片町の夜 — 金澤さくらん
金沢は雨が多い。あの金曜も、片町の交差点から先はずっと霧みたいな雨だったな。飲み会が一次会で解散になって、まっすぐ帰る気にもならず、香林坊寄りのホテルに部屋を取った。
金澤さくらんはホテヘルなので、店に出向くんじゃなくて部屋まで来てもらう形になる。ネットで枠を押さえて、受付に電話で確認して、部屋番号をもう一度伝える。この二度手間を面倒だと感じる人もいるかね。ただ待ち時間は短かった。19時台に入れて、20分もしないうちに内線が鳴ったな。
受付の男性の応対も丁寧だった。電話で部屋番号を伝えたとき「お飲み物のご希望はありますか」と聞かれて、そんなのがあるのかと少し驚いた。片町の界隈でここまでやる店はそう多くない。
ホテルの駐車場だけは相変わらず埋まっていて、そこは焦った。
歩美さんの印象
ドアが開いた瞬間に、これは当たりだと思ったな。写真だと落ち着いた奥様に見えるんだが、実物はもっと表情が動く。笑うと目が細くなって、こっちの緊張の方が先に溶けた。
年齢を出している店なので先に書いておくと、五十路の人だ。それを知ったうえで指名する側が何を求めるかというと、たぶん技術というより余裕の方だと思う。そこは裏切られなかった。
ルックス ★★★★☆
T158の細身で、顔立ち自体は派手じゃない。北陸の夜は照明を落とした部屋で誤魔化す店も多いけど、この人は明かりをつけたままでも粗が出ないタイプだったな。年齢は五十路に入っているはずなのに、肌の張りだけで言えば下手な三十代より上だと思う。
スタイル ★★★★☆
84・62・86。数字だけ見れば普通なんだが、腰の位置が高いぶん脚が長く見える。ワンピースの脇のスリットから太ももが覗くのは、たぶん狙ってやってる。効いてたよ。
おっぱい ★★★☆☆
Cカップ。大きさで押すタイプではないな。ただ形は綺麗だし、触ったときの柔らかさは年相応というより、むしろ柔らかい方だった。
アソコ ★★★☆☆
毛は薄く整えてある。締めつけてくる感じではなくて、包み込んでくる側。ここは好みが割れるかね。
感度 ★★★★☆
反応は素直だ。というより演技臭さがない、と書いた方が近い。触った場所にちゃんと連動して息が変わる。
性格 ★★★★★
ここが一番の武器だと思う。喋りが途切れないのに、押しつけがましくない。こっちが黙りたい空気のときはちゃんと黙らせてくれる。部屋に入るなり「今日は雨で大変だったでしょ」と傘の心配をされたのは、正直効いたな。
部屋のドアが開くまで
内線が鳴ってからドアの前で待つ数十秒が、ホテヘルで一番落ち着かない時間だと思う。テレビをつけて、消して、灰皿の位置を直して、みたいなことをやってた。
開けたら、白いワンピースに紙袋を提げた人が立っていた。「はじめまして、歩美です」。それだけの挨拶なのに、妙に落ち着いた声だったな。
紙袋の中身を先に出して、ハンガーにワンピースを掛けて、それからようやくこっちを向く。この段取りの良さは慣れというより性格なんだろう。バタバタした空気が一切なかった。
部屋に入ってからは、まず座って世間話。前に片町で飲んだ店の名前を出したら、そこを知っていてしばらく脱線した。この余談の時間を惜しいと思わせないのがうまい。時計を気にする素振りが一切ないんだ。
灯りを落とすかと聞かれたので、そのままでいいと答えた。実際そのままで問題なかった。むしろ表情が見えた方がいい人だと思う。
シャワーの前に、下着はどれがいいかと聞かれた。事前に見て気になっていたやつを言ったら、紙袋から本当に出てきた。ここから先は限定側に置いておく。
また行くか
行くな。金沢でホテヘルを一軒だけ選べと言われたら、今のところここになる。
気になった点も書いておく。まず夜遅い時間は動きづらいらしい。二次会のあとに、みたいな流れだと希望が通らないことがある。料金も北陸の相場で見れば安い方ではないな。割引を重ねてようやく納得できる線に落ちる。指名も取りづらくて、ネットの枠は早い時間から埋まっている。
初めての店は当たり外れが不安だから、こういう当たりを引くと金沢に住んでてよかったと思うよ。
金沢は遊び場が片町と香林坊にほぼ集約されているぶん、移動で消耗しないのが助かる。金曜でも、ホテルさえ押さえておけば呼んでから20分で始まるからな。この機動力は都会にはないやつだ。
それでも片町からタクシーで10分かからない範囲にこういう人がいるというのは、金沢の夜としては恵まれている方だと思う。北陸の夜は静かだけど、退屈というわけじゃないんだ。