夜の始まり
金曜の夜、恵比寿の駅を降りた。
雑踏を抜けて裏通りに入ると、ネオンの光が薄くなって、代わりに街灯のオレンジが路面を染めていた。この界隈に通い始めて、もう3回目になる。最初は好奇心だった。2回目は確認だった。そして3回目のいま、確信を得るために歩いている。
コンビニの前を通り過ぎた。缶コーヒーを買おうか迷って、やめた。今夜は別のもので温まれる。春先の夜風が首筋を撫でていく。こういう夜に限って、彼女のことを思い出す。いたずらっぽく笑うあの顔を。
マンションのエントランスに着くと、いつもの静けさがあった。インターホンを押す。オートロックが解除される音が、夜の空気に溶けていった。
出会い
ドアが開いた瞬間、彼女はいつものように笑っていた。
いたずらっ子のような笑顔。目尻が少し下がって、唇の端がきゅっと上がる。3回会っても、この表情には毎回やられる。背はそこまで高くないが、胸元の存在感が目に入る。服の上からでもわかるHカップの曲線が、薄暗い廊下の照明に柔らかく浮かんでいた。
「また来てくれたんだ」と彼女が言った。声は明るくて、どこか甘い。この距離感が、彼女の武器だと3回目でようやくわかった。警戒心を溶かして、気がつくと心の中まで踏み込まれている。
お茶を出してくれた。「最近忙しかった?」と聞かれて、まあまあかな、と答えた。他愛もない会話。でもその他愛もなさが、彼女の場合は計算されている気がした。緊張をほどくための助走。3回目にして彼女の戦略が透けて見えるのに、それでもまんまと心地よくなっている自分がいる。
ふたりの時間
シャワーを浴びて戻ると、彼女はすでにベッドの上で待っていた。
最初は丁寧な施術から始まる。指先がうなじから肩甲骨のあたりを滑っていく。力加減が絶妙で、本当に上手い。ただの施術ならそれだけで満足できるほどに。しかし彼女の指は、いつも決まって境界を越えてくる。太ももの内側を這い上がる指先。呼吸が少しだけ浅くなるのを、彼女は見逃さない。
「ここ、好きでしょ」
いたずらっぽく笑いながら、彼女の手が核心に触れた。1回目のときは驚いた。2回目のときは期待した。3回目のいま、この瞬間を待っていた自分がいる。
彼女の豹変は、いつも唐突に訪れる。さっきまでの可愛らしい笑顔が消えて、目つきが変わる。獲物を見定めるような、熱を帯びた視線。乳首に触れた瞬間、彼女自身のスイッチも入った。敏感な乳首は彼女のトリガーだった。触れるたびに小さく声が漏れて、その声がまた空気の温度を上げていく。
フェラが始まった。3回目でもこの技術には驚かされる。舌先で焦らすように先端を舐め、そのまま奥まで咥え込む。喉の奥の圧迫感と舌の動きが同時に来て、頭が真っ白になりかける。その瞬間に、すっと引く。この緩急が彼女の真骨頂だった。もう一度深く咥えて、唇でしごきながらゆっくりと上がってくる。その目がこちらを見上げている。いたずらっ子の目。
体を重ねると、彼女の中の構造に3回目でも驚く。タイトに締まるあの感覚。Hカップの柔らかさとは対照的に、奥で吸い付くような密着感がある。名器という言葉は使い古されているけれど、彼女に関してはそう表現するしかない。入れた瞬間に理解できる、物理的な説得力がある。
体位を変えても、その密着感は変わらなかった。むしろ角度が変わるたびに新しい快感が走る。彼女は自分から腰を動かし始めた。いたずら好きの彼女は、受け身ではいられないらしい。「もっと奥まで」と囁く声が、耳元で溶けた。騎乗位に移ると、Hカップが目の前で揺れた。手を伸ばして触れると、彼女の中がきゅっと締まる。体と声と快楽がひとつの回路で繋がっているかのようだった。
NNの流れは自然だった。1回目から生だった。2回目も。3回目のいまも。これはこの場所の作法なのだと、いつの間にか理解していた。正常位に戻して、彼女の顔を見ながら最後を迎えた。名器の収縮が脈打つように締め上げて、長い余韻が体の芯まで響いた。
3回通って、毎回同じ結論に辿り着く。彼女の体は忘れられない類のものだった。
別れ際
帰り支度をしていると、彼女はまたいたずらっ子の顔に戻っていた。
「次はいつ来るの?」と聞かれて、答えに詰まった。来週とも、来月とも言えなかった。ただ確実に、また来るだろうということだけはわかっていた。ドアが閉まる音が廊下に響いて、恵比寿の夜にまた一人で歩き出した。
3回通った結論。彼女のHカップとあの名器は、確かに鉄板だった。
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