目隠しと吊り革を渡される逆痴漢、東京・台東区の濃厚 即19妻で
木曜の午後、雨が降っていた。
仕事が一区切りついて、半休を取った帰りに鶯谷で降りた。駅前のコンビニで傘を買い足すかどうか迷って、結局ビニール傘は買わずに徒歩でホテル街へ。濡れた肩が少し冷たかった。
そういえば昼を食べていなかった。駅の反対側にあるラーメン屋の前まで行って、並びが長かったので諦めた。空腹のまま人に会うと感覚が妙に鋭くなる。言い訳みたいだけれど、今日はそれでいいと思った。
濃厚 即19妻は、夜這い・痴漢・逆痴漢と、コースの名前だけで想像が膨らむ店だ。しかもコースやオプションの多くに追加料金がかからない。M寄りの人間にとって、選択肢が多いことはそれだけで少し危うい。どれを選んでも、自分の弱いところを店に申告しているような気がするからだ。
今回選んだのは逆痴漢コース。相手の写メ日記に「逆痴漢が好き」と一行だけ書いてあったのを見て、それで決めた。好きだと言っている人に主導権を渡すほうが、たぶん気持ちよく負けられる。
おっとりした人妻が主導権を握るまでの距離
チャイムが鳴ってからの最初の数分
ドアを開けると、ふゆかさんが傘をたたみながら笑っていた。
31歳。写真で見ていた以上に胸の存在感があって、ニットの上からでも目のやり場に困る。けれど第一声はびっくりするほど柔らかい。「雨、大丈夫でした?」と、こちらの濡れた肩を先に気にしてくれた。
話し方はおっとりしていて、笑うと目尻が下がる。支配する側のオーラ、というものを勝手に想像していたので、正直少し拍子抜けした。この人が本当に逆痴漢をやるのか、と。
好きなゲームの話になった。こちらがやり込んでいるタイトルを彼女も知っていて、ボス戦の話で五分くらい盛り上がる。緊張をほどくのが上手い人なのだと思う。気づくとソファの上で、膝がくっつく距離まで寄られていた。
近くで見ると、肌が白くて腕がむちむちしている。重たそうな胸と、それに負けない腰まわり。全体の印象は「柔らかい」の一語に尽きる。この柔らかさで逆痴漢をされるのか、と考えたところで、ようやく少し怖くなった。
視界を預けてから沈んでいく感覚
シャワーのあと、目隠しと吊り革を手渡された。
吊り革はクローゼットの扉の上に引っかけて使う。立ったまま片手でそれを握り、目隠しをする。この時点で、こちらにできることはもうほとんどない。見えない。動けないわけではないけれど、動いてはいけない気がする。
この「動いてはいけない気がする」という感覚が、たぶん一番の快楽の入口なのかもしれない。縛られていないのに縛られている。命令されていないのに従っている。誰に強制されたわけでもない服従は、自分で選んだぶん逃げ場がない。
さっきまでゲームの話で笑っていた声が、背後から聞こえた。距離が近い。息がかかる。声のトーンが一段落ちている。
この瞬間が堪らない。
吊り革を握った背中に始まった駆け引き
最初に来たのは、声でも手でもなかった。背中に、柔らかくて重たいものがゆっくり押し当てられる。何なのかは見えなくても分かる。分かるから余計に、呼吸の仕方が分からなくなる。
耳元で「電車、混んでますね」とささやかれた。設定に乗ってくれている。その一言で、ホテルの狭い部屋が一瞬だけ満員の車両になった。まじで、頭の中の景色が切り替わるのが自分で分かった。
吊り革を握る手に汗がにじむ。彼女の指先が、シャツの上から脇腹をなぞって、ゆっくり下へ降りていく。声を出したら負けだと思った。思った時点で、もう負けていた。
この先、目隠しが外れるまでに何があって、ベッドの上で力関係がどう入れ替わったのかは、限定公開のほうに書いておく。同じものを求める人にだけ読んでほしい。
目隠しを外したあとに残ったもの
M視点で言うと、ふゆかさんは最初から女王然としたタイプではない。むしろ普段は受け身寄りで、触れたら崩れる側の人だと思う。そのぶん、役を引き受けたときの支配は優しくて、じわじわ効く。痛みではなく、焦らしと言葉と重みで追い詰めてくるタイプだ。
不満がひとつだけあるとすれば部屋のほう。選んだホテルが狭くて、しかも空調の効きが悪く暑い。吊り革を掛けたクローゼットがベッドのすぐ脇で、立っている位置が窮屈だった。これは店ではなく自分のホテル選びの失敗。
ルックス:★★★★☆
スタイル:★★★★★
おっぱい:★★★★★
アソコ:★★★★☆
感度:★★★★★
性格:★★★★★
帰り道、雨はほとんど止んでいた。駅までの坂で、背中の感触がまだ残っているのに気づいて、少しだけ笑った。
名前と店はここに書いたとおり。そこから先、支配と服従がどこで反転したのかは限定エリアで。