11時開店に合わせて半休を取ってきた
平日の水曜。朝イチは違うというのが持論なんだが、この店の開店は11時なので、さすがに始発で動く価値ありとまでは言えない。それでも午前中のうちに入れておきたくて、午後から出社する形で半休を取ってきた。半休の朝は、家を出る時間が普段と2時間ずれるだけで街の見え方が変わる。ラッシュを外した電車は座れるし、横浜の地下街もまだ静かだった。
横浜駅に着いたのが10時40分。8月の終わりだというのに日差しが真上から刺さってきて、駅から店までの数分で背中が湿った。
暑い。
指名したのはゆうきさん。プロフィールに攻め特化、受け身じゃないですと本人が書いていて、そこがずっと引っかかっていた。自分から動かなくていいと明言している人は、そう多くない。前の晩にネット予約を入れたら、朝の枠があっさり空いていた。電話が苦手なので、直前でもネットで完結する店は候補に残りやすい。
高級店の午前は狙い目だという実感がある。夜の最終枠は当日の朝に探しても埋まっていることが多いのに、11時台は前日でも指名が通る。
しかも午後の予定を潰さずに済む。会社を早退する必要がないというだけで、行くまでの心理的なハードルがだいぶ下がる。
階段を上がった先で待っていた人
受付を済ませて、待合室で20分ほど。エントランスから個室まで雑然としたところが一つもなくて、待っている時間に気が削がれない。この手の店で意外と差がつくのはそこだと思っている。番号を呼ばれて階段を上がる。これが地味に急で、上りきったところで息が整わないまま初対面になった。
ゆうきさんは写真より落ち着いた顔をしていた。ポータルの画像はシャンデリアだの何だので飾られているものだが、実物のほうが目元がやわらかい。158cmと聞いていて、ヒールを脱いだらだいたいそのくらいだったかな。
「階段、きつかったでしょ」と笑われて、そこで緊張が抜けた。
部屋に入るまでの数十秒、二人とも黙っていた。気まずくならない黙り方をする人だなと思った。
評価は6項目で。
ルックス ★★★★★ 加工を差し引いてもまだ余る。目元で得しているタイプ
スタイル ★★★★☆ 細身だが痩せすぎてはいない。腰から脚にかけてのラインがきれい
おっぱい ★★★☆☆ Cカップ。大きさより形と触り心地で勝負している
アソコ ★★★☆☆ 手入れは行き届いていた。パイパン
感度 ★★☆☆☆ 攻める側に回りきるので、自分の反応はあまり表に出さない
性格 ★★★★★ 間の取り方がうまい。沈黙が気にならない相手だった
洗い場に入る手前まで
部屋に入ってすぐ、荷物を置く前に抱きすくめられた。手順めいた流れがまるでなくて、看板に偽りなしというのはこういうことかと思った。
「今日は何時まで?」
「13時には出ないと」
「じゃあ、急がないとね」
そう言いながら、まったく急がない。ネクタイを外す手つきがゆっくりで、こっちの息のほうが先に上がってきた。服を脱がされる速度も、こちらに合わせて変えてきた。急かされている感じはないのに、気づくと何も着ていない。
洗い場に移ってからは、ぬるぬるの泡を手のひらだけで滑らせてくる時間が続いた。背中から入って、脇腹、内もも。順番が読めない。
読めないから身構えられない。
一度だけ、目が合ったまま止まった時間があった。何か言おうとして、結局何も言えなかった。そういえば、洗体が長すぎると感じる人はいるかもしれない。自分は好きな時間だが、早くベッドに行きたい派には向かないと思う。
続きは限定エリアに置いておく。ここから先を無料側に書くのは、さすがに本人にも店にも悪い。
12時半、横浜駅に戻る道で
駅でコーヒーを買って電車に乗ったが、午後の会議の資料が最後まで頭に入ってこなかった。値段は安くない。50分でこの金額かと思う人はいると思う。ただ、時間の密度で言えば納得している。
ひとつ書いておくと、序盤の力加減はもう少し強くてもよかった。こちらの反応を見て調整してくれるタイプなので、遠慮せずに伝えたほうが早い。次はそうする。
帰り道に気づいたことがある。この日、こちらから何かをした記憶がほとんどない。手を伸ばそうとするたびに戻されて、最後まで預けたままだった。攻め特化というのは、そういう意味だったかな。
リピートするかというと、もうシフト表を見ている。恥ずかしい話だが、帰りの電車で次の半休をいつ取るか計算していた。
朝イチは違う。