津まで足をのばした金曜の午後
金曜の午後、仕事が半端なところで片付いてしまって、そのまま車を津のほうへ走らせた。人妻って響きだけで落ち着かなくなるのは、たぶん一生直らない。
三重人妻・熟女デリヘルJJ 旧:デリヘルJJ は津を中心に、松阪や伊勢のあたりまで女性が動いてくれる派遣型のお店だ。ラブホでもビジネスホテルでも、自宅でも受けてくれる。待ち合わせのスポットが近鉄の駅のそばに用意されているので、車を持っていない日でも電車で成立するのがありがたい。地方の派遣型は「駅まで来られるならどこでも」みたいな雑な案内をされることがあるけれど、ここは合流地点を具体的に指定してくれるので、初めてでも迷わずに済んだ。
受付のやり取りは終始丁寧だ。コースの長さと指名の種類、合流してから案内までの流れを順番に説明してくれて、途中でこちらが聞き返す場面がひとつもない。指名は写真を見て選ぶ形。料金の話も濁さず、こちらが飲み込むまで言葉を足してくれるタイプだった。この手の説明が雑なところで萎えた経験があるぶん、最初の三分で信用できる店だと分かる。
合流に指定したコンビニの駐車場が思ったより狭くて、停める位置を三回くらい直した。夏の名残でまだ暑い日で、エアコンを効かせたまま外を見ていた。
小坂奈緒美さんという二十七歳
助手席のドアが開いた瞬間、あ、これは当たりだ、と思ってしまった。
若さのほうから見た彼女
162cmでスレンダー、脚がすらっと長い。黒髪がまっすぐで、笑うと目が細くなる。写真で見るより実物のほうが柔らかい人だ。挨拶がわりに手を握ったら指がもちもちしていて、その温度でこちらの緊張のほうが先にほどけてしまった。
信号待ちで軽トラのクラクションが鳴ったとき、肩がビクンと跳ねたのが妙に可愛い。「びっくりしたぁ」と言いながら自分で笑っている。二十七歳という年齢の、まだ全部が仕上がりきっていない感じが好きだ。歳の話をすると少しだけ困った顔をするのに、そのあとすぐ自分から話題を戻してくる。こういう小さな切り替えの速さが、若さと落ち着きの両方に見えて、こちらは勝手に持っていかれる。
生活のにおいがする側
話しているとふっと生活の話が挟まる。買い物の帰りに寄る店のこと、休みの日をどう潰しているかということ。若いのに色気があるというより、生活感の隙間から色気が漏れてくる人だった。結婚してるからこそ出る間の取り方というか、こちらの話を最後まで聞いてから返す余裕がある。
持っていた小さいバッグから飲みかけのペットボトルが覗いていて、それを見た瞬間になぜか一番ぐっときた。派手なブランド物でもなく、写真映えのためでもなく、ただ今日ここまで移動してきた人の荷物だという当たり前さがある。香水もきつくない。夜の店の匂いというより、洗濯物の匂いに近い距離のもので、そういうものを人妻店に求めてしまう自分の面倒くささも自覚している。若いのに色気が、という言い方すら雑に思えてくる。
津まで来てよかった。
趣味の話で普通に盛り上がってしまい、気づいたら部屋に着くまでの時間が消えていた。会話が仕事になっていない人は、この業種だと案外少ない。
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★☆
アソコ ★★★☆☆
感度 ★★★★★
性格 ★★★★★
部屋にたどり着くまでの十五分
道すがら、信号で止まるたびに手が触れて、そのまま指を絡めるくらいの距離になる。鍵を開けるころにはもう空気ができあがっていて、荷物を置くより先に一度だけ長く抱き合った。この背徳感がたまらない。
シャワーから出ると、彼女はベッドの端に座って待っていた。肩に触れただけで体が小さく跳ねる。「まだ何もしてないよ」と言ったら、恥ずかしそうに顔を伏せる。ここで急ぐと全部台無しになるやつだと思って、しばらく髪だけ触っていた。
この続きは限定エリアのほうに置いておく。自宅に呼んだ場合にどう転ぶのか、時間帯をどこに寄せると取りやすいのかも、まとめてそっちに書いた。
近鉄に揺られながら考えたこと
帰りは車を置いて電車にした。そういえば運転する気力がもう残っていない。
窓の外の田んぼが夕方の色に変わっていくのを見ながら、また会いたいなって思ってしまった。派手さでねじ伏せてくるタイプではない。生活の延長みたいな二時間を、こちらのペースに合わせて渡してくれる人だった。
まじで、この手のタイプに弱い。