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2026.06.20 15:11
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概要

十一月の終わり、吉原の粋美でいちかさんに逢った夜のことを、手紙のような形で書き残しておく。二十歳の現役大学生で、待合室から部屋に上がるまでのあいだ、こちらが言葉を探しているうちに彼女のほうが先に距離を詰めてくる。何度目かの逢瀬なのに、毎回はじめましてのような緊張がある。無料側は街の空気と再会、そして序奏まで。

投稿者名 ナイトウォーカー
風俗カテゴリー ソープランド
お店の名前 粋美
女の子の名前 いちか
年齢層 若い(20代前半)
身長 160 cm
スタイル スリム(-20%~0%)
おっぱい Eカップ
締り きつめ
ルックス評価
プレイ評価
女の子性格評価
スタッフの対応
アソコの毛 整えている
女の子の感度 100%
M度 40%
S度 60%
総合得点 89 (平均得点 85.8点)
G着 NS
プレイタイム 90分
かかったお金 総額:52000円 (内 ホテル代: 0円, 含む)

公開ブログ

いちかへ

十一月の終わりの、あの月曜のことを書いている。

きみに会うのは何度目だったろう。数えるのをやめてしまったから、正確なところはもうわからない。ただ、扉が開いたときの感じだけは毎回違っていて、その違いだけを覚えている。

あの日はとにかく寒い。今年に入っていちばん冷えた日だったと思う。手袋を忘れて、ポケットの中で指を丸めながら、仕事帰りの電車に揺られていた。自分の準備の悪さには毎度うんざりする。

書き残しておかないと、こういう日はすぐに輪郭を失う。翌週にはもう、どの季節の出来事だったかも曖昧になってしまう。だから、まだ手のひらに残っているうちに書いている。

fx_5116_1.jpg 99.6 KB

あの日の粋美にて

送迎の車の中で

車のシートが温かかった。乗り込んだ瞬間に、外の冷気が身体から抜けていくのがわかった。窓の外を、点いたばかりの看板の灯が流れていく。オレンジと赤が交互にガラスを撫でて、それを目で追っているうちに店に着いた。

ただ、車内は暑い。暖房が強すぎて、着いた頃には首筋に汗が浮いていた。せっかく整えてきた前髪も湿った。まあ、寒いよりはいい。

送迎という仕組みは不思議だ。乗った瞬間から、こちらはもう客になっている。歩いて向かうのとは、身体の準備の仕方が違う。あの数分で、日常の側に置いてきたものが一枚ずつ剥がれていく。

信号待ちのあいだ、運転手が一言だけ天気の話をした。「今日は冷えますね」。それきり黙っていた。ああいう距離感がありがたい。喋りかけられ続けると、こちらの中で組み立てている時間が壊れてしまう。

待合室で数分。テレビが小さく点いていて、誰も見ていなかった。膝の上で手を組んで、きみの名前を頭の中で一度だけ繰り返した。緊張ではない。確認みたいなものだ。

fx_5116_2.jpg 82.9 KB

扉が開いた瞬間

部屋の照明の色温度が、一段だけ下がったように見えた。

「お久しぶりですね」ときみが言った。とん、と軽く胸を叩かれて、それだけで前回までの時間が全部戻ってきた。続けて「寒かったでしょう」と手を取られる。その手が思っていたより熱かった。

髪が少し伸びていた。前に会ったときより指一本ぶんくらい。そんなことに気づく自分が少しおかしくて、口に出したら「よく見てますね」と笑われた。見ているというより、覚えていただけなのだけれど。

やばい、と思った。

衣装は胸元の開いたもので、明らかにこちらの視線を誘導する作りをしていた。わかっていても目が行く。わかっているからこそ行く。きみはそれを見て、くすっと笑った。

声がいい。低くもなく、高くもなく、部屋の中で角が立たない。ふたりでいるときの音量を知っている人の声だった。

二十歳という年齢を、あの日ほど意識しなかったことはない。落ち着いているとか、大人びているとか、そういう話ではないのだ。ただ、時間の使い方を知っている人だった。急ぐ場面と、止める場面がはっきりしている。こちらが何かを言いかけて飲み込んだのを、たぶん見抜いていたと思う。それでも訊いてこないところまで含めて、時間の使い方が上手い。

fx_5116_3.jpg 78.4 KB

まだ書けないこと

ここから先を、どこまで書くべきか迷っている。

入口だけ書いておく。近づいて、呼吸が触れる距離で止まって、そこから口づけになった。最初は軽く、そのうちねっとりと絡んでくる。その途中で一度だけ歯が当たった。痛くはない。きみもすぐ気づいて、笑って角度を変えた。指が首筋に降りてきたとき、こちらの背中がビクンと反応して、それがまた恥ずかしい。

続きは限定公開のほうに置いておく。書けば書くほど薄くなる種類のものだから。

部屋のことだけ書いておく。清潔だった。掃除が行き届いていて、匂いがない。この手の店で匂いがないというのは、それだけで信用に値する。スタッフの応対も静かで、必要以上に喋らない。

引っかかった点もある。待合室のテレビだ。音量が中途半端で、小さすぎると、かえって耳が音を探しにいってしまう。消すか、もう少し上げるか、どちらかにしてほしい。細かい話だけれど、あの数分の待ち時間は意外と長い。

こちらの失敗も書いておく。手袋を忘れたこと。それから、部屋に入る前に水をほとんど飲まなかったこと。後半で本気で後悔して、単純に焦った。

帰りは送迎を断って歩いた。終電にはまだ早い時間で、土手通りに出て、コンビニで温かいお茶を買って、缶を握りながら徒歩で駅まで。指先の感覚が戻ってくる頃には、さっきまでの部屋のことが、もう遠い出来事になっていた。

あの日を思い出すたび、車の窓を流れていった灯の色から始まる。部屋の記憶より先に、あの色が来る。順番がおかしい気もするけれど、たぶんそれが正しいのだと思う。

またあの部屋で会えるだろうか。会えると思う。

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