名古屋からの帰り道に岐阜駅で降りた
岐阜から出て名古屋で打ち合わせ、というのが月に二、三回ある。八月の水曜、思っていたより早く話がまとまって、名鉄で戻ってきたら岐阜駅の時計はまだ十六時前だったな。改札を出た瞬間に眼鏡が曇って、ホームの風が抜けていた分だけ地上の空気が重い。
暑い。逃げ場のない暑さだった。
このまま家に帰るのももったいなくて、駅前でコーヒーを一杯だけ飲んでから加納水野町のほうへ足を向けた。名古屋は近いし、日帰りで済む用事だと逆に時間が余ってしまう。夕方にぽっかり空くと、たいていろくなことを考えない。金津園はこの辺では珍しく、岐阜駅からゆっくり歩いても六分で着く。この立地に慣れると、他所の街で十五分歩かされるのが本気でしんどくなるやね。
その日入ったのがGG ゴールドガーデンだった。
加納水野町の看板をくぐるまで
岐阜駅から歩いて六分
駅の南口から真っ直ぐ歩いて、コンビニを二つ過ぎたあたりで通りの色が変わる。急に看板が増えて、そこから先が金津園になる。車で来るなら駐車場だけ先に調べておいたほうがいい。この辺りは一方通行が多くて、一度入り込むと出るのに手間がかかる。前に十分ほど同じブロックを回るはめになって焦った。
看板そのものは見つけやすい。
待合の麦茶と、少しレトロな部屋
入ってすぐ広い待合に通される。冷たい麦茶とおしぼりが出てきて、汗が引くまで座っていられる。この「汗が引くまで」があるかどうかで、夏の登楼は本当に別物になる。受付の人の説明も落ち着いていて、料金の区切りは先に紙で見せてくれた。ここで急かされると九十分がまるごと台無しになるので、ぶっちゃけこれが一番ありがたい。
部屋は少しレトロだったな。
鏡も壁紙も年季が入っているけれど、洗い場まで掃除が行き届いていて嫌な感じは一つも無い。予約はネットで取った。前日の二十四時ちょうどに枠が開くタイプで、この日はたまたま一枠だけ残っていた。グループの会員登録をしておくと通りやすくなるという話も、受付でついでに聞いた。
ひなのという子のこと
エレベーターの前で待っていたのは、ワンピース姿の落ち着いた女性だった。二十四歳と聞いていたので、もう少し子どもっぽい雰囲気を想像していたな。「今日、暑かったですよね」と先に声をかけてくれて、そのまま手を引かれて部屋まで歩く。この最初の三十秒で緊張が抜けた。自分から話すのが得意ではない人間には、これがありがたい。
肌が白い。触るともちもちしている。
162cmでIカップというのは数字だけ見ると作り物みたいだけれど、形が崩れていないので本当にそのまま乗っている。実物を前にすると、やばい、以外の言葉が出てこなかった。
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★★
おっぱい ★★★★★(これは満点以外つけようがない)
アソコ ★★★☆☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
アソコを三つにしたのは、そこまで細かく確かめる余裕が無かったからで、悪い意味ではない。感度は素直なほうだと思う。声を我慢するタイプではなかったな。性格のほうは文句なし。前職はアパレルだそうで、話の間の取り方が上手い。
「料理は作るのも食べるのも好きなんです」
そう言われて、そういえば帰りにラーメンでも寄ろうかと考えていたのを思い出した。
湯気の向こうで、ひとつめの合図
シャワーの前に、まず正面から抱きしめられた。そこから顔が近づいてきて、キスが始まる。これが長い。ベロチューと呼ぶ類の濃いやつを、こちらが息を継ぐまで続けてくる。洗い場に移ってからも、体を洗う手が止まるたびに顔が近づいてきた。ディープキスの回数だけで言えば、岐阜で入った店の中でも多いほうだったな。
洗体そのものは丁寧で、耳の裏まで指が来る。ただ、力加減が良すぎて途中で意識が飛びかけた。早くベッドに行きたい側としては、もどかしい時間でもある。
続きは限定エリアに置いておく。
九十分をどう使ったか、その先どこまでの流れになったかは、そちらで書いた。
岐阜に住んでいてよかった、と思った日
帰りは結局ラーメンには寄らず、駅前でぼんやりしてから電車に乗った。穏やかに楽しめた、というのが一番近い。派手な演出があるわけでもないし、テクニックで殴ってくるタイプでもない。ただ、離れている時間がほとんど無い。九十分のあいだずっと、どこかしら触れているかくっついているかのどちらかだった。
また行くかと聞かれたら、行くと思う。
名古屋の帰りに岐阜駅で降りる日は、これからも月に何回かある。ひとつだけ先に言っておくと、九十分は短い。