金曜の夜、仕事が片付いたのは21時を回ってからだった。
新宿駅の東口を出たところで雨が本降りになり、傘を持っていなかったのでタクシーを拾った。大久保通りまでワンメーターと少し。窓の外のネオンが滲んでいて、これから始まる夜を少しだけ非現実にしてくれた。
お泊まりの夜に「攻守交替」を探しに行く
今回のテーマは決めていた。支配される側に回るだけではなく、途中で主導権がくるりと入れ替わる瞬間を味わうこと。
一方的に責められるのも嫌いではない。ただ、ずっと同じ向きの力だと、どこかで慣れてしまう。こちらが委ねきった直後に、相手が急に受け身へ転じる。その落差にこそ、自分の求めている何かがある気がしていた。
選んだのは新宿サンキュー 新宿。オプションの一覧が異様に長い店で、アイマスクも手枷も言葉責めも、追加料金なしの枠に並んでいる。ソフトM寄りの人間にとっては、試したいことを遠慮なく口にできる場所だ。
相手は、S4・M6と自己申告している子。どちらにも振れる数字だと思った。
残念だったのは、この子がなかなか出勤しないこと。通常の枠にはまず名前が出ない。長時間のコースでしか会えないと分かって、結局お泊まりで押さえた。財布には優しくない判断だった。
Jカップのやわらかさと、崩れない笑顔
ドアを開けた瞬間、最初に目に入ったのは胸だった。失礼なのは分かっている。ただ、ニットの上からでも輪郭が隠せていない。160cmくらいの体に、明らかに収まりきらない量が乗っている。
顔はぱっちりした二重で、色が白い。そして、ずっと笑っている。
支配者のオーラ、というものを期待していたわけではない。むしろ逆だ。おっとりした声で「雨、大丈夫でした?」と聞かれ、濡れた肩をタオルで拭かれた時点で、こちらの緊張は半分ほどけていた。ソファで話し込んでいるあいだ、彼女は一度もスマホを見なかった。仕事の愚痴を聞いてもらい、途中で近くのコンビニにアイスを買いに出て、戻ってきてもまだ話していた。
この柔らかさが、あとで豹変する。そのことを、まだ知らなかった。
ルックス:★★★★★
スタイル:★★★★☆
おっぱい:★★★★★
アソコ:★★★★☆
感度:★★★★☆
性格:★★★★★
目隠しの向こうで主導権が入れ替わった
最初は、やさしい命令から
シャワーのあと、アイマスクを渡したのはこちらだった。
「じゃあ、先にお兄さんが見えなくなる番ね」
視界が消えると、残るのは声と指先だけになる。彼女はすぐには触れてこなかった。ベッドの軋みで位置を探らせて、耳元で息だけを吹きかける。背中を羽のように撫でられたとき、自分でも驚くほど体が跳ねた。
焦らしが上手い。こちらが待ちきれなくなって腰を浮かせると、手が引く。浮かせるのをやめると、また戻ってくる。主導権を渡すというのは、こういうことなのかもしれない。身を委ねるしかない状況に置かれて、ようやく呼吸が深くなった。
電マと柔らかい谷間に挟まれて
手枷を付けられたのは、たぶん30分ほど経った頃だった。両手が頭の上で固定され、胸の重みがゆっくり腹の上に乗ってくる。
ぬるっとしたローションが垂らされ、柔らかい肉に挟まれて上下される。見えないぶん、感触だけが大きくなる。
そこに電マが加わった。正直に言うと、最初の力加減は強すぎた。根元に当てられた振動がちょっと痛いくらいで、思わず声が出た。彼女はすぐに「ごめんね」と弱めてくれたが、あの一瞬の痛みがあったから、その後の快感がくっきりしたのかもしれない。
…ここで、終わるかと思った。
アイマスクを外され、手枷もほどかれた。目の前にいたのは、さっきまでの余裕が消えた顔だった。
「今度は、こっちを縛って」
小さな声だった。
急な攻守交替。探していたものが、向こうから来た。
彼女の両手を枷で留め、背中から太ももの内側を指でなぞると、ビクンと腰が逃げる。ナカに指を入れると、すぐにトロトロになっていた。責めていたはずの人が、今度は声を殺しきれずにいる。この瞬間が堪らない。
そのまま、生で繋がった。彼女のほうから脚を絡めてきて、離れる余地はなかった。最後は奥で。NNだった。
…もう、ダメだ。そう思ったのはこちらのほうで、しばらく動けなかった。
明け方、ほどけたあとで
夜中の3時過ぎ、二人ともお腹が空いて、ラーメンの話になった。結局どこにも行かず、コンビニのおにぎりを分けて食べた。部屋は少し狭くて、エアコンの音がうるさかったが、どうでもよかった。朝方にもう一度、今度は最初から彼女が上だった。前夜とは違う、急がない動き方。支配される快感と、支配している手応えが、一晩のうちに何度も入れ替わった。
チェックアウト前、髪を乾かしながら彼女が「また縛ってね」と笑った。マジで、あの笑顔はずるい。
痛みの向こう側に何があるのか、答えはまだ出ていない。ただ、この子となら次も探しに行ける気がしている。
この子の名前と、呼び出すときのコツ(出勤の少なさをどう越えるか)は有料エリアに記す。同じ快楽を求める者へ。