名鉄で岐阜まで、金曜の仕事帰りに
金津園まで足を伸ばすのは去年の秋以来だった。名駅から名鉄に乗って三十分ちょっとで着くと分かってからは、名古屋で遊ぶのとほとんど同じ感覚で予定に組み込めるようになった。
その日は金曜。朝から会議が二本あって、昼の時点でもう頭が回っていなかった。ただ前の週のうちに電話で枠を押さえてあったので、定時で切り上げて改札に向かうだけでよかった。行き当たりばったりで動かないぶん、こういう日にきっちり回収できる。
八月の終わりなのにまだ暑い日で、ホームに立っているだけで背中が湿った。それなのに車内の冷房が効きすぎていて、岐阜に着く頃には腕だけ冷えているという妙な状態になっていた。
行き先はKA-NAAAZ カナーズ 岐阜本店。ロリ系の枠に力を入れているソープだというのは前から知っていて、そのなかでもマドカという子がよく指名を集めているらしいと聞いていた。二十一歳、身長は百四十センチ台前半。そのスペックを見た時点でほぼ決めていたって感じで、当日どの子にするか迷う時間はまるごと省略できた。前もって決めておくと、移動の三十分をそわそわしないで済むのが地味に大きい。
むしろ緊張していたのは車内のほうだった。
階段の下で待っていたマドカ(KA-NAAAZ カナーズ 岐阜本店)
店があるのは岐阜市加納水野町で、駅からは徒歩で行ける距離。この辺は似たような造りの建物が並んでいるので、初めてだと看板を通り過ぎそうになる。暗くなってからより、明るいうちに一度歩いておくほうが分かりやすいと思う。
受付は年配の男性だった。こちらが名乗ると予約表をさっと指でなぞって、番号札を渡してくれる。感じはいい。ただ待合はソファが二つ三つ置いてあるだけで、正直狭い。冷たいものを出してもらえるのはありがたかったけれど、他の客と目が合う距離なので長居はしたくなかった。
指名の仕組みは単純で、写真を見て決める形。何度か通うとカードを作ってもらえて、そこから先は枠の確保も指名も楽になるらしい。この日は五分ほどで番号を呼ばれた。
階段を上がる途中、下の段でマドカが待っていた。とにかく小柄。パネルで見ていたときは撮り方で盛れているんだろうなと構えていたし、実際そこは写真のほうがきれいに写っていた。
ただ実物のほうが空気がやわらかい。大人しくて、少し気の弱そうな、妹みたいな距離感の子だった。声も小さめで、こちらが一歩踏み込むと一歩下がるような反応をする。体つきは細いというよりむちむちで、胸は服の上からでも分かるくらい張りがあって形がいい。百四十センチ台の身長でこの重心の低さは、写真だと絶対に伝わらない部分だと思う。
階段の途中で、なぜか少し安心した。
「今日、暑かったですね」と小さい声で言われたので、「まじで死ぬかと思った」と返したら声を出して笑ってくれた。この時点でだいぶ気が抜けた。
六項目に点をつけるなら
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★☆
アソコ ★★★☆☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
部屋に入ってからの最初の五分
部屋は湯船と洗い場、それにベッドがひとつ。荷物を置く暇もなく、扉を閉めた流れでそのままキスされた。世間話で温めてから、みたいな段取りが一切ないので少し面食らった。
そこからは服を脱がせ合う形になる。こちらのシャツのボタンを外しながら自分の分も脱いでいくので、五分と経たないうちに二人とも何も着ていない状態になっていた。
先に体を流してもらってからベッドへ移った。その先で何が起きたかは、限定エリアのほうにまとめて書いておく。ここに全部並べると、この店をこれから調べる人には情報が濃すぎる。
岐阜駅までの帰り道で考えていたこと
終わって服を着るまでの間、ずっと喋っていた。仕事の愚痴みたいなことまで聞いてもらって、途中で自分が何をしに来たのか分からなくなったくらい。話を聞くのがうまいというより、こちらが勝手に喋りたくなる相手だった。
手放しで褒めるだけにはしたくないので書いておくと、技術面はところどころぎこちない。手の力加減が最初から最後までほぼ一定で、こちらの反応を見て変えている感じは薄かった。慣れている子の滑らかさとは違う。
ただ、それを補って余るくらい素直に応えてくれる。減点する気にはならなかった。
帰りは岐阜駅まで歩いた。そういえば夕飯を食べていないと気づいてコンビニでおにぎりを買い、電車の中で食べながら次にいつ来られるかを数えていた。
また行くかと聞かれたら、行く。仕事帰りに寄れる距離で、予約も取りやすくて、この子がいるなら通う理由としては十分だった。指名するときに知っておいたほうがいいことは、限定エリアに置いておく。