データで語ると、うちの採点表で外見力9点台が出た子の掲載写真は、遡れる範囲でほぼ全部が加工済みだった。無加工を名乗って9点台なら、それは分布のかなり外側にいることになる。検証枠として予約を入れた。
上野で打ち合わせが一本あって、終わったのが18時半。一駅なので歩いた。この時期の夜はまだ蒸していて、着く頃にはシャツが背中に張り付いていた。部屋を取って、待機は12分。悪くない。
入室直後。膝を揃えて座るタイプはだいたいまだ慣れていない
3軸で分解する
外見力 9.5/10
先に書くと、写真は盛っていなかった。というより実物のほうが情報量が多い。切れ長でややつり目、黙っているときは近寄りがたいクール系の顔をしている。ところが笑うと目尻が下がって、急に大学のサークルにいそうな空気になる。この落差が効いている。
体型は掲載どおりのスレンダー。骨が浮くほど細いわけではなく、腰から尻にかけてのラインだけは思っていたよりボリュームがあった。色白なのは写真からは読めない加点要素で、部屋の照明の下でもはっきり白い。
減点は肌質。すべすべの美肌というほどではない。汚いとかそういう次元の話ではないが、9.5が10に届かないのはここだと判定する。
サービス力 7.0/10
採点表が伸びなかったのはこの軸だ。
フェラは上手い部類に入る。歯は当たらないし、深さも一定で、途中で苦しくなって止まるようなこともない。技術単体なら8点を付けていい。
問題は組み立てのほう。こちらが指示しないと動かない。頼めばやってくれるが、頼まなければ止まったままになる。受け身というより、まだ手順を覚えている最中という感じで、手つきもところどころぎこちない。あとで聞いたら業界に入ったばかりで、週2ペースで入る予定だという。それなら数字にも納得がいく。
「他にしてほしいことある?」を一度も聞かれなかったのは、客観評価としてマイナスに入れておく。
総合力 8.5/10
会話は弾まない。沈黙が続く時間が何度かあった。ただ、聞けば普通に答える。東北の出身で、いまは東京の大学に通っていると言っていた。この手の店で大学の話が出てきたのは、記録している範囲では初めてかもしれない。
締めの営業、いわゆる2回戦のお誘いは一切なかった。売り上げを取りにこないタイプ。こちらとしては気楽だが、ランキング的にはリピート導線が弱いという評価になる。
部屋に入ってからの記録
シャワーを先に浴びて、出てきたらバスタオル一枚でベッドの縁に座っていた。膝を揃えて、両手を膝の上。この座り方をする子はだいたいまだ慣れていない。
「寒くない?」と聞いたら、首を横に振って笑った。それだけ。
キスから入った。ディープキスは問題なく、舌もちゃんと絡んでくる。ただ絡んでくるだけで、こちらを追いかけてくるような動きはない。受け身の傾向はこの時点で数値化できた。
首筋に降りたところで最初の反応が出た。息を止める。声を出すまいとして、鼻から抜ける息だけがだんだん荒くなっていく。素人系の高感度というのは、たぶんこの反応を指している。演技で作れる音ではない。
胸は大きくない。手のひらに収まる。粒は小さめで、ピンクと言い切るには少しだけ色がついている。掲載写真からは絶対に読み取れない情報で、来た人間しか持てないデータだ。舌を当てたら腹が跳ねた。ビクッ、と一回。それからしばらく我慢して、また跳ねる。
下に手を伸ばすと、もうぬるぬるだった。手入れは完全に処理済みで、指に引っかかるものが何もない。位置がやや前寄りで、そのぶん浅い角度で届く。
一本入れて、そこで止まった。狭い。
指一本でぎりぎり、という表現がいちばん近い。二本目は試すのをやめた。
「痛くない?」
「だいじょうぶ」
返事は短いが、腰は逃げていない。浅いところだけを使うことにした。
焦らした。理由は単純で、この子はイク前に自分から申告してくるからだ。「あ、きちゃう」と言われた時点で手を止める。止めると太ももが震えたまま止まらない。30秒くらい置いて、また始める。これを3回やった。
3回目で我慢が切れた。ビクビクと腰が跳ねて、そのあと数秒、完全に脱力した。息が上がったまま、しばらく天井を見ている。やばい、というのは正直こちらの感想でもある。ここまで返してくる子は、うちの採点表でも上位に入る。
そこからは流れのままだった。ゴムを取りに行く動きも、それを促す言葉もない。この手の店ではよくある話だが、実測として記録しておく。
入れる段になって、指のときの感触が正しかったと分かった。狭い。締まりが強いというより、そもそもの器が小さい。動きの幅が取れない。ゆっくり入れて、根元まで届く前に一度止めた。
正常位のまま、浅く動かす。彼女は目を閉じて、口を手の甲で押さえている。声を出したくないらしい。それでも「ん」という音は漏れていて、こちらのペースが上がるとその間隔が短くなる。
正直に書くと、こちらが持たなかった。狭さと、我慢している顔と、途中から諦めたように漏れ始めた声。この3つが揃うと経験値は関係ない。予定よりだいぶ早い段階で終わった。データとして残すなら、当社比で最短の部類だ。情けないが事実なので書いておく。
終わったあと、ティッシュを取ってくれる動きは早い。ここは丁寧だった。ただそのあとが続かない。並んで座って、時計を見て、また沈黙。2回戦の話は出ない。こちらから振らなければ、たぶんそのまま時間が来ていた。物足りないと言えば物足りないが、これは経験の話だ。
3軸の合計は25/30。外見力9.5、サービス力7.0、総合力8.5。今年のエントリーでは暫定4位に入る。外見力だけなら1位タイで、サービス力の7.0が全体を引き下げた形だ。資質ではなく経験値の問題なので、3ヶ月後に測り直せば数字は動くと予想する。
余談。部屋に残ってメールを片付けてから外に出たら、路地でスマホを覗き込んだまま立ち止まっている彼女とすれ違った。完全に道に迷っている。声はかけなかった。駅までの道が分からないくらい、この街に慣れていない。その事実のほうが、さっきまでの時間より人間くさかった。
帰りに駅前で一杯だけ飲んで、終電の一本前に乗った。
この子の名前とお店は、登録者限定エリアに置いてある。採点表の元データも一緒に載せた。