千葉サンキューはこれで七人目になった
栄町のデリヘルは片っ端から入ってきたけど、結局この店に戻ってくる。最初はフリーで入って外れを引いた記憶しかないのに、二回目に指名した子が良すぎて、そこから在籍を端から順に潰していく遊び方になった。今回のこころで七人目。在籍は二十人ちょっとなので、コンプリートまであと十三人といったところだ。
この日は火曜。仕事を早めに切り上げて、総武線で千葉駅まで出た。栄町のいつものホテルまで歩く十分弱が毎回きつい。八月の夜なのに風がまったく通らなくて、部屋に着いた時点でシャツが背中に貼りついていた。
おまけにこの部屋、エアコンの効きが悪い。
正直、シャワーを浴びる前から気持ちが半分落ちていた。ただこの状態で入った子が良かったときは、こっちの採点が跳ね上がる。条件としてはかなり不利なスタートだったと先に書いておく。
前の子とこころ、どこが違ったか
六月に指名した前回の子
前回入ったのは二十代半ばのグラマー寄りの子だった。胸のサイズはこの店の在籍でも上位で、抱き心地という一点だけなら文句のつけようがない。ただ会話が続かなくて、脱ぐまでの時間と、終わってから服を着るまでの時間がやたら長く感じた。九十分が体感で二時間ある、あの感じ。前の子と比較すると、今回いちばん差が出たのはまさにそこだった。
誤解されると困るので書いておくと、その子が悪いわけじゃない。相性の話だし、こっちがその日疲れていたのもある。
ドアを開けたら想像より小さかった
ノックの音がやけに控えめで、開けたら本当に小柄な子が立っていた。百五十センチと書いてあるけど、実物はもっと小さく見える。黒髪のボブ、目が大きくて、顔立ちはパネルとほぼ同じ。写真の盛り方で外してくる店もあるなか、ここはそういう裏切り方をしてこない。そこは何人入っても変わらない。
「はじめまして、こころです」と名乗った声が、想像よりずっと低くて落ち着いていた。二十一歳と聞いていたから、もっと甲高い声を勝手に想像していた。この落差が後々効いてくる。
いつもの六項目で先に採点しておく。順位の話はあとで書く。
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★☆☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
胸のサイズだけ取り出せば、この店の在籍では真ん中より下になる。ただ腰の位置が高くて手足が細いので、脱いだときの全身のバランスは在籍で一番かもしれない。小柄な子は寸胴になりがちなのに、この子はくびれがちゃんとある。肌がやたら白いのも効いていて、部屋の薄暗い明かりでも輪郭がはっきり見えた。
百分の入り口だけ書いておく
シャワーはこころが先に浴びた。出てきてバスタオル一枚のままベッドの端に座り、備え付けの麦茶を飲みながら十五分くらい雑談した。地元が千葉じゃないこと、この仕事を始めて半年経っていないこと、休みの日はひたすら寝ていること。こっちが黙っても向こうから話題が出てくる。前の子と比較すると、この雑談の質が段違いだった。
ちなみに麦茶はこっちが冷蔵庫から出した。
横になってからは、こっちが何か言う前に手が動いていた。首筋から鎖骨、そのまま下へ。ぺろ、と舌が這う感覚が妙に丁寧で、まったく急がない。「まだ我慢してくださいね」と一度だけ言われて、それがやばいくらい効いた。二十一歳にこれを言われると弱い。
ひとつ引っかかったのは、序盤の手の動きが丁寧すぎて少し手順めいて見えたことだ。もっとも五分もしないうちにその印象は消えたし、そこを気にするのは何十回も通っている側の言いがかりかもしれない。
ここから先、どこまで進んだのか、途中でどんな金額の話が出たのかは、さすがに無料で書ける範囲を超える。在籍ランキングの確定版とまとめて限定エリアに置いた。
暫定ランキング、現時点の置きどころ
七人目にして上位三人が入れ替わることになった。スペックだけ並べれば真ん中あたりの子が、なぜそこまで上がったのか。理由はプレイの派手さではなく、百分という時間の使い方にある。指名料込みで一万六千五百円という値段を思い出すと、この日の内容は明らかに釣り合っていなかった。もちろん良いほうに。
この店を七人まわって分かったのは、当たり外れの幅が意外と狭いということだ。飛び抜けた子はそう出ないかわりに、下振れもしない。だから七人目でいきなり順位が動いたこと自体が、自分にとってはちょっとした事件だった。二十人を全部まわり終えたときにこの子がまだ一位でいるのか、そこは正直まだ分からない。
帰りは栄町の中華そば屋に寄って、汗をかきながらチャーシューメンを食べた。深夜にこれをやると翌朝ほぼ確実に胃がもたれると分かっているのに、毎回やってしまう。まじで学習しない。次にこの店へ行くのは八人目のときだ。