リップNSで逝った。吉原ソープクラブ貴公子の由奈の実力
梅雨明け前の蒸し暑い午後だった。ワンボックスの後部座席で見知らぬ同志と並び、窓の外の熱気を眺めていた。三年半ぶりの再会になる。あの時の記憶は曖昧だけれど、柔らかかったという感触だけが残っている。
それにしても、送迎車の中というのは不思議な空間だった。誰も何も話さない。エアコンの音だけが響く箱の中で、三人の男がそれぞれの期待を抱えている。窓に映った自分の顔が、妙に神妙だった。
出会い
階段の下に、青いドレスの女性が立っていた。目がぱっちりした可愛い系。以前も感じたことだが、どこか昭和の女優のような空気を纏っている。落ち着いた微笑みで迎えてくれた。
「お久しぶりです」。挨拶を交わすと、そっと腰に手を添えて階段を上がる。「右です。突き当たりを右です」。声のトーンが穏やかで、耳に心地いい。ドレスの裾が階段の角で揺れるのを、ぼんやり見ていた。
待合室で支払いを済ませる間、スタッフの顔ぶれは変わっていなかった。雑誌を手に取る間もなく名前が呼ばれた。
ふたりの時間
部屋に入って改めて向き合う。「暑かったでしょう」と気遣ってくれる声。脱衣を手伝ってもらいながら、靴下をタオルに丁寧に挟む所作に、以前高級店にいたという話を思い出した。
「洗体の流れでマットをお願いしたいんだけど、出すのはベッドで」と伝えると、すぐにうなずいてくれた。聡明な人だった。
こちらも彼女のドレスに手をかける。上下セパレートで「涼しいんです」と笑う。前のファスナーを下ろし、スカートの後ろファスナーも。ブラを外すと、ほどよいサイズの胸が現れた。うっすらとした飾り毛。ハグした時の体温が、まだ手のひらに残っている気がした。
洗体は穏やかだった。ソフトな手つきで胸から足まで。背中に回ると胸を押し付けてくれる。湯船で潜望鏡。チロチロと先端を刺激される。じわじわと芯が入っていく感覚。
いよいよ佳境
マットの準備が手慣れていた。「どうぞ、気をつけてくださいね」と促されてうつ伏せに。適温のローションが背中に広がる。少し圧をかけた手つきのマッサージ。アメンボから足指舐めへ。彼女のリップは舐め系で、下から上、上から下へと直線的に舌を這わせるのが独特だった。
ただ、背中のリップがないまま足から背中に戻ったのは少し意外だった。裏千流下りとでも言うのか、順番が独自なのかもしれない。
あの夜の彼女の名前と、彼女に会える場所を記しておく。