洲のバーのカウンターに座っとる。飲みながら常連同士でその週の当たり外れをしゃべる、あれが俺の情報源ったい。ただ、中洲ばっかり通っとると感覚が鈍ってくる。店が多すぎて「選ぶ」って作業が雑になるけん。
梅雨明け直後の火曜、バーのマスターが言うには「最近は北九州のほうが面白いですよ」と。中洲は横並びで安心やけど、小倉は当たり外れが極端に出る、と。その一言が引っかかって、翌週の平日に鹿児島本線で小倉まで出た。
着いたのが夕方で、時間が余ったけん旦過市場のあたりをぶらぶらした。改装中の区画が思っとったより広くて、記憶の中の景色と全然違う。雨上がりでアスファルトがまだ濡れとって、ネオンが下から二重に光って見えよった。
枠と値段の話
今回行ったのは小倉のソープ。中洲の同じクラスの店と比べると総額は気持ち安い。
ただ、その安さで喜べるのは枠が取れた人間だけったい。ネット予約の画面はほぼ機能しとらん。出勤が上がった瞬間に電話で埋まるけん、あの画面を眺めとる時点でもう負けとる。俺は最初、律儀にフォームを何度も送信して二日ぶん無駄にした。電話も繋がらん。十回かけて全部話し中って、まじで心が折れかけたばい。
コースは通常と上位の二本立てで、上位のほうは時間が長く取れる。初回は様子見でいい、って考えはこの店では捨てたほうがいい。理由は後で書く。
中洲のソープとどう違うか
中洲は入口に呼び込みが立っとる店が多い。あれが好きな人もおるけど、俺は苦手ったい。ここはキャッチが一人もおらんかった。通りから普通に入って、受付で名前を言うだけ。
接客の温度も違う。中洲やと流れ作業になりがちな受付が、ここは一つずつ確認してくる。裏を返すと、混んどる時間帯は普通に待たされるっちゅうことやろうね。俺の日は待ちゼロやったけど、これは運が良かっただけやと思っとる。
部屋に入ってきた子のこと
扉が開いた瞬間、「あ、写真より若い」って声に出とった。パネルなんてあてにならん商売やけど、この子は逆方向に裏切ってきたばい。顔が小さくて、輪郭が細い。前髪を切ったばかりらしくて、そこだけ妙に真新しい感じがする。
まだ二十歳。中洲でこの年代を指名すると、たいてい会話が続かんくて俺のほうが気を遣う羽目になる。この子は逆やった。こっちが黙っとると自分から話題を出してくる。差し入れに持っていった缶の銘柄を見て「これ好きなやつです」って本気で嬉しそうにしとった。演技かもしれん。演技ならそれはそれで大したもんったい。
胸は形がいい。寝転がっても横に流れんし、輪郭がちゃんと残る。肌は白いというより、湯上がりで薄いピンクがずっと差しとる感じ。
採点はこう。
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★★
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
湯船から出てからが本番やった
部屋は思ったより広い。脱衣スペースだけは狭くて、二人で立つと肩がぶつかる。そこで服を脱がされながら耳のうしろに息をかけられて、開始十秒でペースを持っていかれた。「今日はいっぱい甘えてくださいね」って耳元で言われて、俺はもう返事がまともにできんかった。
シャワーは丁寧。ただ最初の手コキだけは力加減が強くて、途中で「もうちょい優しく」って自分から言うた。ここを我慢して黙る客が多いけど、言うたほうが早いったい。素直に緩めてくれて、そこから先は文句なしやった。
湯船で向かい合わせに座って、しばらく世間話。
この時間が長いのがここの良さやと思う。中洲の同クラスやと、湯に浸かる前にもう次の工程に押し込まれることがあるけん。兵庫から出てきたばっかりらしくて、小倉のうどんが柔らかすぎて驚いた、って笑っとった。
ベッドに上がってからは、こっちが何もせんうちに全身を舐められた。舌が長いのは本当で、首筋から鎖骨、脇の下まで、ぬるぬるした感触が途切れんまま降りてくる。俺が途中で笑って「くすぐったい」って言うたら、「じゃあ、くすぐったくないところにします」って迷わず下にいった。
フェラは歯が当たらん。深く咥えたまま舌だけ動かすやつを長いことやられて、正直そこで一回終わっとってもおかしくなかった。
こっちが返しに回ると、反応がわかりやすい。太ももの内側を触った時点で脚がビクビクして、そのまま指を入れたら腰が浮いた。演技の子は声だけ大きくなる。この子は声より先に体が動く。やばい、と思った。
正常位で入れた瞬間に気づいた。ゴムを着けとらん。
中はきつめで、奥に当てると自分から締めてくる。耳元で「このまま中で出していいですよ」って言われて、俺は素直に甘えた。生のまま、中に出した。二十歳の体でこれをやらせてもらえるとは思っとらんかったばい。
終わったあとも急かされん。もう一回湯に入って、髪を乾かしてもらいながらまた話した。
唯一もったいなかったのは、短いコースを取った俺の判断ミスやね。この子は前半のイチャイチャに時間を使うタイプやけん、短いと後半が全部駆け足になる。次は迷わず長いほうにする。
帰りは小倉駅の高架下で焼うどんを食って、終電のひとつ前で博多に戻った。ホームで缶ビールを開けながら、こりゃ中洲の常連連中には当分黙っとこう、と本気で思ったばい。しゃべったら枠が余計に取れんくなるけん。
この子の名前と店は、この下の有料エリアで書く。