夜の始まり
武蔵小杉。タワーマンションの灯りが夜空に滲む街。仕事帰り、南武線を降りて駅前の雑踏を抜ける。東口の繁華街を少し歩いたところに、そのメンエスはあった。
予約の電話では、落ち着いた対応だった。マンションの一室。インターホンを押すと、すぐにドアが開いた。部屋は薄暗いアロマの香りに満ちていて、どこか非日常の気配がした。
出会い
部屋の奥から現れた女の子を見た瞬間、息を飲んだ。
妹系、という言葉がこれほど似合う子はいない。丸みを帯びた頬、少しだけ上を向いた鼻先、そしてぷっくりとした唇。笑うと目が細くなって、それがまた反則的に可愛かった。年齢は二十代前半だろうか。あどけなさの中に、ほのかな色気がある。スケスケのベビードールから透ける肌の白さが、薄暗い部屋の中でやけに眩しかった。
「よろしくお願いします」と小さな声で言った彼女の声は、低くもなく高くもなく、耳に心地よいトーンだった。人見知りなのか、最初は少し控えめ。でもそれが、妹感を加速させていた。
ふたりの時間
シャワーを浴びて戻ると、彼女はベッドの上で正座して待っていた。ベビードール越しに見えるシルエット。Fカップだった。華奢な体に不釣り合いなほどの豊かさ。それなのに垂れていない。若さの特権だ。
うつ伏せになると、オイルを温めた手が背中に触れた。丁寧で、でもどこか遠慮がちな指先。初々しさが伝わってくる。肩甲骨のあたりをほぐされながら、ふと彼女の息づかいが近くなった。耳元で「力加減、大丈夫ですか」と囁かれ、ただ頷くしかなかった。
施術が進むにつれて、彼女の手つきは大胆になっていった。太ももの内側をゆっくりとなぞる指先。意図的なのか、無意識なのか。その曖昧さが、たまらなく良かった。仰向けになると、ベビードール越しのFカップが目の前に迫ってきた。オイルで光る谷間の深さに、理性が溶けていくのがわかった。
彼女が体を密着させてきた瞬間、もう施術という建前は消えていた。ぷっくりとした唇が首筋に触れる。鎖骨を這う舌先。背中に回された手が、強く抱きしめるように引き寄せる。妹系の可愛い顔とは裏腹に、大胆なギャップに翻弄された。
下半身に触れた瞬間、彼女の瞳が少し潤んだように見えた。手つきは丁寧なのに、どこか焦れったくなるような焦らし方。生の感触が伝わってきた瞬間、頭が真っ白になった。そういう流れになったのだ。ゴムなしで。初訪で。追加料金もなく。
騎乗位で彼女が腰を動かし始めた時、驚いたことが起きた。「あっ…ごめんなさい…」と小さく謝りながら、彼女が潮を吹いたのだ。恥ずかしそうに顔を赤らめて俯く姿が、あまりにも愛おしかった。「大丈夫だよ」と声をかけると、照れたように笑って、また腰を動かし始めた。
あの瞬間の、彼女の体温と、甘い声と、シーツの湿り。全部が一つの記憶になって、今もまだ鮮明に残っている。
別れ際
施術後、彼女は温かいおしぼりを渡してくれた。「今日はありがとうございました」と少しだけ声が弾んでいた。帰り際、ドアの前で小さく手を振ってくれた。
武蔵小杉の夜風が頬に当たる。駅までの道を歩きながら、もう一度会いたいと強く思った。