結論から言うと
結論から言うと、投資損失3万円。ROIマイナス100%だ。80分のコースで実質15分。これを「大ハズレ」と呼ばずして何と呼ぶのか。
木曜の夜20時。仕事帰りに鶯谷の韓デリに寄った。駅から歩いて5分もかからない。ホテル代6,800円と80分コース23,000円で、総投資額は約3万円。サイトの写真を見て、まあ悪くないだろうと判断した。鶯谷の韓デリ相場で80分23,000円はやや高めだが、サービス内容次第では十分にペイする。そう踏んでいた。甘かった。
女の子のスペックと現実
ドアを開けた瞬間、脳内で赤字決算の警報が鳴った。写真とあまりに違う。サイトに掲載されていた画像はそれなりに整った印象だったが、実物は近所のスーパーで見かける中年のおばちゃんそのものだ。推定年齢38歳と聞いていたが、正直40代半ばと言われても驚かない。体型はぽっちゃりを通り越して、だいぶふくよかだった。身長は157cmくらい。バストはEカップとボリュームはあるが、張りはまったく感じられない。
「こんにちは〜、今日よろしくね」
第一声は明るかった。日本語は問題なく通じる。ただ、それだけだ。肌だけはもちもちしていて、触り心地は悪くなかった。それはまあ認める。しかし、この一点だけで3万円の投資を正当化するのは経営者としてありえない判断である。パネマジにも程がある。
帰り道にコンビニでビールを買って家で飲んだが、あの500円のビールのほうが何倍も幸福度が高かった。投資判断を誤った夜に飲む缶ビールほど苦いものはない。
プレイ内容 — というより、不成立の記録
結論から言えば、プレイは成立しなかった。この一文で十分なのだが、同じ轍を踏む人を減らすために記録しておく。
まず物理的にきつかった。入口も奥も狭い。こればかりは相性の問題で、誰が悪いという話ではない。ただ、事実として書く。そしてテーブルの上にぽんと置かれたG着。ご本人から「これ、つけてね」と明るく手渡されたとき、鶯谷の韓デリに来る意味とは何かという根本的な問いが頭の中でぐるぐる回り始めた。
じゃあせめて外でと試みたが、ぬるぬると滑りが悪い上に痛がって「いたい、いたい」と声を上げるので中断した。可哀想な状況だった。この時点で完全に萎えた。ルックスと体型のギャップ、G着の要求、物理的な不適合。三重苦が揃って投資意欲はゼロになった。
本人から提案はあった。「手でフィニッシュしてあげるね?」「マッサージだけでも気持ちよくするよ?」。ホスピタリティという観点では、リカバリーの意志はあったのだろう。接客態度は悪くない。むしろ丁寧だった。だが、こちらの気持ちはもうオフモードに入っている。一度萎えたものは戻らない。
会話も弾まなかった。日本語は話せるが、中身がない。天気、仕事、どうでもいい世間話。何となく職場のおばちゃんとエレベーターで二人きりになったときの会話に似ていた。エロティックな雰囲気は皆無だ。加えて、口臭が気になった。距離が近いぶん、これは地味にきつい。接客業なのだから歯磨きくらいは、と思ったが言えなかった。
結局、10分間だけ抜きなしの簡単なマッサージをお願いした。肩と背中をぐりぐり揉んでもらっている間、頭の中では損益計算が走っていた。1分あたり約1,700円。このマッサージの相場は1分あたり50円程度だ。34倍のプレミアムを払っていることになる。ばかばかしい。
「仕事の急用が入った」という嘘をついて退出した。15分か20分か、その程度で3万円が消えた。ホテルの廊下を歩きながら、今日のカレンダーに赤字で「損失30,000円」と書き込む自分が見えた。
マッサージの腕は可もなく不可もなく。素人の揉みほぐし。駅前の60分2,980円のチェーン店に完敗している。プレイとして評価する以前の問題なので、これ以上は書くことがない。
ちなみに、帰りの電車で隣に座ったサラリーマンが半額弁当を旨そうに食べていた。あの350円のほうが確実にROIは高い。そういう夜だった。
コスパ判定とリピート判断
数字で語ろう。80分23,000円+ホテル代6,800円。合計29,800円。得られたリターンは10分間の抜きなしマッサージのみ。近所のリラクゼーションサロンなら60分3,000円で同等以上の施術が受けられる。費用対効果で言えば、人生で最も無駄な3万円の一つだった。
投資の世界なら「損切りが遅かった」の一言で片づく。対面した時点で帰るべきだった。サンクコストに引きずられてホテルの部屋に上がったのが唯一にして最大の判断ミスだ。ただ、15分で撤退を決断したこと自体は評価している。80分間ずっと我慢し続けるのが最悪のシナリオだった。
リピートするかと問われれば、ない。絶対にない。損切り完了。同じ過ちを二度繰り返す経営者は淘汰される。この店がどうこうというよりも、パネルマジックという構造的リスクに対する防衛策を持たずに投資を続けてきた、自分のリスク管理の甘さが本質的な問題だ。今後は口コミの裏取りを複数ソースで行った上で意思決定する。もう写真だけで動くことはない。