木曜の午前十時、名神の一宮あたりで温度表示が38℃を指しとった。エアコンを最強にしても背中が汗で貼りつく。こんな日にわざわざ県境をまたぐ俺も大概だがや。
木曜の午前に名神を西へ走らせた
金山の飲み屋街を根城にしとると、名古屋の店はだいたい一周してまう。栄も新栄も、どの子がどこへ移ったかまで頭に入ってきて、そうなると新鮮味が薄れてくるわけだ。で、俺の足が向くのは決まって西。岐阜なら車で一時間ちょっとやし、名古屋周りと比べても財布に優しくてコスパええわと思う場面が多い。
今回の行き先は岐阜市の加納水野町、通称でいう金津園。岐阜駅の南口から歩いても十分そこそこの一帯で、昼間に通ると拍子抜けするくらい静かだわ。看板はずらっと出とるのに人通りがほとんど無い。それが日が落ちると空気ごと入れ替わる。車で来る東海圏の人間からすると、店の周りに駐車場が確保されとるのも地味に大きい。
その一帯で今回選んだのが金津園 ジュリエットという店だった。前の週にコンビニでアイスを買いながら在籍写真を眺めとって、莉久という子のところで指が止まった。ぶっちゃけ写真だけ見るとギャル寄りで、俺の好みからは少し外れとる。それでも妙に引っかかって、木曜の朝いちの枠を押さえた。
前日は妙に落ち着かんかった。いい歳してみっともない話だが、寝つけんまま朝を迎えて、寝不足のまま高速に乗っとる。暑さとだるさで、インターを降りた時点ではテンションが完全に下がっとった。
受付は建物に入ってすぐ。スタッフの兄さんが写真指名の確認だけ済ませて、そのまま待合へ通してくれる。この待合が妙に居心地がええ。店内が綺麗に保たれとることと、スタッフが必要以上に話しかけてこんことの両方が効いとる。俺みたいに一人で来て黙って待ちたい人間には、この距離感がちょうどええわ。待たされたのは五分ほどで、名前を呼ばれて上の階へ案内された。指名の仕組みは写真指名かフリーかというシンプルな組み立てで、初めてでも迷う要素は無い。
案内された部屋は、いい意味で古さのある造りだった。天井は低めで通路の幅も広くはないが、掃除だけは行き届いとる。新しさで勝負する店やないわ。
加納水野町の21歳が扉の向こうにいた
結果から書くと、だるさは扉が開いて三秒で吹き飛んだ。
身長は163cmと聞いとったが、姿勢がええせいでもう少し高く見える。とにかく顔が小さい。いわゆる小顔で、笑ったときの目の細まり方が柔らかくて、写真から感じたギャルっぽさは実物にはほとんど残っとらんかった。喋り方も落ち着いとる。
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★☆
アソコ ★★★☆☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
顔を見た瞬間にだるさが飛んだ
「暑かったでしょ、お疲れさま」と言いながら、まずタオルを持ってきてくれた。この一手が効く。汗だくで来た人間が一番言われたい台詞を、こっちが言う前に出してくる子だわ。
Eカップという数字は事前に見とったが、実際の見え方は数字より上品だった。肌が白くて、腰の位置が高い。手足が長めというアピールは嘘やなかったわ。
肩が触れる距離で聞かれたこと
シャワーを浴びとる間もずっと会話が途切れん。趣味の話からアニメの話に転がって、そういえば俺が最後にアニメを通しで見たのはいつだったか、なんてどうでもええ脱線まで拾ってくれる。ちゃんと喋れる子だわ。
それ以上に感心したのは、常にこっちの状態を見とることだった。「熱くない?」「そこ狭いから気をつけて」と、短い確認を挟みながら手を動かす。気を遣われすぎると逆に緊張してしまうもんだが、この子のそれは押し付けがましさが無い。居心地がええ、というのが一番近い言い方だわ。
やばい、これは長居したくなるやつだ。
岐阜羽島のインターまでの帰り道で
帰りは腹が減って、大垣寄りのラーメン屋に寄った。替え玉まで頼んで、店を出てからも部屋での時間を反芻しとる自分がおって、我ながら焦ったわ。金を払って遊んだあとにこれだけ余韻が残る子は、そんなにおらん。
岐阜まで走った甲斐はあった。
次に東海圏で誰を指名するか迷ったとき、俺はたぶんまた名神を西へ向ける。名古屋の子が劣っとるという話やなくて、この一時間の移動が惜しくならんかった、というだけの話だわ。二十一歳という若さの割に、こっちを立てる引き出しが多かったのがいちばん効いた。
部屋の中で何がどこまであったのか、実際の予算感、それから指名を取りやすい時間帯については限定エリアのほうへ全部書いた。莉久の受け方の細かいところも、そっちに残してある。