熊谷という街の、夜の顔
熊谷は仕事で月に何度か降りる駅だ。8月の熊谷は本当に暑い。ホームに降りた瞬間に空気が重たくなるあの感じは、何年通っても慣れなかった。改札を出るまでにシャツの背中が張り付く。
駅前は思っていたより静かで、風俗の看板がギラギラ並ぶタイプの街ではない。デリヘルが主力で、店舗型はほとんど見かけない。だから遊ぶならホテルを先に押さえて、そこへ呼ぶという段取りになる。この一手間が面倒で熊谷を避ける人は割といるらしい。
大宮や西川口みたいに店同士が値段で潰し合っていないぶん、料金はそこそこ強気だ。そのかわり在籍の質で殴ってくる店がいくつかあって、今回のサラブラはまさにそのタイプだった。
サラリーマンブラザーズに決めるまで
料金と、コースの組み立て
選んだのは180分で40,000円ちょうど、室料は別。デリヘルの3時間としては安くない。ただ熊谷の相場に置いてみると法外でもなくて、この店は長時間になるほど1分あたりの単価が落ちていく設計になっている。
最初は90分で組むつもりだった。予約フォームを開いたところで指が止まって、結局そのまま180分に伸ばした。独りの夜は長い。90分で帰されたあと、ホテルの部屋でひとりぼんやりする時間のほうが怖かった、というのが正直なところだ。
熊谷の他店と比べたときの立ち位置
熊谷のデリヘルは60分で15,000円から18,000円あたりに固まっていて、そこだけ切り取るとサラブラは高い。ただ他店はパネルの加工が強めで、扉が開くまで分からない博打の要素がどうしても残る。前に一度、別の店でそれをやって部屋で30秒くらい固まったことがある。
この店は写真と実物の差が小さい。それが前回と前々回で分かっていたから、3回目の今回はもう店を疑うフェーズが終わっていた。ぶっちゃけ、その安心感に金を払っている面はあるかもしれない。
えれなという22歳
扉が開くまでの十数分
金曜の夜、ホテルに先に入って、コンビニで買った缶コーヒーを飲みながら待っていた。この待ち時間がいちばん落ち着かない。40を過ぎてもここだけは変わらないらしい。
時間ぴったりにノックが鳴った。扉を開けると、長袖のブラウスにベストという格好の子が立っている。8月の熊谷に長袖。
「暑くなかった?」と聞いたら、「これが制服なんです」と笑われた。その笑い方で、こちらの緊張が半分くらい抜けた。
顔とスタイルの話
元モデルという触れ込みは正直あまり信じていなかったのだが、これは本当だった。169cmという数字以上に脚が長く見えるバランスで、部屋の中で並んで立つと目線の高さがほとんど同じになる。ヒールを脱いでもこれなので、街で見かけたら確実に振り返る側だ。
顔は小さくて目が大きい。長澤まさみに似ていると本人が言っていて、言われてみればそう見えなくもない、くらいの距離感。写真より実物のほうが良かった。この歳まで遊んできて、そう思えた子はほとんどいない。
胸は盛っていない。形がきれいで、大きさで押してくるタイプではなかった。
6項目で点をつけると
ルックス:★★★★★
スタイル:★★★★★
おっぱい:★★★★☆
アソコ:★★★★☆
感度:★★★★☆
性格:★★★★★
顔とスタイルは満点でいい。胸は形の良さで加点したいところだが、ボリュームを求める人には物足りないかもしれないので4つにした。感度は演技臭さがなくて、触るとちゃんとビクビクする。性格は文句なし。会話が途切れない子というのは、この歳になると本当に貴重だった。
シャワーから、ベッドに上がるまで
シャワーは一緒に入った。背中を流されながら、彼女の推し活の話を延々と聞いていた。ライブに行く側の人で、こちらは家で音源を流しているだけの人間だから、話の熱量に押されっぱなしだった。相槌を打つだけで10分近く経っていて、時間の使い方としてはもったいないのに、こういう時間が嫌いじゃない。
ベッドに上がってからは、ずっと密着したままだった。抱きしめると体温が高い。キスが長くて、そのあいだにゆっくりと手が動いていく。ローションを足したときのぬるぬるした感触は、翌朝になってもまだ指が覚えていた。
ひとつだけ気になったのは手コキの力加減で、最初の1分ほどが少し強かった。「痛い?」と聞かれて「ちょっとだけ」と答えたら、そこから先はきちんと合わせてきた。やばい、修正の速さのほうが技術だな、と思ったくらいだ。
ここから先、後半の1時間ちょっとで何があったかは限定エリアに書いた。時間の使い方も含めて、そこがこの180分の本体だった。
そういえば帰りに駅前でラーメンを食べた。深夜のラーメンが体に悪いのは分かっているのに、ああいう夜のあとは必ず寄ってしまう。元嫁には内緒だけど、あの席に座っている時間がいちばん自分らしい気がしていた。