二月一日の金曜。朝から冷え込んでいて、家を出るころには細かい雪が舞っていた。北関東から吉原まで出てくるのは何度目かになるけれど、この日は電車が少し遅れて、乗り換えの駅で立ちっぱなしになったんだよね。
最近は同じ数軒を順番に回っていたので、この日は久しぶりの新規開拓にした。クラブ貴公子は前から気になっていた店だ。若い子から落ち着いた年齢層まで幅が広くて、コースは長いほうと短いほうの二本立て。自分は一回で終わらせるタイプなので、迷わず短いほうを選んだ。
ところが、店のサイトから予約しておいた子が前日に休みになった。確認の電話で知らされて、正直がっかりする。ただ、これは仕方がない。当日出勤の中から、この店では若いほうに入るちかさんにお願いすることにした。
駅から電話して七、八分で黒のワンボックスが来た。運転していたのは初老の方で、これがとにかく丁寧な運転だった。急ブレーキも急ハンドルもない。降りるときに手袋を片方落としたのに気づいたのは、店に入ってからだ。
階段の下で見て、階段を上って触れるまで
待合室には誰もいなかった。中途半端な時刻だったからだと思う。おしぼりがすっと出てきて、そのまま総額を支払う。この店の待合室は上がり口のところが仕切ってあって、これから入る人と顔を合わせずに済むようになっている。細かい配慮だけれど、こういうのは効く。
スタッフは体格のいい人が多い。ただ受け答えは丁寧で、威圧感はまったくなかった。建物そのものは新しくないのに、掃除が行き届いているのがわかる。
目がきれいな人だった
予約の時刻ちょうどに案内があった。待合室を出ると、階段のところでちかさんがにこにこして立っている。似ている女優は思いつかなかったけれど、目がきれいな人だ。
写真より実物のほうがふっくらしていた、というのはこの業界でよくある話で、この人は逆だった。サイトの写真やアルバムから受けた印象より、明らかにほっそりしている。逆方向のずれは珍しい。
「お部屋、三階です」と言われて、長い階段を上がることになった。
ホックを外したときの手触り
部屋に入って、お土産を渡してから流れの希望を伝えた。一回で終わるタイプだけどマットも好きなので、風呂とマットを先にして、そのあとベッドでゆっくりしたい、と。ここを最初に言っておくと後半が楽になるんだよね。
「寒いねえ。厚着してるから脱がせるの大変でごめんね」と言いながらアシストしてくれる。今度はこちらが手伝う番で、この日の下着は青だった。ブラのホックがぱちんと外れて、細い体が出てくる。胸は小ぶりで、腰のくびれからヒップにかけての落差が大きい。そこから伸びる脚が白い。思わずきれいだねと口に出したら、そんなことないです、と返された。
髪を留めて洗い場へ。泡立てたスポンジがもこもこの状態で運ばれてくる。ここから先の手の動きは投稿者限定のほうに全部書いた。
猫足の浴槽と、八十分の誤算
この店で一番驚いたのは浴槽だった。猫足の脚がついていて、しかも他店で入ったものより広い。ここだけ高級店の設備が紛れ込んでいる感じがする。乾燥する時期だからと、白い入浴剤まで入れてくれた。
技術の話をすると、本人が先に、マットはあまり上手じゃないと言っていて、実際に特別な技はなかった。ただ、シャワーヘッドをマットの下に差し込んで冷えないようにお湯を流していた。技より段取りで見せるタイプだと思う。こういう人は嫌いじゃない。
結論としては、八十分では足りなかった。計算違いだ。
細身が好きで、自分から攻めたい人には合うと思う。マイペースなところはあるけれど、こうしてほしいと言えばきちんと返ってくる。話題をこちらから振れば会話も弾むタイプだった。