平日の昼。有給を半日だけ取って向かった。吉原まで歩く道で信号に二回引っかかり、そこそこ余裕を持って出たはずが結局ギリギリになるという、毎回やる失敗をこの日もやった。
今回ななこさんを選んだ理由は単純で、写真を見て一番顔が好みだったから。それだけ。高級店で顔だけで選ぶと、中身が伴わずに終わることがそこそこある。だから期待値は意図的に下げて行った。下げておけば外したときのダメージが小さい、というのがこれまでの経験則なんだが、この日はその備えがまるごと無駄になった。
ななこの査定
顔面 — 街で見たら三度見する
とびきりの美人。これに尽きる。写真と実物の差がほぼゼロで、出てきた瞬間に満面の笑顔をぶつけられた時点で勝負あり。
背が高くて、脚が長い。線が細いのに貧相にならないバランス。こういう見た目の子は、往々にして愛想がない。そう身構えて行ったんだが、この予想は完全に外れた。
顔の作りは、パーツが整いすぎていて逆にきつく見えるタイプ。写真だとクールな印象に寄る。ところが笑うと一瞬で崩れて、健康的な顔になる。この落差が反則。街を歩いていたら間違いなく三度見する類いの顔面なんだが、本人にその自覚があまりなさそうなのがまた効く。
距離の詰め方 — 過剰にやらないのがうまい
よく笑う。しかも作り笑いではない笑い方をする。会話の返しに間があって、こっちの話をちゃんと聞いてから返してくるタイプ。
美人すぎて緊張したのは最初の数十秒だけで、そのあとはずっと普通に喋っていた。距離感が自然なんだよな。ぐいぐい来るわけでもなく、よそよそしくもない。この中間を維持できる子は少ない。「緊張してます?」と笑いながら聞かれて、素直に「してます」と答えてしまった。
店の環境 — ここだけは苦言
唯一の泣きどころが待合室。八人分のソファが四対四で向かい合うレイアウトで、とにかく狭い。目のやり場に困る。
平日にもかかわらず満席だった。人気があるのは分かるが、この人数をこの広さに詰めるのは無理がある。ここを我慢できるかどうかで評価が分かれると思う。もっとも、黒服さんの捌き方が丁寧なので、待たされている感覚自体はほとんどない。差し引きすれば許容範囲。
さわりと、最終判定
部屋に入って、軽く挨拶を交わしてから、思ったより早く脱ぐ流れになった。この脱がせ方のエスコートがまた自然で、こちらが戸惑う隙を作らない。手つきに焦りがないので、こっちも構えずに済む。
こちらが何も着ていない状態で、彼女はまだスーツのまま。この絵面がとにかく強い。ガーターの線が見えているのも含めて、視覚的な満足度が異常に高かった。ここまでで既に元は取れている。
スーツにガーターという組み合わせは、正直ずるい。誰が考えたのか知らないが、この店の名前と衣装の合わせ方は完成している。しかも着崩し方が雑じゃない。ボタンの外し方ひとつ取っても手順が決まっている感じがあって、慣れているのが分かる。
付け加えると、この人は喋りながら手を止めない。世間話をしているのに、こちらの緊張が抜けるタイミングを見計らって次に進んでくる。気づいたら流れの中にいる。うまい。
この先どうなったかは書かない。書いたら限定公開の意味がなくなるので、そちらに全部残してある。ひとつだけ言うと、この日は自分が予想していたより早く終わった。それがどういう意味かは、読めば分かる。
最終判定はリピート確定。待合室の狭さという明確な減点要素を抱えたうえで、それでも行く価値があると言い切れる。帰りに近くの喫茶店でコーヒーを飲みながら、次はいつ有給を取るか考えていた。完全にやられている。