名古屋駅から西へ歩いた水曜の午後、インペリアル福岡
水曜の午後、外回りの仕事がひとつ飛んで、二時間ぽっかり空いてしまった。
雨が降りそうで降らない、九月の終わりの湿った日。名古屋駅の西側に出て、コンビニでビニール傘を買うか迷ったまま、結局手ぶらで中村区のほうへ歩いた。駅前のビル街から少し外れるだけで、急に道が狭くて古い街並みになる。あの切り替わりには、何度来ても少し気後れする。
インペリアル福岡を選んだのは、店名に「福岡」と付いているのに名古屋にある、というのが前からずっと引っかかっていたから、というのが半分。残りの半分は、黒髪で三十歳、おっとりした癒し系で空気を読む、という紹介の並びだった。
若妻が好きだと言うと、たいてい「年上好きってこと?」と返されるけど、それは違う。二十代の後半から三十そこそこの、若さがまだ手元に残っているのに、どこか誰かの奥さんみたいな落ち着きがある人。人妻って響きだけで少し胸がざわつく性分なのは認めるけど、欲しいのは響きじゃなくて、あの空気のほうだった。
電話をかけたのは店の近くまで来てから。当日で、しかも平日の昼間なので空いているだろうと踏んでいたら、案の定すぐに案内できますとのこと。受付の男性スタッフの声が落ち着いていて、そこで少しだけ肩の力が抜けた。
待合で出されたお茶が妙に熱くて、ひと口目で舌の先を少し火傷した。平日の昼の待合は自分ひとりで、壁の時計の音がやけに大きく聞こえた。
黒髪のみふゆさんがまとっていた「誰かの奥さん」みたいな空気
部屋の前で待っていたみふゆさんは、写真で見た印象よりも少し背が高かった。165cmあると、こちらと目線がほとんど変わらない。
黒髪がまっすぐ胸のあたりまで落ちていて、白いシャツの上からでも胸の大きさははっきり分かる。でも最初に目がいったのは胸じゃなくて、笑ったときの口元だった。あまり大きくは笑わない。ふっと緩めて、すぐに戻す。その控えめさが、若いのに色気があるというのをそのまま形にしたみたいだった。
実際に結婚しているのかは知らないし、聞かなかった。
話し方はゆっくりで、こちらの話を最後まで聞いてから返してくる。「今日はお仕事の途中ですか?」と聞かれて、スーツのままだったのを思い出した。「抜け出してきた」と答えると、少し困ったように笑って「じゃあ、ちゃんと休んでいってくださいね」と言う。家で誰かの帰りを待っている人の言い方って、たぶんこういう感じなんだろうな、って思ってしまった。
星で並べるとこうなった
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★★
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
ルックスを満点にしなかったのは、顔立ちより雰囲気で持っていくタイプだから。写真だけで選ぶ人には伝わりにくいと思う。腰まわりはくっきりくびれていて、そこから胸にかけての線は、服の上から想像していたよりずっと立体的だった。
湯船に浸かるまでの、入口のところだけ
部屋は正直ちょっと狭い。ベッドと洗い場の距離が近くて、脱いだ上着を置く場所に少し困った。古い建物に入っている店なので、そこは割り切るしかない。
服を脱がせてもらいながら、仕事の疲れで最近どうも元気が続かない、という話をぽろっとしてしまった。言うつもりはなかったのに、あの聞き方をされると口が滑る。みふゆさんは「大丈夫ですよ、ゆっくりやりましょう」とだけ言って、それ以上は何も聞いてこなかった。
シャワーで体を流してもらって、湯船に二人で浸かる。後ろから抱えられるような格好になって、背中に当たる柔らかさに、やばい、と声に出そうになった。
ここから先は、この日いちばん書き残しておきたかったところなので、限定エリアに回しておく。
若妻好きの人に向けて
派手な技で押してくるタイプじゃない。こちらの調子を見ながら、急がずに合わせてくる。その待ち方に、結婚してるからこそ出る余裕みたいなものを勝手に感じてしまった。背徳感で燃えたいというより、弱っているところを黙って受け止めてほしい日に会いたい人だと思う。
帰りは結局雨に降られて、駅までの道を小走りで戻った。濡れたスーツのまま駅の近くのラーメン屋に入って、カウンターで湯気を眺めながら、さっきの部屋の狭さと、あの口元のことをぼんやり思い返していた。そういえば、傘はやっぱり買っておくべきだった。
名前と顔、それから湯船から先で何が起きたのかは限定エリアで。