今夜の運任せは大垣まで下道一時間
木曜の夜、仕事が思ったより早く片づいたので、高速には乗らず下道で一時間ちょい走ってみた。名古屋の方から岐阜県の大垣市方面に向かうと、川を何本か渡ったあたりで景色が急にのっぺりしてくる。あのへんは完全に車社会で、街灯の少ない道をひたすら流す時間が長い。ラジオが同じ曲を二回かけたのは覚えている。
今日のガチャは熟女の風俗アウトレット 大垣安八羽島店。大垣・安八・羽島のあたりを守備範囲にしているデリヘルで、店舗に上がって女の子が並ぶタイプじゃない。こっちが先に部屋を押さえて、そこで待つ派遣型だ。だから待合室も受付カウンターも存在しないし、ロビーで他の客と気まずく目を合わせることもない。この形式は初見だと不安になるらしいけど、慣れると圧倒的に楽で、こっちの都合で部屋の場所も時間も決められる。駐車場のある建物を選んでおけば、車で流していってそのまま入れるのも岐阜のこのへんらしいところだと思う。鍵を開けて、荷物を置いて、テレビをつけて、あとはひたすら待つ。やることはそれだけ。
料金は60分で9,000円、室料は別。一万円札一枚でおつりが来る店って、この歳になるとむしろ身構えるんだけど、まあそのへんも含めて運命に身を委ねるのが趣味みたいなもんなので。
写真を見てから選ぶやり方も用意されている店だけど、今日はパネルを一枚も開かずにフリーで突撃してみた。誰が来るか分からない状態で部屋にいる十数分、あれが一番おもしろいわけよ。
入室を待った十五分間
やることがなくて備え付けの案内を三周読んだ
受付とのやりとりは拍子抜けするくらい淡々としていた。こっちの居場所と時間を確認して、それで終わり。妙に世間話をさせられることも、オプションをまくし立てられることもない。声の感じのいい女性が対応してくれて、道が混んでいたときの案内まで先に言ってくれた。この手の店は入口の対応がそのまま夜全体の空気を決めるので、ここが雑じゃないだけで到着前の気分がだいぶ違う。
待ち時間は十五分ほど。部屋の備え付けの案内を三周読んで、窓から真っ暗な駐車場を眺めて、エアコンの温度を二回いじった。八月の岐阜は夜になっても湿気が抜けなくて、先にシャワーを浴びるか迷って結局やめた。この判断は後で軽く後悔することになる。
とにかく手持ち無沙汰。
で、ノックが鳴った。
入ってきたのは思ったより小さい人だった
てんさん、34歳。ドアを開けた瞬間の第一声が「こんばんはぁ、お待たせしてごめんなさい!」で、待たされてないのに謝られた。身長は148cmらしくて、並ぶと本当に頭ひとつ分ちがう。手も足も小さくて、靴を脱いだ足がやけに子どもみたいだった。
そして体つきがいわゆるむちむち。Fカップの胸だけが前に出ているんじゃなくて、腕も腰まわりも全体がやわらかい方向に振り切れている。肌はうっすら小麦色に焼けていて、そのぶん抱き寄せたときの体温が高く感じる。座った瞬間からもう距離がなくて、太ももが自然にくっついてくるタイプ。抱き心地という言葉が一番しっくりくる人だった。
笑い方がでかい。喋り方はおっとりしているのに、笑うときだけ音量が二段上がる。
喋りすぎて時計を見たら
ソファの時間が長すぎた
これは完全にこっちの落ち度なんだけど、ソファに並んで座って喋り始めたら止まらなくなった。好きな食べ物の話からなぜか高速道路のサービスエリアのソフトクリームの話に飛んで、そこから地元のチェーン店の閉店の話になって、ふと時計を見たら三十分以上溶けている。うわ、と声が出た。ハズレも記録する主義なので正直に書いておくと、この日の最大のロスは間違いなくここ。しかもめちゃくちゃ楽しかったのが余計にたちが悪い。
慌ててシャワーに行って、そこからは早送りみたいな時間だった。ベッドに移動して、ハグとキスから始まる。こっちが背中や脇のあたりに手を這わせると、そのたびに肩がビクンと動いて、声が半分のところで途切れる。ここで気づいたんだけど、この人は自分から仕掛けにくるタイプじゃない。委ねる側に回って、それでこっちを転がしてくる。
やばい、と思ったのはそのあとだ。
体勢を入れ替えてからが本題なんだけど、そこは限定エリアに置いておく。無料で読めるところに全部書くと、この人の一番おいしい部分をタダで配ることになるので。
今日のガチャは当たり引いた
結論、当たり。時間配分に失敗したのは運任せで行った側の責任であって、店にも本人にも一切非はない。むしろ喋りが盛り上がるという情報を持たずに突っ込んだ自分が悪い。次に行くなら、雑談は後半に回すという学習ができた。
六項目で置いていく。
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆(148cmでこの厚みは反則)
おっぱい ★★★★☆
アソコ ★★★☆☆
感度 ★★★★☆(触るたび跳ねる)
性格 ★★★★★
性格が満点なのは、笑い方と距離の詰め方が作り物っぽくないから。三十四歳という年齢の見え方も、無理に若く振る舞う方向じゃなくて、落ち着いているのに笑うとやかましいという妙なバランスで成立していた。逆にアソコを三つにしたのは、こっちが時間に追われて丁寧に確かめる余裕を自分でつぶしたせいであって、これも運任せで飛び込んだ側の失点。次があるなら評価が変わる項目だと思っている。
帰りは同じ下道を戻って、途中のコンビニでアイスを買って駐車場で食べた。夜中の一時なのにまだ蒸し暑くて、車のフロントガラスが曇っていた。ワイパーを一回動かしてから、運任せで岐阜まで走った甲斐はあったな、と思ってエンジンをかけたわけよ。
てんさんとの後半、時計を見てからの三十分がどうだったかは、限定エリアに全部置いた。