八月の岐阜はとにかく暑い。木曜の昼、車のハンドルが触れんくらい熱くなっていて、乗り込む前にドアを開けて三十秒ほど待った。この日は一週間前から予約を入れてあったから、暑いという理由で流すわけにはいかんかったな。
三週間、名前だけ見て指名できずにいた
コスプレアカデミーのあいという子は、出勤表に名前が載った時点でだいたい埋まっている。昼から最終まで通しで完売、みたいな日が七日続いていたこともあった。枠が空くのを何度か見にいっては、そのまま閉じるのを繰り返していたな。
この辺は名古屋まで出れば選択肢がいくらでもあるし、実際そうすることのほうが多い。ただ車で二十分の場所に住んでいて、それでも会えん子がいるというのが、かえってひっかかってしまった。
そもそもこの店を選んだのは衣装が選べるからで、金津園でそこまで振り切っている店はそんなに多くない。教室の設定で撮った写真が並んでいて、はじめて見たときは狙いすぎやろと思ったくらいやね。ただ実際に指名の埋まり方を見ていると、狙いは当たっているんやろう。
結局、平日の昼どきの枠を一週間前に押さえた。ネット予約が通ったときは声が出たわ。
店の前の駐車場は狭い
金津園の一角にある店で、専用の駐車場はあるにはあるが狭い。軽じゃないと切り返しが要る幅で、この日は一度で入らずに焦った。近くのコインパーキングに逃げたほうが精神衛生上いいと思う。
建物そのものは古い。階段も内装も、この辺のソープは似たようなもんやけど、老朽化が目立つのは残念やね。ただ手洗いは掃除が行き届いていて、そこは印象が良かったな。
受付は早かった。支払いを済ませて待合に座ったら、五分もせずに呼ばれている。電話で予約の確認をしたときの女性スタッフの応対も丁寧で、この店はそこがずっと安定しているな。
待合はテレビの音が小さく流れているだけで、他の客とも目が合わない配置になっている。この時間帯だと自分のほかに二人しかいなかった。
パネルより小柄で、声が少し枯れていた
階段のところで待っていたのが本人で、こちらが名乗る前に頭を下げてきた。写真で見るより頭ひとつぶん小さい。T154と書いてあったのを見てはいたけれど、横に並ぶと数字以上に小柄に感じたな。
顔は完全にアイドル寄り。黒い髪が背中まで真っ直ぐ落ちていて、廊下の照明でも艶が分かる。肌は白くて、腕に触れたときにもちもちしていた。胸はCと書いてある割に形が良くて、細い子にありがちな貧相さが無い。
連勤が続いていたらしく、声が少し枯れていた。それを本人が「喋りすぎました」と笑って言うもんだから、こちらの緊張も抜けてしまったな。
この仕事を始めてまだ四ヶ月らしい。二十歳で、学校に通いながら入っていると言っていた。あいの受け答えは年齢のわりに落ち着いていて、間が空くということがない。こちらが黙っても平気で待てるタイプで、無理に喋って場をもたせようとしないのが逆に楽やった。
体つきは細い。ウエストが五十六と書いてあって、実際に手を回すと本当にそのくらいしかない。それでいて肩や膝が骨っぽく尖っていないので、抱いたときに硬さを感じん。パイパンだというのは自己紹介の欄にそのまま書いてあった。
六項目で点をつけるとこうやね
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★☆☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
おっぱいだけ三つにしたのは、単純にサイズの話でしかない。形と触り心地には文句が無かった。
制服を脱がせるまでが長かった
部屋は薄暗くしてあった。この店は衣装が選べるので、セーラー服を頼んでおいた。教室のセットで写真を撮っている店やから、そのへんは徹底している。
入ってすぐ抱きついてきて、そこから五分ほど動かなかった。「まだ脱がないでくださいね」と言われて、こちらが先に座らされる。距離の詰め方が上手いというより、こういうのが本人も好きなんやろうな。
途中で夏休みの話になって、学校が始まるまでは連勤を続けるらしい。「休みに入ったらちゃんと寝ます」と言っていたけれど、たぶん寝んやろうな。
洗い場に移るまでに、たぶん十五分は使った。六十分のコースでこれをやられると後半が押すので、次に入るなら長めを取ると思う。ただ、この十五分を飛ばしてくれと言う気にはならんかった。
湯船の縁に座らされて、そこから先は限定エリアに置いておく。名前と店はここに書いたとおりやから、残っているのは中身だけやね。
岐阜まで通う価値があるか
する。問題は枠が取れるかどうかだけやな。
帰りに岐阜駅の南でラーメンを食って外に出たら、日が落ちかけていた。そういえば、車に戻るまでずっとにやけていた気がする。まじで悪くない昼だったな。