この店は在籍を上から順番に潰していく方針で通っている。一人ずつ指名して、外見と中身を同じ物差しで並べていく遊び方だ。だから当たりを引いた時より、順位が動いた時のほうが手応えがある。今回は完全に後者だった。
シャワーから戻ってきたところ
最初の分岐点はシャワーだった。「一緒に入りません?」と手を引かれて、狭い浴室で背中を流されているうちに、腕を絡めて胸を押し付けてくる。泡を流す手つきがやたらとゆっくりで、こっちの反応を見ながら速度を変えているのが分かる。
普段はシャワーをさっさと切り上げる方なのに、出るころには完全に出来上がっていた。この段階でこうなったのが何年ぶりか、思い出せない。
ベッドに移ってからは攻める側に回った。焦らして、触れるか触れないかの距離で首筋から下ろしていく。息が浅くなるのが早く、鎖骨のあたりで既に脚が寄っていた。
最初の反応は乳首だった。指の腹で挟んで転がしただけで背中が浮いて、「え、そこ弱いんですけど」と自分で言いながら足の指が丸まっている。そのまま続けたら、ビクンと跳ねて短くいった。乳首だけでいく子に当たったのは、この歳まで数えるほどしかない。
下も同じで、力を入れる必要がまったくない。指を沿わせて往復させるだけでトロトロになって、腰が逃げる。逃げた分だけ追いかけると「もう無理です」と言いながら自分から脚を開いてくる。焦らしを長めに取ったので、繋がる前に何度かいっていた。
声は大きくない。ただ我慢して息が途切れる出方をするので、演技かどうかの判断はつく。
一方でこちらへの奉仕は、業界初というだけあって手の動かし方がまだぎこちない。握りが強すぎたり、逆に力加減が緩んだりで、途中で二回ほど手を添えて直した。ここはちょっと惜しい。雑なのではなく、丁寧にやろうとして空回りしている感じで、嫌な気はしなかった。
繋がってからは、正直こちらが焦った。締まりが良いというより、止まっているのに勝手に締めてくる。動かずに息を整えているだけで持っていかれそうになって、途中で二回中断した。二十代の頃ならそこで終わっていたと思う。
情けない話ではある。
終わってからは、またイチャイチャに戻った。汗をかいた背中をタオルで拭かれながら、大学の話と、この仕事を始めた経緯を少しだけ聞いた。中身はここには書かない。事務的に切り上げず、残り時間ぎりぎりまで肩をくっつけてくるタイプで、この時間の使い方も三人目より上だった。
残りの在籍と、次の予約
というわけで、六人目にして首位が入れ替わった。二位に落ちた三人目とは外見でほぼ互角、感度と雰囲気で差がついた形になる。この店のコンプリートまでは、公式の一覧で数えると残り九人。ペースを上げたくなってきた。
帰りは駅前でラーメンを食って終電。券売機の前でまだ足に力が入らなくて、券を二回押し間違えた。次に取るなら同じ枠を狙うつもりだが、出勤の少ない子なのでそこが壁になりそうだ。
この子の名前とお店は、登録者限定エリアで公開している。