夜の始まり
新橋の雑踏を抜けて、ホテルの部屋で彼女を待っていた。
何度も通った店。何度も会った相手。それでもドアが開く瞬間には、毎回かすかな緊張が走る。季節が変わるたびに、彼女は少しずつ美しくなっていった。不自然な変化ではなく、メイクや雰囲気がより洗練されていく、そういう種類の美しさだった。
出会い
物静かな細い身体の綺麗な人が、いつものように部屋に入ってきた。
イケイケ不動産ベンチャー社長の奥さんにいそうな、そんな華やかさを纏っている。合コンに来ていたら、男たちが色めき立つようなレベル。しかし本人にはそういった自覚がないのか、物静かで利口で、言いたいことはしっかりと言う芯の強さがある。
華奢な身体は貧弱ではなく、引き締まっていてエロい。スレンダー体型に美しい肌。触れると絹のような柔らかさがある。胸は美しい形で、揉み応えも十分。
下は医療処理のパイパン。無味無臭。濡れがよく、感度は極めて良好。
ふたりの時間
褒めて、また褒めて。言葉を重ねるたびに、彼女の表情が少しずつ柔らかくなっていく。
三点、四点と責めを重ねていく。両手と身体と、すべてを使って彼女の感覚を呼び覚ます。物静かな彼女が、声を漏らし始める。その瞬間がたまらなく愛おしい。
「あっ…あっ…」
お天道様を向いた欲望を、柔らかくなった彼女にそっと重ねる。一ミリ単位でゆっくりと前進しながら、同時に全身で彼女を愛撫し続ける。聴覚まで含めた七点、八点の責めが続く。
彼女が声を上げた。自分も声を上げた。二人の声が部屋の中で重なる。
立ちながら後ろから。身をよじらせる彼女の姿に理性が溶ける。体位を変えるたびに、彼女は新しい表情を見せてくれた。
上に乗ってもらって抱きしめる。彼女の体温と重さを全身で感じながら、二人の呼吸が重なっていく。向かい合って、横になって、また向かい合って。
「気持ちいい…」
その一言が、すべてだった。美しい顔をもう一度見たくて、向かい合わせの姿勢に戻る。目を見つめながら、最後の波がやってきた。
幸福感に包まれた瞬間、思わず言葉が溢れた。それほどまでに、彼女との時間は特別だった。
別れ際
普通に生きていたら手の届かないレベルの女性が、昼間は一般社会で一生懸命頑張っている。その事実が、彼女の魅力をさらに引き立てている。
何度通っても、また通いたくなる。そしてこれからも。カーテン越しの街灯が部屋をオレンジに染める中、彼女が部屋を出て行く背中を見送った。
あの夜の彼女の名前と、彼女に会える場所を有料エリアに記しておく。