富山駅前まで呼んだ蒸し暑い夜
八月の平日、仕事が長引いて富山駅に着いたのが二十時前だった。外はまだ蒸し暑くて、シャツが背中に貼りついてる。まっすぐ家に帰る気にならんかったので、駅の北側にある安いビジネスホテルを一泊だけ取った。
とやま人妻支援協会は、予約も当日の確認も全部ネットとチャットで終わる。ベッドに座ってスマホをポチポチやってるうちに枠が取れた。電話で名前を名乗るのが昔から苦手なので、これはありがたい。受付のやりとりも早くて、待たされてる感じがまるでなかった。
富山じゃ少ないちゃ、ここまでネットで完結する店は。金沢まで出るとチャット対応もぼちぼち増えてきてるけど、富山市内はまだ電話一択のところが多い。そういう意味では、この店は動きが早いほうやと思う。
富山は車社会やから、飲んだ日は駅前に泊まってしまうのが結局いちばん安全でもある。代行を呼ぶ金と大して変わらん。この日は飲んでないけど、癖でそうしとった。
部屋は自分で取ったビジネスホテルだから店のせいじゃないんだが、駅前の安い部屋はユニットバスがとにかく狭い。あとで二人して往生することになる。連絡してから二十分ちょっとで到着の知らせが来た。距離的にはすぐの場所だったんだと思う。
かえでさんという人
指名したのは、かえでさんという三十九歳の人。写真の雰囲気が作り込みすぎてなくて、そこが引っかかった。もともと会社勤めをしてて、単身赴任の辞令が急に出たので一度この仕事を辞めて、三、四年県外にいて、今年こっちに戻ってきたらしい。趣味が家庭菜園というのが、なんか富山らしくて可笑しかった。
ルックス ★★★★☆
切れ長の目で、笑うと目尻がぐっと下がる。写真より実物のほうが柔らかい。歳を先に聞いてなかったら三十そこそこに見えるちゃ。首から下、特に肩から腕にかけての肌の質がきれいだった。
スタイル ★★★★☆
T160でウエスト57。細いけど骨っぽくはなくて、掴むとちゃんと柔らかい。脚がまっすぐで長い。座ってるときの姿勢がいいので、余計にすらっと見える。ここは写真通りだった。
おっぱい ★★★☆☆
Bカップ。大きさを求める人にははっきり物足りない。ただ形と色は文句なしで、着痩せするのか脱ぐと思ったより存在感がある。触られるのは嫌いじゃないみたいだった。
アソコ ★★★☆☆
手入れはきっちりされてて、匂いも何も気にならんかった。中身の話は限定側に回す。無料で全部書いたら商売にならんので、そこは勘弁してほしい。
感度 ★★★★☆
クールに見えるのに、崩れ出すのが早い。責めも受けも両方いけると本人は言ってたけど、受けに回ったときのほうが素が出る人だった。息の音が変わる瞬間がはっきりしてる。
性格 ★★★★★
癒し系でもおっとりでもない、と自分から言い切るタイプ。実際そのとおりで、会話のテンポが速い。こっちが言ったことを拾って返してくるので、間が持たん心配がまるでいらん。ドライではあるけど、冷たいのとは全然違う。ここが一番良かった。
ドアが開いた十秒
ガチャッとドアが開いて、紺のストライプのワンピースが立ってた。「こんばんはー、かえでです」と、廊下に響かん程度の声。うわ、思ったより背が高い、というのが最初に浮かんだ。
入ってすぐ部屋の狭さを見て、二人で笑った。「これ、シャワーは交代制やねえ」。こっちも同じことを考えてたので、変な間ができんかった。この最初の三十秒が下手な人だと、六十分まるごと持っていかれる。
ワンピースの下は思ったより白かった。廊下の照明とホテルの部屋の照明で、ここまで印象が変わるのかと思った。
香水が苦手なので控えてほしい、というのだけ先に言われた。こっちは仕事帰りで汗くさいほうだったから、逆に申し訳ない気持ちになった。
座ってから十分くらいは、ただ喋ってた。家庭菜園でナスが採れすぎて近所に配ってる、という話を、こっちが聞いてもないのに始めるあたりで、もう気は緩んでた。手はいつの間にか繋がれてる。ここから先、シャワーの前後は限定側に書く。
北陸メモ
富山市内でこの手の店を選ぼうとすると、軒数はどうしても金沢に負ける。金沢まで出ると人妻系だけで何軒も並ぶけど、富山は絞られる。そのぶん一軒あたりの当たり外れが響くちゃ。
この日は当たりだった。
富山で人妻系を探すとき、自分は写真の加工具合を先に見る。加工が強い店ほど当日の落差がでかい。ここは落差が小さいほうだった。金沢まで出るともっと派手な作りの店が多いので、そこは好みが分かれると思う。
三十九という数字だけで候補から外す人がおるなら、それは損しとる。少なくともこの人に関しては、歳が武器になってる側だった。
ただ六十分は足りん。喋りが面白い人なので前半で時間を食う。次は九十分で取るちゃ。
翌朝、駅前でますのすしを買って会社に持っていった。全然関係ない話やけど。