名古屋を通り越して岐阜まで走った理由
真夏の日曜、午後二時。四日市の家を出た時点で車の外気温計は三十六度を指していて、エアコンを最強にしても背中に汗が張りつく。高速に乗る前のコンビニで、飲むつもりもない冷たいお茶を二本買った。
完全に浮かれとった。
四日市にもホテヘルはあるやに、なんでわざわざ岐阜まで走るのか。道中はずっとそれを自問しとった。東名阪から名神に乗り継いで、いつもなら降りる名古屋のインターを素通りする。理由はひとつで、うさぎちゃんという店のふみかというキャストのページを、二週間ばかり開いては閉じてを繰り返していたからやに。
決め手はプロフィールの一行だった。前職は大学生。年齢は二十歳。そこに151cmでHカップという数字がぶら下がっている。顔をハートで隠してある写真なのに、目のあたりだけで作りが分かってしまう類のやつ。
指名料が千円だけ上乗せになるコースだと後から知って一瞬迷ったが、ここまで来て千円で迷うのは情けない。
扉が開くまでの三秒とふみか
頭の中でやっていた実況
ホテルの駐車場が満車で、二周してやっと空きを見つけた。部屋に入って歯を磨いて、シャワーを浴びて、バスタオル一枚で座って待つ。ここまでは手順どおり。
問題はそこからで、待っている十分がやたら長い。写真と違ったらどうする。こっちが緊張しすぎて会話が続かなかったらどうする。そもそも三十六度の中を二時間走ってきた自分は臭いんじゃないか。心配になって、汗をかき直したぶんをもう一度流しに行った。
まじで落ち着かん。
ドアを開けた三秒で実況が止まった
ノックの音。ドアを開けた三秒で、頭の中の実況は全部止まった。
「こんにちはー、ふみかです」
小柄。写真で見るより小柄やった。151cmという数字は頭に入れていたのに、目の前に立たれると想像より一段低い位置に顔がある。そのぶん下が数字どおりに主張してくるので、視線の置き場に困って一瞬だけ天井を見た。
「暑かったでしょ、大丈夫でした?」と先に聞かれて、用意していた第一声は使わずじまい。四日市から来たと言うと「え、そんな遠くから来てくれたんですか」と笑われて、そこでやっと肩の力が抜けた。
六項目つけてみた
東海の人間なので点は辛めにつけるほうやけど、今回はほとんど甘くなった。
ルックス ★★★★★ 目が大きくて輪郭が細い、いわゆるカワイイ系。加工に頼っていない顔。
スタイル ★★★★★ 小柄なのに肉のつき方が完全に大人。むちむちという言葉はこのためにある。
おっぱい ★★★★★ Hカップの重さと柔らかさが両立していて、手のひらがそのまま沈んだ。
アソコ ★★★★☆ パイパンなのは事前に書いてあるとおり。触り心地は素直に良かったと言うほかない。
感度 ★★★★☆ 反応は分かりやすい。ただ演技かどうかを見極める余裕は、こっちに残っとらんかった。
性格 ★★★★★ 会話のテンポが良くて沈黙が一度も無い。個人的にはこれが一番効いた。
洗い場の入り口まで
浴室でシャワーを浴び直すところから始まった。泡を立てて背中から流していく手つきは丁寧なんやけど、最初の三十秒だけ力加減が強い。慣れてる人の手やなと感心したのと、正直ちょっとくすぐったいのが半々。そう伝えたらすぐ弱めてくれて、あとは最後までちょうどよかった。そのまま湯船に一緒に浸かって、ここでの会話がやたら長い。大学の話、岐阜に来る前の話、こっちの仕事の話。お湯の中で肩を寄せてくるので、Hカップがぷるぷる揺れているのが視界の下側にずっといる状態で、白状すると会話の中身は半分も頭に入っていない。
ベッドに移って、ここから先が本題。
無料で読めるところに書くのは、ここまでにしておく。
帰りの車で考えたこと
終わったあとも、部屋を出るまでずっと手を握られていた。エレベーターの中でも、フロントの前でも。そういう子は珍しくないけど、ここまで自然にやられるとこっちが勝手に勘違いしそうになる。
帰りは一宮で降りてラーメンを食べた。そういえば、駐車場で一人になってから、次にいつ来られるかを電卓で叩いとった。ホテル代と高速代を足すと、四日市からだと安い遊びではない。それでも計算をやめられなかったあたりで、答えはもう出とったんやと思う。店の名前がうさぎちゃんという、口に出すと少し気恥ずかしい響きなのも含めて、帰り道の頭の中を全部持っていかれた。
名古屋まで出んでも済むはずの用事を、その名古屋も通り越して岐阜市まで来た。それでも手間対効果は合っていたと思う。
次は連休に取る。
ベッドに移ってからの八十分と、この店で枠を取るときのコツは、投稿者限定エリアのほうに全部書いた。