焼酎の勢いで熊本まで足を伸ばした日曜
土曜の晩に天文館で芋を三合ほど流し込んで、日曜の朝いちのバスに乗った。焼酎入った勢いで前の晩に予約だけ入れといたのが、翌朝になってちゃんと効いた。天文館はよかど。ただ同じ街の同じ店ばかり回っとると、自分の目のほうが先に鈍ってくる。年に何回かは県境をまたぐようにしとるんじゃ。
今回の行き先は熊本市の中央街、ソープ ピカソ。ここに入るのは初めてじゃった。決め手になったのは写メ日記で、れむという子の書く文章に妙な体温があった。盛った自撮りを並べるでもなく、その日食べたものと出勤の時間だけ淡々と書いてある回が何日か続いとって、そういうのを読むと逆に気になる。
中央街のこのあたりは店が一角に固まっとって、外から見ると建物の区別がつかん。地図を頭に入れとかんと初見はまず迷う。俺も一度、隣のビルの入口まで行きかけた。入店を昼過ぎに合わせたのはこの日いちばんの判断で、夜になると指名が集中するもんじゃから、行き当たりばったりでは希望の子まで届かん。県外から出てくる人間ほど、時間の余裕より枠の余裕を先に取ったほうがいいと思う。
枠が取れんかったら往復のほうが無駄になる。
八月の熊本は蒸す。バスを降りて十分歩いただけで背中がぐっしょりで、正直そこは焦った。
そういえば熊本の中心部は駐車場が高い。車を置いてバスにしたのは正解じゃった。
中央街の一室で待っとったれむ
座ったまま見上げられて
受付は思ったより静かで、通されるまでほとんど待たされんかった。館内も掃除が行き届いとって、スタッフの案内が落ち着いとる。この手の店は入口の空気で当たり外れが半分見えるが、ここは最初から気が楽じゃった。
部屋の扉が開いて、座ったまま「はじめまして、れむです」と見上げられた。二十二歳。写真より実物のほうがいい、というのは風俗では滅多に書けん台詞じゃが、この日は素直にそう思った。151cmの小柄なのに上はEカップと来るもんじゃから、抱えたときのバランスが妙にちぐはぐで、そこがいい。
案内された部屋は広くはない。というより風呂とベッドでほとんど埋まっとって、荷物を置く場所を探すのに一瞬まごついた。狭いのは事前に分かっとったことじゃし、この造りの店で広さを求めるほうが野暮というものじゃ。それより掃除の行き届き方のほうがよほど大事で、そこは合格。
肌が白い。汗をかいて上がってきた自分が申し訳なくなるくらいには白い。
とりあえず先に流させてくれ、と頼んだ。
世間話が途切れたあたり
座って五分もせんうちに、こっちの喋るペースに合わせてきよるのが分かった。話し上手というより聞き上手で、鹿児島から出てきたと言うたら焼酎の銘柄を三つ並べて返してきた。人見知りが行っても間が持つタイプじゃっど。
汗が引かんうちに密着されて、俺のほうが引き気味になった。そしたら向こうから「そんなん気にせんでいいですよ」と笑って、腕にしがみついてきた。こっちが気を回したぶんだけ、それを片っ端から無効化してくる。ご奉仕型を名乗る子はよくおるが、押しつけがましさが一切ないのは珍しいと思った。
趣味は散歩じゃと言うとった。二十二でその答えが出てくるのが可笑しくて、どこを歩くのか聞いたら、店の近所を意味もなく一周するだけらしい。そういう間の抜けた話を、こっちが黙っても平気で転がしてくれる。
愛想がいい子は多いが、間が持つ子は少ない。
ここから先、湯を使ってからの空気の変わり方が本題なんじゃが、それは限定側に回す。
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★★
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
この続きは限定エリアに置いてきた
湯を使いはじめてからは、終始向こうが主導じゃった。手順どおりに動くだけで終わる子とは違って、れむはこっちの反応を見てから次の手を変えてくる。痛くないか、くすぐったくないかと途中で二回聞かれた。その聞き方が確認作業になっとらんのが良かった。
こっちが黙る番になった。
洗体の力加減は序盤だけ少し強くて、そう言うたら即座に緩めてきた。そこから先は文句なし。
時間の配分も最後まで向こうが握っとった。残りが少なくなると急に慌ただしくなる店は多いが、ここはむしろ終盤のほうがのんびりしとって、服を着ながらまだ喋っとった。出るときに階段の下まで見送りに来られて、こっちが照れた。
二十二歳にこの間の取り方は反則じゃ。
帰りは中央街で豚骨のラーメンを一杯やって、夜のバスで鹿児島に戻った。バスの中で寝落ちして、気付いたら川内じゃった。
次に熊本へ用事を作るときは、また同じ子を指名すると思う。まじで、そのために用事のほうを先に作る気になっとる。中身と、この店の使い方は限定エリアに全部書いた。