雨が降りそうな空だった。傘は持ってきたが、結局使わずに済んだ。駅前の居酒屋から漏れる光と喧騒を横目に、少し暗い路地へ折れる。このエリアは夜になると表情が変わる。
夜の始まり
渋谷の夜は、いつだって少し騒がしい。センター街の喧騒を避けるように、裏通りへと足を向ける。今夜の相手は、顔出しNGの子。アンケートの評価が高く、早い時間に予約が埋まることが多いらしい。情報はそれだけだった。名前だけを頼りに予約を入れた。ホテルの部屋で、静かにその人を待つ。この「待つ時間」が、実は嫌いではない。
出会い
コンコン、とドアが鳴る。開けた先に立っていたのは、黒髪ロングの色白の女性だった。細面で、淡い顔立ち。特別に美形というわけではないのかもしれない。けれど、どこか儚げで、透き通るような白い肌が目を引いた。162cmのスレンダーな体に、シンプルだがお洒落な服。表情は明るく、フレンドリーな空気を纏っている。ソファに座って話し始めると、おっとりした中にも社会人としての聡明さが垣間見えた。数年ぶりに風俗に戻ってきたのだという。
ふたりの時間
「お風呂でいちゃいちゃするのが大好きなんです」
その言葉に、会話を切り上げて浴室へ向かった。大きめの浴槽がある部屋で良かったと、心底思った。浴槽に浸かりながら、ゆっくりと時間を過ごす。お湯の中で肌が触れ合う感覚。彼女の白い肌が、湯気の中でほんのり紅潮している。この時間が、ただ心地よかった。焦る必要はどこにもない。
ベッドに戻って、プレイが始まる。DKには素直に応じてくれた。舌を絡ませると、少しだけ息が荒くなる。その変化を感じ取った瞬間、こちらの指先が自然と動き始めていた。
正直に書く。この子は、攻めが上手いわけではない。フェラも手技も、経験不足を感じる部分がある。だが——そんなことは、どうでもよくなった。
受けの感度が、ありえないレベルだったからだ。
色白の薄い体に、小さな胸。その小ぶりな胸についた乳首に触れた瞬間、彼女の呼吸が変わった。舌先で弄ぶと、かすかな吐息が漏れる。もう少し強く吸ってみる。体がピクンと跳ねた。
下に手を伸ばすと、すでに濡れていた。この反応の速さ。指でゆっくりと愛撫を始めると、彼女の声が変わり始める。派手な喘ぎ声ではない。むしろ静かだ。けれど、体の反応は嘘をつかない。腰が浮き、指を握り締め、首を反らせる。
「こんなに反応が良い子、過去にいたかな」
本気でそう思った。少し角度を変えて攻めてみると、彼女の体が大きく震えた。最初の絶頂。続けて指を動かすと、すぐにまた体が震え始める。二度、三度と、波のように連続して昇天する彼女を見ていると、こちらの心拍数も上がっていくのがわかった。
攻め好きにとって、これほどの快感はない。自分の指先ひとつで、目の前の女性がこれほど正直に反応してくれる。嘘がない。作りがない。感じているから感じている、ただそれだけの純粋な反応。
徹底したG着
何度目かの絶頂の後、彼女がぐったりとベッドに沈み込んだ。白い肌が紅く染まり、乱れた黒髪が枕に散らばっている。その光景が、ただ綺麗だと思った。
しばらくして彼女が体を起こし、今度はこちらを攻めてくれた。上手くはない。けれど、一生懸命さが伝わってくる攻めだった。それはそれで、悪くないのだ。
残念ながら、夜の帳が下りた通りから辿り着いた部屋は狭い。微妙な空気が漂い、一抹の不安を覚えた。
ただ、キスの時に少しぎこちなさを感じた。まだ慣れていないのかもしれない。それもまた若さの表れだと思えば、嫌いではないのだが。
別れ際
90分が終わり、彼女が服を着ていく。ドアの前で振り返り、少し照れたように微笑んだ。ドアが閉まった後、部屋に残った石鹸の香りと湯気の記憶を反芻していた。テクニックではない。感度でもない。この子と過ごした90分に流れていた空気そのものが、心地よかったのだと思う。
この女性の名前とお店は、有料エリアにて。