富山まで足を延ばした木曜の夜
金沢から高速で一時間ちょっと。木曜、仕事を上がってすぐ車を出した。乗ってしばらくで雨が落ちてきて、ワイパーの音を聞きながら富山へ向かうことになったな。北陸の夜は九月に入るともう風が冷たくて、サービスエリアで一度降りたときには腕が寒い。
片町で飲む約束を蹴ってまで来たんだから、外したら笑い話にもならんかね。
富山市内に着いたのは二十一時前。ホテルの前の駐車場が狭い。切り返しを三度もやって、後ろで待たせた車に頭を下げた。情けない。コンビニで水を二本だけ買って部屋に上がったな。
そういえば来る途中、うまそうなラーメン屋の看板をいくつも見送ってきた。
この日呼んだのは富山のデリヘル、CLUB CHELSEA クラブチェルシー 富山店。指名したのはルネという子で、写真を見た時点で「これは加工が強いやつだろう」と半分疑っていた。金沢でも富山でも、パネルと実物の差で笑うのはもう慣れっこだからな。
電話の受付が丁寧だったことは先に書いておきたい。部屋番号を一度言い間違えたのに向こうが確認し直してくれて、こちらが気づかないまま待ちぼうけを食うところを助けられた。コース時間の相談にも嫌な顔ひとつせず付き合ってくれる。この手の受付は北陸だと当たり外れが大きいから、この時点でだいぶ気が楽になった。
待っている二十分が、やたら長い。
CLUB CHELSEA クラブチェルシー 富山店 のルネという子
ドアが開いてからの三秒
チャイムが鳴ってドアを開けた三秒で、疑っていた自分が恥ずかしくなった。
アイドルの鈴木愛理をもう少し柔らかくしたような顔で、色白というより肌が透けて見えるくらい白い。161センチのわりに手足が細長くて、その細さに乗っているのがGカップだというんだから、正直バランスがおかしいな。黒髪のショートボブが顎のあたりで揺れて、部屋の間接照明の下だと余計に幼く見えた。
「初めまして、ルネです」と少し高い声で言われて、こっちが先に照れた。二十三歳。二十も下だからな。
肌の温度と、話し方
隣に座って腕が触れた瞬間、思ったより体温が高いのに驚いた。冷房の効いた部屋で自分の指のほうが冷たくて、握ったら「お兄さん、手つめたっ」と笑われた。腕から肩にかけての肌がもちもちで、力を入れると指がそのまま沈む感じだったな。
話し方が徹底して聞き役だった。こっちの仕事の話を延々させておいて、要所で本当に興味がありそうな顔をする。技術なのか素なのかは最後まで分からんかったな。ただ、聞き役に回りながらも自分の話をきちんと差し込んでくるので、一方通行の相槌にはならない。四十を過ぎて風俗で若い子と話すと、たいていはどちらかが疲れるものだが、この日はそれが一度も起きなかった。
差し入れにヤクルトを持っていったら本気で喜んでいた。趣味が釣りとゴルフだというので、能登の防波堤の話でしばらく盛り上がった。北陸の夜は、こういう間延びしない雑談があるだけで金額ぶんの価値が出る。
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★★
おっぱい ★★★★★
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★★
性格 ★★★★★
アソコだけ星を一つ削ったのは、単純にこっちが余裕を持って確かめられなかったからだ。まじで途中から思考が飛んでいた。
言えるのはここまで
シャワーを浴びる前に泡で洗ってもらえるというので頼んだ。ここの無料オプションのひとつだ。背中を流されている時点で会話が途切れて、鏡越しに目が合ったら向こうが先に笑った。
そこから先は、部屋の空気が変わった。
洗い場から出るときにバスタオルを取り合うような格好になって、二人して笑ったのを覚えている。こういう子どもじみたやり取りが自然に出てくる相手だと、そのあとが楽になるな。金沢の店で何十人と会ってきたが、この間の取り方がうまい子はそう多くない。
ベッドに移ってからは、この子がずっと甘えたがりだということがよく分かる時間だったな。M九割という自己申告は誇張ではなかった。ただ、そのへんの具体的なところと、こちらがいくら払って何をどこまで頼んだかは、限定エリアのほうに置いておく。名前も店も出してしまっている以上、書ける線と書かない線は分けておきたい。
この続きは、鍵の向こうに書いた。
帰りの高速で
部屋を出たあと、駐車場でしばらくエンジンをかけずに座っていた。雨は上がっていて、フロントガラス越しに富山の街の灯りが滲んで見える。
金沢は雨が多い街だと言われるが、この夜の富山も似たようなものだったな。帰りの高速はがらがらで、四十分ほどで自宅に着いてしまった。もう少し遠くてもよかった、と思ったのは久しぶりだ。