仕事帰りに、地下鉄で栄まで
八月最後の金曜。定時で上がれる目処が立った時点で、今日は栄まで出ると決めていた。
名駅から歩いて行ける範囲で済ませることがほとんどで、わざわざ地下鉄に乗って別のエリアまで行くのは久しぶりだった。エステ系は今まで通ってこなかったジャンルで、同期に「一回ちゃんとしたとこ行っとけって」と雑に勧められたのが、なんとなく頭に残っていた。それで週の頭のうちに、みおの枠を押さえておいた。行き当たりばったりで動くのは性に合わない。
会社を出たら、まだ空気が生ぬるかった。地下街の冷房で一度冷えた体が、地上に出た瞬間また汗をかき直す。八月末の名古屋市はとにかく暑い。
そもそもエステを選んだのは、この夏ずっと肩と首が固まっていたからでもある。デスクに張り付いたまま八月を丸ごと消化して、整体に行く時間も取れないまま週末を迎えていた。どうせ金を使うなら、体がほぐれて、なおかつ楽しい方がいい。動機としては不純だけど、本気で凝っていたのは本当の話だ。
それでも足取りは軽かった。
待合で10分、そこから出てきたみお
店は栄三丁目、大通りから一本入ったところにある。この辺はビルの間口が狭いので、看板を一度通り過ぎてから戻るはめになった。歩いて行けるとはいえ、初見だと少し迷う立地だと思う。
受付は思っていたより静かだった。スタッフの人がこちらを初回だと把握すると、システムを紙の上で最初から順に説明してくれる。指名は写真から選ぶ形で、コースは時間で区切られていて、あとはオプションを足すかどうか。仕組み自体はかなりシンプルで、初めてでも迷いようがない造りだった。写真を見て決めるだけなので、業界の作法を知らなくても詰まるところがない。総額がどのくらいになるかも、この時点で一万円台の前半に収まると分かっていて、後から積み増される不安がなかったのは地味にありがたかった。
ただ、ここで一つ引っかかった。
「10分ほど押してまして」と言われたのだ。時間を決めて動いている側からすると、そこは正直しんどい。待合はソファが二つ置いてあるだけの狭い空間で、スマホをいじって間を持たせるしかなかった。
案内された部屋は、思ったより広さがあった。シャワーとベッドがあって、間接照明が一つ。派手さはないけれど、清潔感でマイナスを付けるところはない。ここまでの流れが淡々としているぶん、余計な緊張をしなくて済んだのは大きかった。
出てきたみおは、写真そのままだった。小柄で、T150という数字を目の前で納得させられる。細身で、笑うと目がなくなるタイプ。19歳と聞いていたけれど、幼いというより素直って感じだった。
結論から書くと、当たりだった。
6項目、素直に付けてみた
ルックス ★★★★☆ 童顔で目が大きい
スタイル ★★★★☆ 小柄で細い
おっぱい ★★★☆☆ 見た目より存在感あり
アソコ ★★★☆☆ 未知の領域
感度 ★★★☆☆ 反応は素直
性格 ★★★★★ ここが一番
性格だけ満点にしたのは、こっちが黙り込んでいる間、無理に喋らせようとしてこなかったから。シャワー待ちの数分も間が持たないということがなかった。19歳でこれができるのは、たぶん素の性格なんだと思う。
うつ伏せから、体の向きが変わるまで
部屋に入って、シャワーを浴びて、まずはうつ伏せから。オイルがぬるっと背中に落ちてきて、そこから肩甲骨のまわりを時間をかけて解していく。
この時点では、正直まだ「マッサージが上手い子だな」くらいの感想しかなかった。夏バテ気味だったのもあって、途中で意識が飛びかけている。やばい、これ本当に寝る、と思って目を開けたくらいだ。力加減がずっと一定なのだけは気になったけれど、それを19歳の新人に求めるのは酷って感じもする。
流れが変わったのは、体の向きを変えるように言われてからだった。
そこから先は限定エリアに置いた。順番も、どこをどう触られたかも、無料の側に書いてしまうと本題が丸ごと消える。
再指名を天秤にかけた結果
する。少なくとも、もう一回は行く。
コース料金にオプションを一つ足して、総額は一万円台の前半で収まった。エステという括りで想定していた水準は普通に超えていて、値段の話でがっかりする場面はなかった。10分待たされたことも、終わってみればどうでもよくなっていた。
入店してからの導線に無駄がなくて、初めての人間が引っかかりそうなポイントが潰してあるのも良かった。エステという業態にどこか身構えていたところがあったけれど、終わってみると身構えるほどのものではなかったというのが素直な感想だ。むしろ、ここを最初の一軒にして正解だったと思っている。
帰りは矢場町の方まで歩いて、ラーメンを食べてから地下鉄に乗った。汗をかいた後に食べるものじゃないよなと思いながら、結局スープまで飲んでいる。そういう日だった。
続きは限定エリアで。後半の流れと、指名を取るときのコツ、料金の内訳もそっちに書いてある。